写真速報 : 金大中氏を追悼する集いに400人 | |||||||
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韓国元大統領の金大中氏は、今年8月18日に病気のため85歳でなくなった。 11月13日、東京・浜離宮朝日ホールで「故韓国大統領 金大中氏を追悼する集い」が開かれ、各界代表や市民など約400人が集まった。政界からは、河野洋平・村山富市・冬柴鉄三・仙谷由人・福島瑞穂の各氏らが参加。また、韓国からも駐日韓国大使や丁世均氏(韓国民主党代表)・韓勝憲弁護士など、多数の関係者が訪日した。 日本で起きた拉致事件などを含む金大中の生前の姿を綴った15分のDVDが上映されると、会場にすすり泣く声が広がった。 発言者からは、5度の死線を乗り越え、韓国と世界の「民主主義と平和」に大きな貢献をした金大中氏に惜しみない賛辞が贈られた。追悼の言葉で和田春樹東大名誉教授は、金大中氏の業績として「民主主義・祖国統一・日韓関係」の3つの分野で「大きな扉を開けた人」と高く評価した。とくに草の根の日韓文化交流に道を開き、民衆レベルの交流・理解が格段に深まったことを指摘した。 金大中氏と共に投獄された韓勝憲弁護士は、「韓国は大統領候補が死刑囚となり、死刑囚が大統領になる国。でもそうした流れの中で歴史が正されてきた国でもある」と前置きして、金大中氏の歩みと知られざるエピソードを語った。 崔善愛さんの追悼ピアノ演奏(ショパン)、沢知恵さんの献歌(朝露など)のあと、参会者は全員で、「We Shall Overcome」を日本語・英語・韓国語でうたい(写真上)、平和と民主主義のためにたたかった金大中氏を偲んだ。 最後に登壇した金大中夫人の李姫鎬(イヒホ)女史(写真上)は、「1980年に死刑判決を受けた時、全斗煥は “軍事政権に協力すれば命を助ける。大統領以外ならどんな地位にもつける”と懐柔した。その時夫は“私も死ぬのはこわい。しかしここで妥協したら、歴史と国民から永遠に葬られてしまう。私は歴史と国民の中で永遠に生きていきたい”と言って拒絶した。夫は民主主義への確固たる信念を持っていた」と金大中氏の真髄を語った。(M) Created by staff01. Last modified on 2009-11-14 02:06:14 Copyright: Default |