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LNJ Logo 写真速報 : 「国労バッジは はずせない!」辻井さん本人尋問
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News Item 0518hokoku
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「国労バッジは はずせない!」辻井さん本人尋問(神奈川地労委)に、支援者50名!

5月18日、神奈川県労働委員会でJR東日本でただ一人国労バッジをつけ続けている辻井義春さん(JR京浜東北線 本郷台駅勤務)の証人尋問(主尋問)が行なわれ、労働者、市民50名が傍聴にかけつけた。

証人尋問では、先ず辻井さんへのJR東日本のすさまじい処分の実態が明らかにされた。処分は1987年に国鉄が分割民営化され、JRが発足してから立て続けに行なわれてきた。現在では出勤停止10日間(昨年11月)まで課せられるところまできている。そのことによる収入減は天井知らずである。例えば出勤停止10日間で約10万円カット、更にそれは夏・冬の一時金に跳ね返り15%カット。そして攻撃は、昇給カットから昇給停止にまで波及した。現在辻井さんの給与は、同年齢のJR社員の平均より6万円以上の低さである。これは、年間にして100万円以上の減収を強いられていることを意味する。

にもかかわらず何故辻井さんは国労バッジを着用し続けるのか?その点も証言のなかで明らかにされた。分割民営化の過程で同じ職場で働いていた二人の国労組合員が、駅長から「暴力事件」と「職場放棄」をでっちあげられJR不採用、実質解雇された。この事件では、神奈川県労働委員会でJR側に非があるとして二人の採用するようにとの労働委員会命令が出たのだ。しかしJRは、二人を採用していない。そのことへの怒りがバッジ着用の原動力となっていたのである。

さらに辻井さんが強調したのは、JRの社会的責任である。信濃川発電所におけるJR東日本の違法取水の問題をとりあげ、「JRは全く自浄努力をしていない。物言えない職場で、何がリーディングカンパニーだ」、と憲法、労働組合法を全く守らないJRの基本姿勢を批判した。 そして最後に辻井さんは、ここまでがんばれたのはお連れ合いのお陰だと妻のまゆみさんにメッセージを送った。「普段から地獄の底までついていくと言われ、でも退職金出るの?とも言われてきたその妻を、天国に連れて行きたい。そして生まれ変わっても一緒になりたいと思わせたい」と。

次回は、辻井さんへのJRからの反対尋問です。たくさんのご支援、ご参加をお願いします。(湯本雅典)

次回労働委員会 

6月15日(月)15時〜17時 辻井義春さんの証人尋問(反対尋問)
神奈川県労働委員会 みなとみらい線日本大通下車(出口3)
(横浜市中区日本大通7 日本大通7ビル4階 045-210-8524)

*辻井さんの闘いを記すDVDビデオ「国労バッジは はずせない! 辻井義春の闘い」(税込1000円)発売中です。ご希望の方は以下までどうぞ。 yumo@estate.ocn.ne.jp

動画(UnionTube)

↓国労マーク入りのネクタイを着けて証言にたった辻井さん

↓妻のまゆみさんも応援に

↓主尋問をした渡辺弁護士

↓傍聴の感想を語る根津公子さん

↓国労闘争団の佐久間忠夫さん


Created by staff01. Last modified on 2009-05-19 02:23:32 Copyright: Default

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