2・8集会に参加して〜都教委の主張に登場した憲法1条 | |||||||
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佐々木有美です。 都教委包囲・首都圏ネット主催「2・8総決起集会」に参加しました。全国各地の報告を聞き、とても励まされました。それにしても、分限処分、主任教諭、人事評価、教員免許更新制、学習指導要領問題等々と、日の君問題以外にもいとまない攻撃にさらされている現場の方々のたいへんさは想像に余りあります。日教組が闘いを放棄しているような現状で、自らの良心に従って行動し闘っている皆さんこそ「地の塩」「地上の星」とおもいました。 東京の被処分教員・近藤順一さん(写真上)の報告には驚きました。いくつかの君が代裁判の最終準備書面で都教委側が憲法を強制の「背景根拠」としているというのです。都教委は「わが国は、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して・・・」という憲法前文をひいて「この目的実現のために必要になるのは、日本人として自覚し、国を愛する心を持つこと」(都教組八王子支部3人の戒告処分取消等請求事件)と言い、また「天皇は日本国および日本国民統合の象徴であることが明確に定められているのであるから、日の丸・君が代が国旗・国歌として定められたということは、日の丸・君が代に対して、憲法が掲げる平和主義、国民主権の理念の象徴としての役割を期待しているということである。したがって、入学式・卒業式等において国歌斉唱等を実施することは、こうした国旗・国歌に対する正しい認識を持たせ、それを尊重する態度を育てるためのもの」(根津・河原井停職処分取消等請求事件)と結論しているのです。 まったくのこじつけ、非論理で頭が痛くなりそうですが、憲法1条(象徴天皇制)が登場したところにわたしは言い知れぬ恐さを感じました。天皇=象徴=日の丸・君が代の等式は、日の丸・君が代が天皇を象徴するものと堂々と宣言したに等しいのではないでしょうか。天皇も日の丸・君が代も「神聖にして犯すべからず」の時代を再来させないために、今できることをとおもいます。 Created by staff01. Last modified on 2009-02-09 11:06:18 Copyright: Default |