詳報 : 1・28京品ホテル闘争勝利! 連帯集会 | |||||||
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重苦しい雰囲気はまったくなかった。警察、ガードマンら1000名を動員した強制執行から3日。労働者の固いスクラムは、権力の暴力と互角にわたり合った。不屈の闘いは、廃業・解雇攻撃から、100日を突破した。 従業員をまるで虫けらのように扱う経営者の身勝手、横暴は、けっして許されるものではない。小雨のなか総評会館に集まった仲間たちは、最後まで闘いぬく誓いの拳を、力強く突き上げた。 ■希望のある闘いを 全国ユニオン・鴨桃代会長は、25日早朝から集まった仲間にお礼を述べ、「私たちは店を砦にしてきた。権力は私たちの闘いをこれ以上広げてはならないと決意して臨んできた」。「第2ステージはますます厳しくなるだろう。今日の昼、抗議集会をしたとき、ベニヤ板に『希望』と書かれているのを見つけた。これからも希望のある闘いを、力いっぱいやっていく」と語った。 鬼束忠則弁護士は、身体を張って強制執行と対峙した仲間に敬意を表した。裁判闘争で小林社長と社会全体に対して、闘いは続いていると訴えていきたい、と述べた。 港区職労、全労金、JR総連、全水道と連帯のあいさつが続いた。小田急バス労組の仲間は、「金本支部長の怒りと悔しさを共有している。日本の法律は経営者のために作られている。わずか300人の強制執行阻止の闘いは、全国の労働者に勇気を与えた。派遣村の闘いを花開かせる核にもなった。課題は大企業の労働者と、どうつながっていくかだ」と提起した。東部労組、日赤労組からの発言を受け、支部員たちがずらりと前に並んだ。 金本正道支部長がマイクを握った。「悔しい。でも私たちは、未来の若者たちのために、ここで負けるわけにはいかない。世の中の正義とは何か、人の正義とは何か。どうかみなさん、最後まで私たちと闘ってください」と訴えた。 ■現地闘争本部で、あの場所にこだわる 東京ユニオン・渡辺秀雄執行委員長は、「多くの人々がスクラムを組んだ。支部の仲間には初めての経験だった。国家権力のほうが上手だったが、私たちは統制がとれていた」と総括。「闘いは排除で終わりにはならない。鍵は私たちが握っている。勝利のキーワードは、ホテルの前にある。現地闘争本部を置く。あの場所にこだわっていく。自分たちの手で、第2ステージを作っていく。何よりも、勝ちにいく」と力強く決意を表明した。 社民党の福島瑞穂党首、渕上貞夫参院議員も激励の言葉を送った。「羅針盤も地図もない闘いだが、みなさんが地平を切り開いてきた。これからもがんばりましょう」。 発言のたびに、大きな拍手がわき起こった。会場は最後まで参加者の強い一体感と、みなぎる闘志に包まれていた。 (写真と報告/Y) *写真は、写真速報のページをご覧ください。 Created by staff01. Last modified on 2009-01-29 20:35:28 Copyright: Default |