レイバーネット例会報告〜民衆・労働側の映像の意味を探る | |||||||
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本日(5/18)、レイバーネットの例会「映像の力を考える」がSKプラザ地下ホールで開催されました。事前の問い合わせがほとんどなかったので、よくて10〜20名かと思っていましたが、結局30名も集まりました。うち半分が会員外でした。実際、映像をつくっている人などメディア関係者が多かったようです。 約2時間に及ぶ木下昌明さんの報告でしたが、半分の時間は映像(合計10本)で、引きつけられる内容でした。とくに、「意志の勝利」と「モダンタイムス」の対比、「どっこい生きてる」と「麦秋」との対比などは、映像による格差社会の対比として、見応えがありました。その後の質疑も活発でした。 「ファシズムと労働者側との映像のちがいはなにか」「ものすごく面白かったが、日本の映画で労働を扱う作品が少ないのはなぜか」「ドキュメンタリーを撮るばあい、撮られる側のプライバシーをどう考えるか」「観客側の居場所によって見え方が変わるのではないか」「学生で労働に関心がなかったが、映像が見たことで労働問題が身近になった」「セクハラ問題の作品をつくっているが、みえない証拠をどう映像化したらいいのか」などなど、質問・感想が相次ぎました。 木下昌明さんは、ヒトラーを賛美した「意志の勝利」をつくったレニ・リーフェンシュタール監督は、あらゆる演出を駆使して「美の追究」ということが最大の主眼になっている。それにたいして、われわれの映像は、「現実」であり、「食う・着る・寝る」といった生活そのものであり、きたなさも含めてさらけ出すことではないか。またすぐれた映像は民衆の代弁者になり、「複製」され「増幅」されることによって武器になる。とくに、ビデオの出現により映像が見るだけでなく、たたかいに欠かせない道具=実践としてのメディアになっているのではないか、という趣旨の報告をしました。 いずれにしろ、「映像+解説」というやり方が斬新で、大変刺激的な例会となりました。 Created by staff01. Last modified on 2008-05-18 21:31:56 Copyright: Default |