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根津さんをクビにしないで!都教委定例会報告

「河原井さん根津さんの「君が代」解雇をさせない会」 の吉田です。

私は今日ほど、家以外での場所でこれほどに怒りを 外に表出したことはありません。 本当に頭にきました。

私は教育委員会の定例会の抽選に外れたので、 会議が行われる30階のバリケードの前に、 ほかの50名ほどの人とともにいました。

バリケードのすぐ右向こうの部屋には、面会を望んでも 決して姿を見ることのできなかった教育長ほか教育委員 がいて、これから根津さんほか「君が代不起立」の処分が 検討されるのです。

なので、教育委員たちの耳に届け!と思いながら 「根津さんをクビにしないでー」「処分しないでー」 と何度か叫びました(写真)。

いよいよ秘密会の行われる前になって 傍聴者退出のためにドアが開かれてからは エレベーターホールに締め出されている人たちで、 声を限りに「根津さんをクビにするなー」 「処分するなー」「解雇するなー」と、 叫び続けました。

傍聴者も会議の開始時に、思い思いの言葉を 書いた布やゼッケンなどを2、3分間黙って掲げて 退室時には声も出してアピールしたそうです。

傍聴に入っていた人たちが中から出てきますと、 そこで、衝撃の事実を聞かされたのです。 なんと、この間、いくつも提出してきた 「根津さんを免職処分にしないで」などの要請書、 請願書、おまけに署名など一切が、教育委員の 手に渡っていなかったことが判明したのです。 本当に頭にきました。

定例会で、竹花教育委員が、 「君が代処分に否定的な日経新聞のコラムを たまたま読んだ。ほかにもそのような記事や 都民からの要請などがあるなら見せて欲しい」 というようなことを述べたそうです。

つまり、教育委員は何も知らないまま、 私たちの声の存在も知らされないまま 処分の決定の場に臨んでいたのです。

私は数名の人とともに、金井職員課任用係長に請願書と署名などが 教育委員の手に渡っていなかったことについて追及しようと 27階に降りましたが、金井氏は出てきません。 ほかの職員が「しばらくお待ち下さい」といったきり、2時間待てども 出てきませんでした。

あれだけ何度も「処分にかかわることだから必ず教育委員に渡して欲しい」 と頼み、最後には、請願書なら必ずや教育委員にわたるはず、と 各人宛てに「親展」と封をして「これなら教育委員の手に渡るよね」と黒田氏に 確認しながら渡しているのに、なおかつ、この間、 「請願書は教育委員に渡してもらっているよね」 と何度も確認をもとめてきたのに、です。

これまで彼らは、「適正に事務処理をしている」 「教育情報課から担当所管にあげるが、どのように処理するかは所管の判断」 「細かい事務手続きについては答えられない」等と言ってきたわけですが、 私はそれでも、請願書と署名は教育委員にわたるものと思っていました。 甘かったです。

職員課が握りつぶすなら、自分たちで直接教育委員にもって行くから 今すぐここに渡した署名と請願書を持ってきて!と職員課の職員に何度も 頼みました。まさか、シュレッダーにでもかけちゃったのか、金井氏が会議中なら 保管場所を聞いて誰でもいいから今すぐ持ってきて!!と何度も頼みましたが まったくなしのつぶてに終わりました。 あの署名や請願書が反映されないままに、このまま処分、そしてクビ!?かもしれない と思うと、本当に情けないです。こんなことなら……とぐるぐると思いが巡ってきます。

結局、彼らにはどのような「適正な手続き」をもってしても、 先に「決定ありき」だったのか、 いったいどうしたら私たちの声を教育委員に届けることが出来たというのか、 教えてよ!!! 本当に心の底から怒りがわいてきます。

そもそも、今日の職員の態度はどの人もふてぶてしいものでした。 若い職員は、支援者の一人が業を煮やして、「黒田氏を呼んできてくれよ」と 肩に手をかけたとたん、「イタイ、イタイ」とまったく大げさに体をゆがめて、まるで こちらが暴行を働いたかのように振舞いました。

にぎりつぶしといい、「当たり屋」っぷりといい、そして、第二庁舎の前の道路には パトカーと護送車と10名ほどの警官が待機している、 まさに、これぞ権力の横暴、というものを今日、しっかりと見ました。 判断材料として当然、教育委員が目を通しておくべき資料が 渡されていなかったのですから、これで下される処分は明らかに不当・無効のはずです。 再度審議をおこなってほしいです。

  1. 3.28

Created by staff01. Last modified on 2008-03-29 02:52:36 Copyright: Default

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