フランス事情〜新しい移民法をめぐって | |||||||
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フランスでは、新しい移民法についての論議が行われています。移民を規制するため、家族を呼び寄せるときに、親 子関係確認のDNA検査を義務づけ、ホームレス収容施設に、滞在許可のないものは入れないなどの提案が行われました。収容問題については、フランスの冬は厳しく、人道問題だとして撤回されましたが、DNA検査についての条項は残り、来週の議会で議論さ れます。 週刊誌「シャルリ・エブド」はDNA検査反対のキャンペーンを始め、「遺伝子を国家の管理のために使うな」という署名は、与野党の政治家や科学者の他、イザベル・アジャーニ、ジャンヌ・モロー、ミシェル・ピコリなどの俳優も加わり、すでに20万人分が集まりました。 昨日20日、「外国人と連帯する日」にフランス各地で、新しい移民法に反対するデモがありました。リヨンでは「ノンノンノン、追放!、ウイウイウイ、滞在許可!」というシュプレヒコールをしながら、およそ2千人が繁華街を行進しました(写真)。 18日には、12年ぶりの大規模なストライキがあり、各地の交通がマヒしました。公務員の年金加入期間を37年半から、40年間に延長する政府の方針に反対するストです。セシリア夫人との離婚が公表され、支持率も下降気味のサルコジ大統領は、野党勢力の対決の秋を迎えます。 Created by staff01. Last modified on 2007-10-22 14:35:14 Copyright: Default |