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LNJ Logo ミャンマー緊迫情勢で、在日大使館前抗議集会
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News Item 0927myan
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報告 大地実

自公連立政権よ! 軍事独裁政権に対する経済支援を止めよ!

 日本人ジャーナリスト、長井健司さん(50)も殺されたのに 、この国の主要マスコミがおざなりの報道しかしないならば、 自由で独立したジャーナリスト、報道機関はそのことを強く非 難し、主権者である市民に広く知らせ続けよう!

 9月27日、高級住宅地として知られる北品川・御殿山にあ るミャンマー(ビルマ)在日大使館前は、軍事独裁政権の弾圧に 抗議するビルマ人と市民、さまざまなジャーナリストたちで一 杯だった。抗議は連日行われている。

 日本の主要マスコミもかなり取材に来ていた。しかし、その 状況を主要テレビは一切報道しなかった。これは例により社内 の人権擁護感覚のない上司などからの圧力の結果であろう。こ れでは現場に取材に来ていた記者たちがかわいそうでないか。

マスコミよ! なぜ、おざなりの報道しかできないのか! 軍事政権による虐殺を詳しく報道せよ!

福田康夫自公連立政権よ! 軍事独裁政権に対して厳しく抗議 せよ! 軍事費に化ける経済支援を中止せよ!

追記
(9/28)

 NHKテレビが遅まきながら報道したが

 ようやく今日(9月28日)になってから、NHKがテレビニ ュースで、連日続いている在日ビルマ大使館前の軍事独裁政権 反対の抗議集会の状況をほんの少しだけ放映した。
 しかし、(70点以上を合格点とすれば)その内容を評価すれ ば20点程度のものでしかない。 日本人ジャーナリスト、長 井健司さん(50)が殺されたのは、至近距離からの意図した軍 による殺人であったことが映像ではっきりした。その加害責任 は軍事独裁政権にあるということであり、当初マスコミが「流 れ弾に当たった模様」との報道を流したが、それは誤報であっ たということである。
 今後も継続して関連情報などをきちんと報道し続けるか、散 発的情報でお茶を濁すか報道で終わらせるかを注視しよう。  

↓ミャンマー(ビルマ)大使館の門前で抗議声明を取材する報道記 者、ジャーナリストの群れ

↓北品川・御殿山にあるミャンマー(ビルマ)大使館 

↓軍事独裁政権の弾圧に抗議するビルマの人々

↓参加した人が持参していた弾圧の状況の写真

――――――――――――――――――――――

参照
 以下は、アムネスティからの緊急行動の知らせである。これ はマスコミも知っているはずだ。知らないというなら無能だ。

               「緊急」ビルマ緊迫情勢で、アムネスティ緊急行動
---------------------------------
木村です。

メールやFAXを使ってのアムネスティ緊急行動のお願いで す。 ただし、次のようなニュースが流れています。メールやFA Xは、つながるのでしょうか。

★18:37
デモ隊に発砲、2人負傷=投石で応戦、100人以上拘束− ミャンマー

★2007/09/27-13:21

ヤンゴンのインターネット遮断=弾圧情報の流出防止?−ミャ ンマー    【バンコク27日時事】ミャンマー郵便・通信省は27日朝 、ヤンゴン市内のインターネットを遮断した。遮断の解除時期 は不明。軍事政権による反政府活動の武力弾圧が国際社会から 激しい批判を受けていることから、弾圧情報の国外流出を防ぐ のが目的とみられる。

 アムネスティ緊急行動
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1465

UA 250/07  国際事務局発信日:2007年9月26日
AI Index: ASA
16/008/2007     期限:2007年11月6日
国名:ビルマ(ミャンマー)
ケース:拷問または虐待の恐れ/健康の懸念
対象者:ミンミンサン(女)国民民主連盟(NLD)メンバー
    パクコ(男)NLD議員(パコック選出)
    パパレイ(男)喜劇俳優
    ザガナ(男)(別名Ko Thura)喜劇俳優
    ティンアウン(男)NLD議員
    ティンコ(男)メイクティラのNLD青年メンバー
    ウィンナイン(男)政治家
    その他、僧侶を含む約300人

 9月25日の夜、旧首都ヤンゴン、第二都市マンダレイ、メイ クティラ、パコック、モゴックなどで、政権を握っている国家 平和発展評議会(SPDC)が抗議運動に対する弾圧を開始し たによって、約300人が逮捕されたと伝えられている。アムネ スティが得た情報によると、大勢の市民が身を隠したという。

 報道によると、何人かは9月24日夜に逮捕されたが、多くは 治安維持部隊の弾圧が激化してきたその後36時間以内に拘束さ れた。逮捕されたのはヤンゴンの50から100人の僧侶、パクコ 議員、そして少なくとももう一人のNLD議員である。NLD はアウンサンスーチー率いる政党である。また、複数名のNL Dメンバーや、有名な喜劇俳優であり元「良心の囚人」でもあ るザルガナなどを含む著名人も逮捕されたと伝えられている。 アムネスティは、彼らとその他の被拘禁者が、拷問や虐待を受 ける危険が極めて高いと考える。

 軍政関係者は報道に対し、少なくとも3人の僧侶がヤンゴン で死亡し、1人は銃で撃たれ、また残り2人は殴打の末に死亡 したと伝えた。非公式の情報筋がアムネスティに伝えたところ によると、最大50人の僧侶が負傷した。

 極度の緊張状態にも関わらず、数千の人びとが、軍政に対す る抗議行動を続けるために、引き続き僧侶らが主導する街頭デ モに参加している。僧侶らは、デモに近づかないように市民に 訴えていると伝えられているが、これは一般市民を守ろうとす るためである。

 治安維持部隊は、警棒でデモ参加者を殴り、5人以上の集会 の禁止令をものともせずに集まった群衆を解散させるために催 涙ガスを用い、空に向かって威嚇射撃をしていると伝えられて いる。

 背景情報
 平和的なデモは、石油価格の高騰を受けて8月に始まった。 デモの規模や参加者は急激に拡大した。パコックの町で僧が治 安部隊により傷つけられたという報道を受けて抗議行動を指導 しはじめた僧侶たちは、値下げ、政治囚の解放、深刻な政治的 対立を解決するための国民融和のプロセスを求めている。

 9月25日の夕方、当局は抗議行動参加者に対する弾圧を開始 した。60日間の午後9時から午前5時までの夜間外出禁止令を出 し、抗議行動参加者に対して法的措置をとるという警告も発し た。

 ビルマ(ミャンマー)における人権侵害は広範かつ組織的な ものである。子ども兵士、強制労働も含まれる。政治的反対者 を犯罪化する法もある。2006年の終わりには、反政権勢力の主 な指導者のほとんどが投獄ないし行政拘禁されており、それも 含め、1160人の政治囚が劣悪な状況の下で拘禁されていた。人 びとはしばしば令状なしに逮捕され、隔離拘禁される。拷問そ の他の残虐、非人道的かつ品位を傷つける取り扱いが、特に尋 問中や裁判前の拘禁時には、常態化している。政治囚に対する 法的手続は、公正な裁判に関する国際基準からは程遠い。被告 人はしばしば弁護人に会う権利を拒否され、検察は拷問で得ら れた自白に重きを置いている。

 アクション  英語あるいは母語で、以下の内容のアピールを作り、航空便 、航空書簡(全世界90円)、電報、ファックスあるいはeメー ルで、できるだけ早く送ってください。 > 同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用くだ さい。

 有名なザルガナやパク・コ議員などを含む何百もの僧侶や他 の平和的な抗議行動参加者たちが拘禁されているという報道に 懸念を示してください。

 当局に対し、犯罪と認められ得る嫌疑によって起訴されない 限り、彼らを即時無条件に釈放するよう求めてください。

 当局に対し、拘禁時にはすべての被拘禁者が公式の場所に拘 禁されること、そしてただちに弁護人、家族に面会できること 、また必要な医療措置がただちに受けられること、を保障する よう求めてください。

 当局に対し、被拘禁者が拷問や虐待を受けないことを保障す るよう求めてください。

 当局に対し、ビルマ(ミャンマー)にいるすべての人びとが 、国際人権基準に従い、嫌がらせや妨害、恣意的拘禁を受ける ことなく、表現の自由、集会および結社の自由を平和的に行使 できる権利を保障するよう求めてください。

 宛先
国家平和発展協議会(SPDC)タンシュエ上級大将(国防省気付 )
 State Peace and Development Council (SPDC)
 Senior General Than Shwe
 c/o Ministry of Defence, Naypyitaw, Union of Myanmar
 書き出し: Dear General

 ニャンウイン外相
 Foreign Minister Nyan Win
 Ministry of Foreign Affairs, Naypyitaw, Union of
 Myanmar
 Fax: +95 1 222 950
 +95 1 221 719
 Salutation: Dear Minister

 エーマウン検事総長
 U Aye Maung
 Attorney General
 Office of the Attorney General, Office No. 25,
 Naypyitaw, Union of Myanmar
 Fax: +95 67 404 146
 +95 67 404 106
 Salutation: Dear Attorney General

 キンイ准将(警察軍総監)
 Brig-General Khin Yi
 Director General, Myanmar Police Force, Naypyitaw,
 Union of Myanmar
 Salutation: Dear Director General

 コピーの宛先
 駐日ビルマ(ミャンマー)大使
 〒140-0001 品川区北品川4丁目8-26
 特命全権大使:フラ・ミン 閣下
 H.E. Mr. Hla Myint

 できるだけ早くアピールを出してください。期限を過ぎた場 合はUAセンターまでお問い合わせ下さい。

 (アピール例文)

 State Peace and Development Council (SPDC)
 Senior General Than Shwe
 c/o Ministry of Defence, Nay pyitaw, Union of Myanm    Dear General,

 I am deeply concerned at reports that hundreds of monks and other peaceful protesters, including well-known comedian Zargana  and member of parliament Paik Ko have been detained.

 I urge the authorities to release them immediately and unconditionally,  unless they are to be charged with recognisably  criminal offences.

 I call on the authorities to ensure that, while they remain in custody, all the detainees are held only in official places of  detention, and are given immediate access to lawyers, their families and any medical treatment they may require.

 I also call on the authorities to ensure that the detainees are not subjected to torture or any other ill-treatment.

 Lastly I call on the authorities to ensure that all people in Myanmar are able to peacefully exercise the rights to freedom of  expression, association and assembly without fear of harassment,  intimidation or arbitrary detention, in line with international human rights standards.

 Respectfully yours

 CC: Ambassador of the Union of Myanmar in Japan

 At 04:49 07/09/27, you wrote:

 アムネスティ・インターナショナル日本、ビルマチームから のメッセージ

 ビルマ情勢を憂慮される日本の皆さん、  そして在日ビルマ人のみなさん、

 ビルマ(ミャンマー)では、長い軍事政権の下で民主主義、 人権が守られない状況が続いてきました。ノーベル平和賞を受 賞したアウンサンスーチー氏がのべ十年以上の自宅軟禁となっ ているのもこうした状況のあらわれです。

 本年8月以来、民主主義を求める反政府デモが各地で起こり まじめました。こうした反政府デモは、9月後半に入り、同国 で深く尊敬される仏教僧侶が積極的に加わったため、加速度的 拡がっていきました。

 こういった情勢のなかで、心配されていたとおりのことが起 こりました。9月26日の午後、十万人以上になった反政府デ モに対して、軍事政権は催涙弾の発射や無差別逮捕などの弾圧 を加え、少なくとも、数人の死者が出ていると伝えられていま す。

 わたしたちはこういった事態を深く憂慮するとともに、以下 のことを呼びかけます。

(1)ビルマ情勢に関心を持ち、お知り合いの方たちと情報を共有 してください。 

(2)在日ビルマ人と協力し、抗議行動に参加してください。   

 私たちは同じビルマで起こった1988年の民主化運動に対し軍 事政権が残虐な弾圧を加え、多数の死者を出したことを忘れて はいません。今回の状況の中で88年のような事態は絶対に避け なければなりません。

 アメリカのブッシュ大統領は国連の演説の中でビルマの軍事 政権を強く批判しました。また、イギリスのブラウン首相は、 「今回の事態を解決するために即刻国連安全保障理事会を開く べきだ」と強く主張しました(いずれも26日の報道より)

 こうした国際社会の動きと、私たち一人一人の小さな働きか けが、ビルマ国内の人々を少しでも励まし、事態を好転させる だろう、と信じています。

 一番恐ろしく、またビルマの軍事政権を利するのは、私たち ビルマ国外にいるものの無関心なのです。この事態を看過する ことなく、どんな方法でも行動を起こそう、と強く呼びかけま す。

                 2007年9月28日

アムネスティ・インターナショナル日本  ビルマチーム

   (連絡先)090−7182−5594、


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