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News Item 20051220m1
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Kです。

香港でのWTO閣僚会議抗議行動について、ごくごく簡単に報告します。

全体の参加者は2万人ほどで思ったよりは多くはないのですが、韓国からの参加者が 非常に多く、その組織力と運動の組み合わせが際立った抗議行動でした。

激しいデモ・抗議行動をしたかと思えば、その翌日には静かな抵抗デモを繰り広げて、 連日の香港の新聞の1面を独占し続けています。

17日のデモはWTO閣僚会議最終日であったということもあって、特に激しいデモと なり激しい警察の弾圧がおこなわれました。

韓国の民主労総や農民団体のデモは、閣僚会議のおこなわれた会場前の道路上で座り 込みを始めたために、違法な集会をおこなったということで警察の弾圧はひどくなり ました。

私たちレイバーネット日本からの参加者を含めて数名は、危険を回避するために韓国 民衆による集会そのものには加わらずに、少し離れた道路脇で集会を見守るかたちを とりました。

ところが、警察は道路を完全に封鎖し、集会参加者および集会を見ていた人々をまと めて路上に監禁状態にしました。

私たちは集会参加者とともに朝まで路上に監禁されたうえに、翌朝には警察署に連行 されざるを得ない状況になりました。

18日朝から19日の夜にかけて警察に拘留されましたが、私たちのグループ4名は 大きく健康をくずすこともなく釈放されました。その間、日本から同行した多くの方々 に心配をかけましたし、私たちの釈放にむけてさまざまな方策を打ってくださったこ とを感謝したいと思います。

韓国の労働者・農民およびビア・カンペシーナ(国際的な農民運動団体で反グローバ リズム運動の最大の担い手)に結集するタイやインドネシア、台湾などの農民団体が 座り込みを続け、警察の催涙ガスなどの弾圧に平和的な集会がさらされるなかで、日 本から参加した私たちがその行動を見守るかたちで参加できたことは本当によかった と思っています。

私たちを釈放させるために尽力いただいた方々には感謝の言葉もありません。

今回の行動でさまざまなことを考えさせられました。 そのことを今後の日本での活動に活かしていきたいと思っています。


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