建交労西日本鉄道本部の声明 | |||||||
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声明 本日(4月25日)9時18分ごろ、福知山線(JR宝塚線)尼崎〜塚口間で 列車の脱線・転覆事故が発生した。 この事故により、死者39名・負傷者239名の方々が被害に遭われた (14時半現在。犠牲になられた方々に対し心から哀悼の意を表すると共に、負傷) された方々に対し一日も早い快復を願うものです。 現時点では、この事故の原因は明らかになっていない。しかし乗客を安全に 目的地まで輸送する義務と責任を持つ輸送業務としてあってはならない事故であり、 仮に人為的な要素が原因であるとするならば、 それは決して運転士一人の責任ではない。 定時運転確保のための回復運転や秒単位での遅れ時分の報告など、 運転士にとって1分の遅れは信じられないプレッシャーとなってのしかかってくる。 なぜかと言えば会社の労務管理と個人の成績となってはね返ってくるからである。 国鉄時代の列車は運転士と助士の二人で運転していた。 相次ぐ合理化で助士を廃止する一方、 設備面でどこまでフォロー出来てきたのか甚だ疑問である。 建交労西日本鉄道本部は団体交渉等を通じて、機会あるごとにJR西日本に 安全輸送確保のための意見や提案を行い、乗務員の長時間過密労働からの開放や、 さらにハイレベルのATS−P(自動列車停止装置)の導入などを求めてきた。 現時点では事故原因は明らかになっていないが、今後事故原因が明らかになった時、 何が原因であれ設備や個人の責任に帰することなく、 利用者・乗客を死傷させてしまったJR西日本の責任が厳しく問われることは 当然である。JR西日本は今こそ真の安全安定輸送を真摯に考えるときである。 我々建交労西日本鉄道本部は、引き続き公共交通としての JRの安全・安定輸送の実現のため奮闘するものである。 2005年4月25日建交労西日本鉄道本部 以上 Created bystaff0 and Staff. Created on 2005-05-13 05:10:56 / Last modified on 2005-09-05 03:16:59 Copyright: Default |