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「低成果者解雇」反対…ゴールデンブリッジ再ストライキ突入

586日最長の全面ストライキ後、4年ぶり…1月2日から部分スト

パク・タソル記者 2016.12.30 16:24

[出処:チャムセサン資料写真]

史上最長の全面ストライキ記録を作ったゴールデンブリッジ投資証券支部が4年ぶりに再ストライキを予告した。 使用者側が団体協約解約を通知して労働条件を後退させる改悪案を要求したためだ。 労組は2012年にも団体協約解約を強行する使用者側に反対し、586日という記録的な全面ストライキを行った。

ゴールデンブリッジ投資証券支部は、12月27日に組合員総会を開き、 組合員93.3%の賛成で団体協約締結のためのストライキを宣言した。 支部は1月2日から支部長の先導ストライキを始め、幹部が参加する部分ストを始める。 推移を見守りながら、ストライキの規模を拡大する方針だ。

使用者側は9月8日、労組に団体協約解約を通知した。 会社が要求する改正案によれば、業務低成果者、業務上指示違反者、業務上故意または重大な過失などを行った職員は解雇される。 労働界が強く反対する「低成果者解雇」の要求だ。 低成果者の具体的基準も不明で、労組は一方的かつ恣意的な解雇が日常になると憂慮している。 こればかりでなく、整理解雇を労組との「合意」から「協議」に変え、 勤続年数による表彰休暇と報奨金を削除しようという労働条件を後退させる案を要求した。 2012年に団体協約を解約して持ち出してきた改悪案をまた持ち出したのだ。

2012年にも会社は改悪された団体協約と「整理解雇合意」条項を「協議」に修正することを労組に強要し続けた。 労組が抵抗すると、労組破壊専門業者の創造コンサルティングを動員して労組破壊にも力を注いだ。

ゴールデンブリッジ投資証券支部のキム・ホヨル支部長は 「雇用が保障された者は最善を尽くさないという会長の平素の意地を、最近の政権の雇用柔軟化改悪試みに便乗して雇用の安全網を完全に除去し、 労働力を搾取してストライキをした職員を馴致するという意図」とし 「終局的には正規職をなくして非正規職だけで会社を運営し、雇用を保障せず、労組がなく、抵抗のない3無会社を作ると考えているようだ」と説明した。

一方、支部は10月と11月にソウル地方労働委員会に争議調整を申請し、 二回とも決裂して争議権を確保した。

ゴールデンブリッジ投資証券支部はストライキを予告するにあたり 「イ・サンジュン会長と、ナム・グンジョン代表理事が刑事処罰まで受けた前歴があるにもかかわらず、 ストライキ後、ストライキに参加した労組員に対する不法行為を続けて人事報復措置を取り、 また団体協約を解約」したとし 「国内の労働組合の中で二回も団体協約解約通知をした会社はゴールデンブリッジ投資証券だけ」だと使用者側を批判した。

2005年、ゴールデンブリッジ(株)を買収したイ・サンジュン会長は、 九老工業団地労働運動、保険労連広報部長などの「労働活動家」の履歴を打ち出して労組との共同会社経営を約束した。 共同経営の一環として労組との間で「ブリッジ証券(株)共同買収と経営に関する約定書」を締結したが、 会長就任後にこれを破棄して2012年には一方的に団体協約を解約した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-12-31 14:42:43 / Last modified on 2016-12-31 14:42:44 Copyright: Default

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