朴槿恵の3次談話は通じなかった。民主労総22万ゼネスト「即刻退陣!」

「財閥体制も変えよう」... 民主労総朴-崔順実ゲートに関与した財閥社の糾弾デモ行進

パク・ソンシク 2016.11.30 21:36

朴槿恵拘束の象徴物を引いて行進する民主労総組合員/写真ピョン・ベクソン

朴槿恵退陣! 朴槿恵政策廃棄! 民衆ゼネスト首都圏大会に集まった民主労総2万余の組合員と農民、露天商たち/写真ピョン・ベクソン

大統領が3次談話を発表し、国民の意思を拒否して国会に責任をまわしたことで、民心は国民をもてあそんだとしてまた怒った。平日なのにソウル市の光化門をはじめ、全国各地で朴槿恵(パク・クネ)退陣キャンドルが集まり、また週末の巨大なキャンドルデモを予告した。怒りの先頭に立ったのは民主労総だ。民主労総は大統領談話が発表された翌日の今日、22万の組合員がゼネストに突入し、ソウルで2万、全国で6万人が即刻退陣を要求するゼネスト大会とキャンドル集会を続けた。

露天商1500人が生業を休んでゼネスト大会に合流

民衆ゼネストと市民不服従の日と命名された今日の集会には、露天商、学生、農民、障害者、中小自営業者と市民団体も参加した。ソウルではいっせいに閉店した露天商1500人が市民不服従を宣言し、ストライキ大会に参加した。ソウル大の学生はストライキ休業に突入し、農民も各地域ごとのゼネスト大会に連帯した。中小商人非常時局会議に所属する自営業者も店ごとに大統領下野を要求するステッカーを付け、市民不服従に参加した。

ソウルのゼネスト大会が開かれたソウル広場は2万余の労働者と市民で埋め尽くされた。大会発言をした民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は「朴槿恵は任期の短縮ではなく即刻退陣させ、拘束すべき犯罪者だ」と力説し、成果-退出制の労働改悪、国定教科書、THAAD配置など「朴槿恵の政策も全面廃棄しなければならない」と主張した。

「財閥総師を拘束して全経連を解体しろ」、財閥社に糾弾ステッカーを付けて抗議

また民主労総の今日の闘争は、財閥も狙った。チェ・ジョンジン職務代行は、財閥が朴槿恵の「共犯であり、胴体」だとし「財閥総師の拘束と全経連の解体」を要求した。これに伴い、ソウル広場から始まって光化門広場に至るデモ行進は、主な財閥がある経路を通って行われ、サムスン、ロッテ、SK財閥関連のビルに抗議ステッカーを付けて落書きする糾弾行動も行った。

光化門広場では18時から民主労総組合員と市民など約1万人がキャンドルを灯し、繰り返し朴槿恵の「即刻退陣」を要求した。舞台では公演が続き、大学生の時局発言、金属労組と鉄道労組などの労働者たちの朴槿恵労働政策廃棄発言も続いた。文化祭の後、労働者と市民は青瓦台方向へとまたデモ行進を行い、内資洞ロータリーですべての大会を終えた。

一方、蔚山では87年の労働者大闘争以後、初めて現代重工の労働者がストライキ後にデモ行進を行い、現代自動車の労働者たちと合流した。スイス、ニュージーランド、フランス、カナダなどの韓国大使館前では、朴槿恵退陣と民主労総ゼネストを支持する海外の労働者による国際連帯行動も行われた。