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民主労総ハン・サンギュン委員長、曹渓寺でゼネストを組織

「民衆総決起の力と怒りで、公安弾圧突き抜けてゼネスト戦線に出よう」

2015年11月18日(水) 労働と世界 ホン・ミリ記者 gommiri@naver.com

▲ 11月14日「全泰壹烈士精神継承2015全国労働者大会」で大会発言をする民主労総のハン・サンギュン委員長。労働と世界資料写真。(c)ピョン・ベクソン記者

民主労総のハン・サンギュン委員長が、 曹渓寺で労働者ゼネストと第2次民衆総決起を組織する。

委員長は11月14日、 全国労働者大会と民衆総決起で労働者と市民を率いた後、 二日後の16日午後10時40分頃に曹渓寺に入った。

11月17日、ハン委員長は曹渓寺で組合員に書信を伝え 「民衆総決起の力と怒りで公安弾圧を突破し、ゼネスト戦線に立ち上がろう」と注文した。

委員長は「14日、われわれは窮地に追い込まれた資本家政権の野蛮な挑発を、 溢れる民衆の怒りにどうすればいいのかも分からずに殺人鎮圧をした公権力の有様を、 歴史教科書国定化と労働改悪で民生破綻、経済危機の責任をまぬがれようとする一握りの支配者どもの素顔を見た」と話し 「共に集まったわれわれすべての力を、共に戦えば勝つことができるという信頼、 何よりも挫折と屈従を拒否して戦うという多くのわれわれ自身を見た」と明らかにした。

続いて「13万の民衆総決起にあわてた政府は民衆の怒りを無視して狂気じみた公安弾圧を予告し、 当日連行された仲間たちへの拘束令状申請をはじめ、 民主労総と民衆総決起の参加団体すべてを狙う公安弾圧を始めた」と伝え、 「民主労総のゼネスト戦列を蹴散らそうとする彼らの弾圧に対し、 さらに大きな闘争で、不正な権力をひっくり返すゼネストで対抗しよう」と励ました。

委員長はまた「労働改悪阻止闘争は労働者の生存権を守り、韓国の民主主義を守る闘争であり、 労働改悪阻止ゼネストは新しい世の中を開く第一歩になるだろう」とし 「ゼネストの組織化に汗を流す組合員の仲間たちを信じる」と強調した。

民主労総委員長は11.14全国労働者大会に10万の組合員と共に参加し、 大会発言で朴槿恵(パク・クネ)に対して自由な解雇、一生非正規職の労働改悪を直ちに中断し、 国民すべてが反対する韓国史教科書国定化の告示を直ちに廃棄しろと要求し、 労働者のゼネストを叫んだ。

ハン委員長は11月14日、全国労働者大会と民衆総決起に先立ち 午後1時にプレスセンターの前で緊急記者会見を行い 「政治ストライキに対する朴槿恵ファシズムの不法な脅迫は恐ろしくない」とし 「拘束を覚悟してゼネストと第2次総決起を率いる」と明らかにした。

記者会見を終える頃、数十人の私服警官が飛びかかって捕まえようとしたが、 周辺に集まっていた民主労総組合員たちが激しく抵抗して委員長を援護した。 警察は労働者たちの闘争を指揮する民主労総委員長を逮捕するためにプレスセンター1階のエレベーターの中まで駆け込み、暴力の狂気を表わした。

朴槿恵政権は11.14民衆総決起で集まった労働者と市民の平和な集会とデモ行進を禁じ、 放水銃と不法な車壁で民衆の怒りを押さえ込もうとした。 警察の殺人的な放水銃の直射で農民ペク・ナムギ氏が意識を失って倒れ、 今も生死の境をさまよっている。 民主労総は民主総決起闘争本部に団結した団体と共に国家暴力を行った朴槿恵政府に対し、 最後まで責任を問う方針だ。

保守勢力のラッパ手を自任する東亜日報は 「曹渓宗が12月初めまでにハン・サンギュン委員長に出て行くようにと言った」と 悪意的な報道を行った。

民主労総のハン・サンギュン委員長は11月18日午前、 曹渓寺側に身辺保護を要請するとともに、 曹渓寺和諍委員会に現在の時局問題についての仲裁を要請した。

曹渓寺は今日の午前、曹渓寺内部会議を開き、 民主労総の仲裁要請について議論する予定だという。 民主労総は曹渓寺内部会議の結果を確認し、 今後必要な対策と立場を用意する計画だ。

※和諍委員会仲裁要請内容

「私たちが事前の了解なく曹渓寺に入った点をまず丁重に謝罪申し上げます。 民主労総は仏様の教えのとおり、社会的弱者、非正規問題など、 この地で一番苦しんでいる労働者の問題を解決するために努力しています。 しかし民主労総の委員長は今すぐ行き場がない状態になりました。 難しい条件でもいつも苦しむ衆生とともにされ、苦しむ彼らを抱いてきた仏様の広い慈悲の心で私たちを受け止めて下さることを大韓仏教曹渓宗と曹渓寺に切に要請差し上げます。 無礼で難しい要請ですが、仏様の和諍の気持ちで受け入れて下さることを繰り返し請願します。 ともに常に社会的弱者の問題に悩みながら、先頭に立っている曹渓宗和諍委員会に仲裁と大きな支援の要請を差し上げます。」/全国民主労働組合総連盟

民主労総ハン・サンギュン委員長
11月14日の全国労働者大会での発言

労働者民衆はすべてが我慢できないと叫んでいるのに
この国はすっかり歴史、理念、階級戦争で狂っていっている。

清算できない権力がよみがえった。
断罪できない歴史が繰り返されている。

資本とセヌリ党政権は民衆を弾圧し、 永遠に君臨するための戦争を始めた。

その行く手に障害になる民主労総を弾圧し、 歴史を改造し、維新を復活させようとする朴槿恵政権に対抗するために、われわれは総決起する。
総決起闘争に共にしてくれる民衆市民社会団体諸政党代表者の同志たちと 誇り高い民主労総の同志にごあいさつします。
闘争!

同志のみなさん、今、私たちには2種類の自信が必要です。
最初は、45年経っても多くの全泰壹がもがいている野蛮の 世の中を変えるために、自信を持って叫ばなければなりません。

資本主義のカーテンを引き裂くわれわれの闘争に連帯しろ!!!

死ぬほど働いても人間らしく暮らせない世の中は私たちが望む世の中ではなく、 その権力は私たちのための権力ではないのだから、 労働者民衆のための世の中は私たちが作ろうということだ。 労働者が立ち上がらなければ世の中は決して変わらない。

二番目は、 一人で激しく戦うという覚悟ではなく、一緒に戦えば勝利することができ、 不正な政権も追い出せるという自信を持とう。
戦っても変わらないという敗北のくびきをふり捨てよう。

同志のみなさんが今日の朝飯を食べ、寂しい財布をはたいて三百億以上を道端に敷きながらも上京してきたのは、 共に戦う同志が本当にいることを見たかったのでしょうし、 このままでは生きられないという怒りをきっちり見せつけたかったからだと信じます。

大きな気持ちを持って来たのですから、しっかり戦って帰りましょう。
今から夜遅くまで、ソウル市内のあちこちを労働者の道にしましょう。
いつでも労働者民衆が怒ればソウルを、いやこの国全体をマヒさせられるということを、はっきりと見せつけましょう。
それでも変わらなければ、2次、3次の総決起をして、 ゼネストで決着をつけなければと思いますが、 同志のみなさん、同意してくださいますか?
闘争!

一緒にこの道を行くという貴重な同志がたくさんいます。
韓国労総の労使政野合に反対する金属労連化学労連公共連盟委員長同志と 組合員同志が共に戦ってきました。

さらにあります。またまた民主労総の旗を掲げよう...
現代重工、健康保険、双竜車、マンド組合員と委員長同志も来ました。
熱い同志愛で熱烈に歓迎しましょう。

同志のみなさん、 45年前に維新独裁に対抗した全泰壹烈士のことを考えます。
もっと苦しく、空腹の同僚のことを先に考えて実践した暖かい連帯こそ、 この時代に最も切実な精神です。

連帯と闘争、非正規職を無視する沈黙の時間を反省して、 抵抗と闘争で復活させましょう。

全泰壹烈士の暖かい連帯を、 自分の工場から実践し、本当の二千万労働者の代表になりましょう。

民主労総を狙う政権が、社長に勝手に就業規則を変える権限を与えれば、 民主労組の団体協約はあってなくても同じという世の中になってしまうでしょう。

低成果者を退出させる刀の柄を社長が勝手に振り回す瞬間、 労働組合は組合員を保護できなくなります。
私たちすべてが仕事を止めるゼネストをしなければ防げない怪物です。
戦うべき時に戦い、民主労組を守りましょう。

民主労総は20歳の青年になり、 正規職5万と非正規職5万が共に集まり闘争する歴史的な今日をむかえました。
千万非正規職時代を終わらせ、労働が尊重される世の中を作るという覚悟で駆け付けた同志が感動であり、希望です。
非正規職の仲間たち、力が湧きませんか?
闘争!

労働改悪と歴史戦争は同じです。
日本人の銃刀を振りかざして東学革命軍を虐殺した権力は日本人の手先であり、 彼らは解放後清算されるどころか、今も労働者民衆を弾圧する絶対権力として君臨しています。
彼らには、恥も、民主主義も、経済民主化もありません。
セウォル号の真相も永遠に隠したいのでしょう。
だから親日独裁・反労働の歴史を変えようと血眼になっているのです。

悪い権力を変えるのは容易ではありません。
諦めることなく、できることから実践してみましょう。
まず、やさしいようで難しい宿題、600万票を本当に実現するように団結しましょう。
帰途、焼酎一杯飲みに行く食堂ごとにTV朝鮮が流れています。
腹を立てるだけでなく、静かに主人を呼んで、食事は本当においしいのに、 あのテレビのおかげで気分が悪い。ここにまた来ようか、どうしようか。 尋ねなければなりません。

罰金が恐くて闘うことが難しい世の中にも抵抗しなければなりません。
集会の時、写真一発写されれば罰金が3百、5百です。
この金額はなんと2兆ウォンを超えるそうです。
ちょっと苦しくても、体で払いましょう。
まず私が労役に行きます。
小さな行動でも、権力はひびが入ります。

同志のみなさん、私は今日、民主労総の委員長として朴槿恵政権にはっきりと要求します。
第一に、勝手に解雇、一生非正規職の労働改悪を今すぐ中断しろ!
第二に、すべての国民が反対する韓国史教科書国定化告示を今すぐ廃棄しろ!
第三に、財閥一人占め経済体制を廃棄して労働者の権利を全面的に認めろ! 最低賃金1万ウォン、常時持続業務の即刻正規職化、国民年金所得代替率50%に引上げ、 労働時間短縮、民営化を中断して社会公共性を強化しろ!

同志のみなさん!
政権に送る私たちの要求を勝ち取るために、すべてを賭けて闘争しましょう。 公共と民間、正規職と非正規職、教師と公務員まで、 労働者は誰もこの危機から逃げることはできません。
今日の総決起闘争で自信をつけて、12月の全面的なゼネストで政権を揺さぶり、 必ず勝利しましょう。

2015年11月14日は労働者民衆の大反撃の日です。
闘争のすべての責任は民主労総委員長が取ります。

恐がることなく、ソウルのすべての道路に出て行って、 市民と会って、何としてでも不正な政権の心臓部、青瓦台に進撃しましょう。

同志のみなさん、民主労総はすでに労働改悪の挑発が予想される12月のゼネストを宣言しました。 私は12月のゼネストを今日集まった10万同志の決意で打ち抜けると信じています。

同志の決意を込めて、民主労総委員長は宣言します。
民主労総は不当な政権に対抗し、今日の総決起闘争を始めとし、 12月には労働改悪阻止と労働が美しい世の中のために強力なゼネスト闘争に突入することを宣言します。
闘争!

国民に権力を! 労働者に権利を!
ありがとうございます。

原文(労働と世界)

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2015-11-19 06:00:05 / Last modified on 2015-11-19 06:02:33 Copyright: Default

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