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現代重工下請支会もスイスへ…「鄭夢準はFIFA会長の資格がない」

「現代重工の下請労働者問題を全世界に知らせる」

ユン・テウ記者 2015.09.23 16:50

▲金属労組現代重工社内下請支会が22日、蔚山市庁プレスセンターで記者会見を行った。[出処:蔚山ジャーナル ユン・テウ記者]

現代重工グループ筆頭株主の鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会名誉会長が国際サッカー連盟(FIFA)の会長に立候補したが、 現代重工下請労働組合はスイスに行き下請労働者問題の解決を要求する計画だ。

現代重工グループが下請企業に支払う既成金削減などで、 いわゆる「食い逃げ廃業」を誘導し、労災を隠すなど、 現代重工グループ内の下請労働者問題は解決していないのに、 不正など腐敗問題が起きた国際サッカー連盟を改革するというのは不適切だということだ。

金属労組現代重工社内下請支会は9月22日に蔚山市庁プレスセンターで記者会見を行い 「スイス遠征闘争団を構成し、鄭夢準大株主が国際サッカー連盟会長に立候補する資格がないことを暴露する」とし 「10月18日に出国し、国際労働機構(ILO)と大型船主社MSCがあるジュネーブと国際サッカー連盟本部があるチューリッヒで活動する」と明らかにした。

現代重工下請支会は 「私たちの要求は、下請労働者の労働基本権保障とKTK食い逃げ廃業問題の解決、 労災対策」とし 「不法が幅をきかせる非倫理的な経営で労働者たちが死ぬ問題は無視して 配当金だけを持って行く(鄭夢準名誉会長の)態度は非難されるのが当然だ。 責任を問う」と声を高めた。

現代重工下請支会は記者会見で、 現代重工グループの下請労働者労組弾圧と労災隠し、 構造調整の問題に言及した。

下請支会は「2003年に労組を作ったが、 労組に加入すれば懲戒解雇されたり所属企業が廃業する。 ブラックリストに載せられ、現代系列の会社への再就職も不可能になる」と労組弾圧の問題に言及した。

下請支会はまた 「現代重工グループが造船業種不況を理由として下請企業の構造調整を断行し、 業者の廃業を誘導している。 廃業する業者に所属する労働者たちは賃金が払われず一瞬で雇用を失う」と指摘した。

下請支会は最近立て続けに発生した重大災害の問題にも言及し 「2014年、現代重工グループで下請労働者13人が労災で死亡した。 今年も労災事故が発生しているが、現代重工グループは労災事故発生の事実を隠し、 むしろ労災保険料1000億ウォンの減免を受けた」と責任を問うた。

既成金削減により廃業した現代尾浦造船下請企業のKTKで働いていたキム・ヨンベ氏は、 この日の記者会見に参加して 「食い逃げ廃業問題を無視して元・下請企業ともに責任を回避している」とし 「現代重工の問題を世界に知らせるためにスイスに行く。 問題があるのを見て黙っていられない」と話した。

付記
ユン・テウ記者は蔚山ジャーナル記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-09-25 01:50:16 / Last modified on 2015-09-25 01:50:17 Copyright: Default

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