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「犠牲を甘受しても烈士闘争で労働弾圧を粉砕する」

チン・ギスン烈士対策委、「警察など関係機関の偏向的行動は座視しない」

ムン・ジュヒョン記者 2014.06.10 09:49

全州市内バス不当解雇者、故チン・ギスン労働者が6月2日に自決を試み、 34日間の意識不明状態の末に亡くなった中、 全国民主労働組合総連盟(以下 民主労総)と全北地域の市民社会団体が総力闘争を予告している。

民主労総などの労働組合と全北地域の市民社会団体は 「チン・ギスン烈士精神継承労働弾圧粉砕全国対策委員会(チン・ギスン烈士対策委)」の構成に合意し、 6月9日午前、全州市庁広場で記者会見をして 「犠牲を甘受しても闘争で烈士の名誉を回復し、バス労働弾圧を粉砕する」と明らかにした。

[出処:チャムソリ]

まずチン・ギスン烈士対策委は6月14日に民主労総の主催で全国労働者大会を開く。 全国労働者大会の規模について、民主労総全北本部の関係者は 「先月(5月)毎週土曜に開いていた大規模集会よりも規模は大きくなるだろう」と説明した。 当時、集会には1000人以上の労働者が集っていた。

また、新政治民主連合の中央党をはじめとする全国広域市道の党事務所で同時多発の1人デモを行い、 毎晩午後6時からは全州市庁広場で全州の都心を横断するキャンドルデモを行う予定だ。

民主労総のヤン・ソンユン首席副委員長は 「チン・ギスン労働者の死は、単に新城旅客と全州市内バスだけの問題ではない」とし 「悪質資本の醜悪な労働弾圧に対し、民主労総の総連盟が中心になって全国に闘争を拡大し、勝利する」と意志を明らかにした。

「全州市、労働部、警察など関係機関が偏向的に労働者を抑圧」

この日の記者会見でチン・ギスン烈士対策委は、 チン・ギスン労働者の死と全州市内バス労働問題について 全州市、労働部、警察などの関係機関が偏向的に労働者を抑圧していると強く主張した。

対策委によれば民主労総は、バス労働弾圧 (解雇などの懲戒、賃金未払いと団体交渉懈怠などの労組認定の問題)の深刻性を全州市に伝え、 その責任から自由ではないという意を何度も表明した。 だが全州市は全州市内バスの労働問題は、 労働部全州支庁の所管事項だという点を明らかにして、 一歩退いた姿勢を取っている。

労働部の全州支庁も全州市内バス問題は労使の対立と解釈し、 不当労働行為などの法違反事項が何百回も確認されたが、 特別勤労監督のような積極的な指導監督には微温的な立場を取っている。

対策委はこうした行政官庁の微温的対処の中で、 6月4日の地方選挙の日、新城旅客バス労働者の闘争に無理な警察強制鎮圧が行われたと話した。 対策委は「警察の暴力侵奪と指導部の連行は、 烈士政局という状況で常識的に納得できない」とし 「使用者側の挑発と警察の挑発が原因の衝突で、連行されるのはバス労働者」とし、 警察力の対応方式が偏向しているという立場を表わした。

一方、この日の記者会見には故チン・ギスン労働者の遺族も参加した。 故チン・ギスン労働者の兄のチン○○氏は 「4月30日に故人が自決するまで、家族にはよく復職できると話していた。 しかし復職できなかった」とし 「弟の遺言をぜひ全て実現してほしい。 そして故人のような事が起きないようにしてほしい」と話した。

故チン・ギスン労働者は4月30日に自決を試みる前、 「私のようにくやしく解雇されないように、みんな固く団結して闘争し、 皆さんの権利を行使して下さい」というメッセージを同僚に残した。

付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-10 18:26:03 / Last modified on 2014-06-10 18:26:04 Copyright: Default

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