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韓国:ソウル大病院6年ぶりにストに突入 | ||||||
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ソウル大病院6年ぶりにストに突入...「医療公共性を勝ち取る」病院が交渉を拒否し、労組はストライキに突入、「今からでも交渉に出てこい」
ユン・ジヨン記者 2013.10.23 13:13
ソウル大病院の労働者たちが公共医療死守と団体協約改悪案撤回などを要求して、6年ぶりにストライキに突入した。 ![]() 公共輸送労組医療連帯ソウル地域支部ソウル大病院分会は、10月23日の午前5時 からストライキに突入した。労組は22日の夜から病院側に交渉を要求し、問題 の解決に動いたが、病院が交渉を拒否したためストライキ事態が発生した。 今回のストライキには、ソウル大病院分会の組合員1444人のうち交代勤務者と 必須維持業務対象者を除く350〜400人が参加した。 労組と病院は6月27日から40回ほど団体交渉を行ったが、合意点を見出せなかっ た。10月22日の午後3時にも労使交渉が予定されていたが、会社が終盤の交渉を 拒否したことで事態が悪化した。労組は23日の未明まで病院側に本交渉を要求 したが、病院がこれを拒否したため労組はストライキに突入するようになった。 ソウル大病院分会は23日午前9時30分、ソウル大病院の本館で記者会見を行い、 「国家中央病院のソウル大病院が金儲けに目がくらみ、患者の生命を威嚇して いることを座視できず、全面ストライキに突入することになった」とし「会社 は今からでもすぐ労組との交渉に出てくるべきだ」と明らかにした。 現在、労組は、△適正診療時間保障、△子供患者の食事直営、△医師成果給制 廃止、△非正規職の正規職化および病院人員補充、△賃上げ、△病院内の組織 文化改善、△団体協約改悪案撤回を要求し、ストライキを行っている。 ソウル大病院分会のヒョン・ジョンヒ分会長は「安い注射器、はめるとすぐに 破れる手袋、点滴セット、気道吸引チューブなど低質医療材料が患者と労働者 の安全を威嚇している」とし「その上、病院は子供の患者の食事や患者服などを 外注化し、外注業者の利益を保障している」と批判した。 ![]() 労組側はソウル大医院のオ・ビョンヒ医院長が宣言した「非常経営」は、金儲 け診療のための言い訳に過ぎないと非難している。病院の非常経営宣言は実は 癌センターの建て増し、ホテル買収、先端複合外来センター、心脳血管センター など、数千億ウォン台の建て増しによる赤字のためだと指摘する。 労組は「過剰な規模拡張で発生した赤字は、再び患者と職員を絞り取る名分に なる」とし「特に会社は労働者に賃金凍結と団体協約改悪を要求し、非常経営 の苦痛をすべて背負わせて労使関係を破局に追い込んでいる」と声を高めた。 また労組は「医師成果給制導入で患者数と検査件数によって教授に金を与えた ため、患者はせいぜい30秒〜1分しか診療を受けられず、一人の手術教授が同時 に3つ、4つの部屋での手術をする危険千万な状況まで発生している」と声を高 めた。 病院内の非正規職問題も深刻な状況だ。現在、公共病院であるソウル大病院に 雇用されている非正規職は1143人の規模に達する。子供病院の患者給食外注化も 13年間ずっと提起されてきた問題だ。 公共輸送労組のイ・ジョンヒョン医療連帯本部長は「公共医療を先導すべき ソウル大病院が非正規職を拡大して医療の質を低下させ、公共医療破棄の先頭 に立っている」とし「特にソウル大病院の公共医療破棄の動きは全国の他の 国立病院にも影響しており、状況が深刻だ」と強調した。 公共輸送労組連盟のイ・サンム委員長は「ソウル大病院のストライキは病院が 病気にかかるのを防ぐ闘争」とし「医師成果給制と過剰診療、外注化、医療の 質の低下などを正していく」と明らかにした。 一方、労組は記者会見文を通して「ソウル大病院労働組合は、これまで闘争を 通じて医療公共性に関する合意を作り出したことがある」とし「われわれは、 金儲け経営を合理化するために掲げた非常経営を必ず撤回させ、ソウル大病院 が公共病院としての本来の位置に戻れるように全力で闘争する」と明らかにした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-10-24 14:06:12 / Last modified on 2013-10-24 14:06:13 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |