蔚山地方裁判所、「現代車非正規職の座込場を直ちに撤去しろ」

送電塔および下周辺のテント撤去仮処分を告示

現代自動車の非正規職労働者が座り込みをしている送電塔と周辺のテントに対 する撤去仮処分の決定が送達、告示された。

蔚山地方法院は1月3日午後2時、現代自動車蔚山工場内の非正規職労組(支会)の 事務室を訪れ、仮処分決定文を留置送達して送電塔の下に看板をたて、仮処分 決定告示を掲載した。

蔚山地方裁判所は、韓電が提起した『立入禁止』仮処分訴訟を認め「送達され た日から10日以内に送電鉄塔の占有を解かなければ、違反日数1日あたり30万ウォ ンを申請人に支払え」と決めた。つまり1月14日までに自主的に撤去しなければ、 15日から毎日60万ウォンを韓電に支払わなければならない。また、それから2週 間後の1月28日までに間接強制(強制撤去)される。また現代車が提起した仮処分 には「テントなど施設を撤去してミョンチョン駐車場内で集会またはデモをし てはならない」と決めた。

該当の仮処分決定で、すぐ今日から座込場の下のテントに対する撤去が可能に なった。現代車は初めに訴訟を提起した時「非正規職支会は毎日200万ウォン、 9人の組合員は各々30万ウォンを支払え」と要求したが裁判所はこれを棄却した。

民主労総蔚山地域本部は午後3時20分から市庁で現代車非正規職鉄塔座込場撤去 仮処分決定を糾弾する記者会見を行った。

蔚山地域本部は記者会見で「社会大統合の第一歩が、高空に上がったみじめな 労働者の血の涙を拭うこと」とし「高空籠城を行う二人への強制的な鎮圧は、 決してあってはいけない」と強調した。現代自動車正規職組合員でもあるカン・ ソンシン新任本部長は、非正規職問題を解決する対策についての質問に「正規職 支部と非正規職支会の関係改善のために努力する」と述べた。(記事提携=蔚山ジャーナル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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