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62日ぶりに工場に戻ったSJM労働者

職場閉鎖撤回、代表理事公式謝罪... 27日に操業再開

ソ・ドンフン記者 2012.09.26 18:15

用役暴力と職場閉鎖で問題になっていた京畿道安山(株)SJMの労働者が62日ぶり に工場に戻った。

▲コンテナと委託警備職員が消えた正門

職場閉鎖で工場に入れなかった約200人の労働者は、9月26日朝9時、工場の前に 集まって、開かれた正門から前庭に入った。これまで正門を封鎖していたコンテナ が置かれていた場所には、錆ついた痕跡だけが残っていた。

工場に戻った労働者たちは、抱き合って喜びを分かちあった。所感についての 質問に、旗を掲げていたある組合員は「60日ほどの精神的な苦労を考えれば... 今この瞬間は、まるで夢のようだ」とし、言葉を途切らせた。

すぐ工場前の広場で開かれた集会で、キム・ヨンホ金属労組SJM支会長は「今、 この瞬間は、当然の結果だが胸が熱くなる。ここは私たちの青春を捧げた職場 であり、生活の根拠地だ。工場は何人かのものではなく、汗を流して働いてき た労働者たちのものだ。今、主人が家に戻った」と所感を明らかにした。

7月27日午前4時、使用者側は職場閉鎖のために委託警備業者職員を投入して、 工場内の労働者を追い出した。当時、委託業者の職員の暴行で33人の労働者が 深刻な傷を負い、警察は暴力事態を主導した容疑で8月31日に使用者側と委託 業者の関係者5人を拘束した。

また当時の暴力事態についての警察の対応が問題になり、所轄警察署長と情報、 警備課長など3人の指揮官への懲戒手続きが進行中で、ウ・ムンス前安山檀園 警察署長が事態発生直後に辞表を提出した事実が一足遅れて知らされた。

その後、現場に投入された委託警備業者『コンタクタス』は営業が取り消され、 SJM事態を契機として国会では『産業現場用役暴力聴聞会』が開かれるなど世論 の非難が高まり、使用者側は59日間続けてきた職場閉鎖を撤回した。

職場閉鎖が行われた59日間、SJM支会組合員をはじめとする金属労組京畿支部の 組合員たちは、暑さと台風の悪天候にもかかわらず、工場前で徹夜座り込みを 続け、全国から多くの人が彼らを応援するために工場の前に来た。

9月26日午前、工場前の広場で開かれた集会で、ウィソンテ民主労総安山地区協 議長は参加者に「SJM事態が第2のユソン企業、KECになるのではないかと心配も したが、組合員たちが団結し、しっかり戦って勝ち抜いた。私たちはこれ以上、 用役暴力と職場閉鎖が組合潰しの武器にはならないということを見せた。さら に多くの力を集め、トンソ工業、パーカ、プレシアなどで何年も戦っている 仲間も笑いながら現場に戻れるようにしよう」と話した。

この日の集会の後、カン・チュンギSJM代表理事とキム・フィジュン経営支援 本部長は、組合員が集まった前庭に出てきて公式に謝罪の意を伝えて、キム・ ヨンホ会長名義の謝罪文を発表した。以後、労組は使用者側の謝罪文を工場内 のあちこちに掲示した。

SJM支会の全組合員はこの日、工場内部を回って点検した後、午後6時から工場前の 広場で文化祭を開く計画だ。正常な操業は27日午前から始まる。 (記事提携=ニュースセル)

▲工場に入る組合員

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-09-27 03:22:35 / Last modified on 2012-09-27 03:22:36 Copyright: Default

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