韓国:MBC『私も記者だ』?… 「ニュースぐらいちゃんとやれ」 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバー映画祭(報告) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第95回(2024/10/10) ●〔週刊 本の発見〕第367回(2024/11/7) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/10/24) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
MBC『私も記者だ』?… 「ニュースぐらいちゃんとやれ」ニュースデスクの視聴率墜落で市民参加型コーナー製作へ…懐疑論多く
イ・ジェジン記者 | jinpress@mediatoday.co.kr
MBCが「私も記者だ」というコーナーを新設し、市民参加型ニュースを製作し、 ニュースデスクで報道することにしたが、懐疑的な声が上がっている。 MBC労組のストライキ以後、視聴率に苦しむMBCとしては、何とか視聴者の目を ひく苦肉の策という計算だが、現在も正統ニュースでは他局より鋭い批判がで きない状況で、市民参加型ニュースがあるいは興味中心のヒマネタになる可能性 が提起されている。 「私も記者だ」コーナーは8月24日、アン・グァンハン副社長が主宰する役員会議 で言及され、話題になった。 MBCは特報で「現在準備中の『私も記者だ』というコーナーでは、視聴者が記者 になってニュースを製作して送れば、完成度によりニュースに反映することに した」とし「インタラクティブニュースの時代に登場する双方向ニュース、 『私も記者だ』コーナーは視聴者の呼応を得るものと報道本部は期待している」 と明らかにした。 「私も記者だ」コーナーが作られた背景には、ニュースデスクの低い視聴率が ある。ストライキ以後、MBCのニュースは視聴者から徹底的に無視されている。 8月28日の全国単位のニュース番組視聴率(視聴率調査会社 TNmS)では、KBS ニュース9は21.4%、SBSの〈8時のニュース〉は16.3%を記録したが、MBCはKBSの 半分にも満たない9.8%だった。 8月27日は台風ボラヴェンへの関心で、ニュース視聴率が大幅に上がったが、 MBCニュースの視聴率上昇は小幅だった。 当時KBSのニュース9の全国視聴率は何と32.2%で、20日の視聴率より7.8%上昇し たことが明らかになった。この記録は2003年以後の最高視聴率として記録され た。だがMBCニュースデスクの視聴率は7.7%で、20日の視聴率より0.9%しか上昇 しなかったことが明らかになった。SBSの8時のニュースは15.8%を記録し、20日 より3.2%上昇したことが明らかになった。 MBCニュースデスクの低い視聴率にはさまざまな要因が提起されているが、 ニュースの信頼性に相当な打撃を受け、視聴者がニュースの視聴パターンを 変えたと分析されている。視聴率調査機関はMBCの視聴率について総合編成 チャンネルと較べてもみじめだという評価まで出てきている。 ストライキの途中で放送編成時間まで短縮した後、放送時間を正常に戻し、 現場出動、深層、集中、ニュースプラスの既存のフォーマットを復元するなど、 外形的には正常化の姿を見せているが、ニュースの内容は政権偏向的な姿を 見せている。ストライキ後に業務に復帰した報道人員約50人をニュース非製作 部署に辞令したことも、ニュースの競争力回復を遅らせている要因だという話 もある。 このような状況で市民参加型ニュースを製作しても、視聴者の目をひきつけら れるのかは疑わしいという懐疑論と共に、興味性、話題中心のニュースにより 視聴率を押し上げることだけを考えているという自省論も出てきている。 「私も記者だ」コーナーのホームページによれば「話があります。大韓民国 5000万が平凡な日常で経験する生活の小さなかけら。世の中と対話を望む皆さ んの話はありませんか?」とし、優秀情報提供者には毎月賞金100万ウォンを 支払うと大々的に広報している。 市民参加型ニュースのテーマには時事告発の内容も含まれているが「私だけの 健康秘法、尊敬すべき隣人の話、30年以上の老舗の話、泣いて笑う家族の話、 私だけの挫折克服記」等を例にあげていることから見て、身辺雑記や個人の 感動的な話に流れる可能性も高い。 ▲ MBC '私も記者だ'ホームページ画面 市民参加型ニュースを製作する主体がニューメディアニュース局だという点も 議論が予想される。ニューメディアニュース局はロンドン オリンピック当時、 GoogleとSNS協約を結んで双方向の中継を紹介するニュースデスク・リポートで、 汝矣島MBC社屋6階のニューメディアニュース局事務室を「ある企業の事務室」 と紹介し問題になったニュース製作責任部署だ。 過去、MBCでは市民記者を任命し、ニュース通信員のような役割を与えて一般人 のニュース参加の道を開いたが、報道責任者が変わってうやむやになった事例 もある。 MBC労組民主放送実践委員会のイ・ジェフン幹事は「ニュースデスクの政治部 ニュースは偏向していて、知らず知らず視聴者に政権に近いイメージで影響を 与えているようだ」とし「私たちがいくら努力しても限界があると痛感する」 と嘆いた。ニュースデスクチャンネルそのもののイメージが「キム・ジェチョル ニュース」と烙印を押され、チャンネルを回してしまう視聴者のパターンが ますます固定化しているということだ。 イ幹事は「ニュースの内容がめちゃくちゃの状況なのに、もっとよくする 努力をせず、別のことをするという考えでは決して現状況を打開できない」 と助言した。 入力:2012-08-29 15:04:32 公開:2012.08.29 15:08:52 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-09-02 16:39:36 / Last modified on 2012-09-02 16:39:37 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |