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『食い逃げ』問題のセンサータ、労組破壊経歴者を役員に招聘

2008年アリアンツ生命用役投入の張本人を理事に

キム・サンミン(金属労組) 2012.08.27 18:07

労組が中国での一方的設備移転と希望退職に反対し、用役投入まで計画してい ることが分かった忠北、鎮川のセンサータ・テクノロジーズコリア(以下 セン サータ)が他の事業場で暴力的な労組破壊で社会的な問題になった人を最近、 人事労務担当理事に採用したことが明らかになった。

金属労組センサータ支会(支会長キム・ウンミ)と大田忠北支部幹部は8月25日、 大田地方雇用労働庁清州支庁長の斡旋で会社側と面談した。この席で労組側は 24日付で採用され、センサータで人事と労務を担当することになったイ・サン ドン理事と会った。当時、李理事は自分がアリアンツ生命で働いた経歴がある と自己紹介した。

▲忠北鎮川のセンサータ工場に設備搬出のための用役投入が予想され、労働者が週末も工場で集会を開いた。日曜の26日昼、工場入口の前でセンサータ支会組合員が雇用安定を要求するシュプレヒコールをあげている。[出処:キム・サンミン(金属労組)]

会社が突然、人事労務担当を交替した意図を把握するために労組側が李理事の 経歴を調査すると、衝撃的な内容がわかった。李理事がアリアンツ生命労働者 が大量解雇と一方的な成果給制導入に反対してストライキ闘争をした2008年の アリアンツ生命の人的支援室長として悪名を駆せた人物だったのだ。

民主労総事務金融連盟とアリアンツ生命支部の幹部によれば、2008年7月、アリ アンツ生命は用役チンピラ200人を動員し、労働者のストライキ座込場を強制撤 去し労働者に無慈悲な暴力を行使して社会的な問題になった。この時、用役は 労組の闘争基金と通帳などを盗み出す犯罪も行った。このためにイ・サンドン 当時室長は『アリアンツ生命ストライキ事態解決のための市民対策委』から、 △暴力行為など処罰に関する法律、△特殊強盗罪、△警備業法違反の容疑で 告発された。

▲24日夜から4日間工場内外で徹夜座り込みをした金属労組センサータ支会組合員が27日の朝、出勤前に工場前で略式集会を開いている。[出処:キム・サンミン(金属労組)]

アリアンツ生命は労働者のストライキが終わった後もストライキ参加者を対象 に報復性遠隔地発令をするなど、労組を無力化するための不当労働行為を行っ たが、この時もイ・サンドン当時室長がこの仕事を主導したという。

ソン・セギョン金属労組大田忠北支部組織部長は李理事の赴任について「会社 が中国で食い逃げ行為をするにあたり、労組が障害になっているので労組をぶ ち壊すという胸算用を表わした」と分析した。キム・ウンミ金属労組センサー タ支会長は「アリアンツ生命のように用役投入や不当労働行為をすれば国際的 な恥さらしだ」とし「会社が現事態を円満に解決しようとする真正性が少しで もあるのならイ・サンドン理事の採用をまず撤回しろ」と話した。

一方、センサータ支会の全組合員は会社が週末を使って用役を動員し設備搬出 を試みるかもしれないと判断し、24日夜から27日朝まで会社内外で座り込みを した。会社は22日に用役5人を雇用して既存の警備室人員を交替した。また24日 には米国から来た技術チームを現場に投入し、設備解体を試みたが、労働者の 抵抗で撤収した。

センサータを運営するベインキャピタルは今年に入り、中国に設備の移転を進 め、人員削減をしないという意向を明らかにしたが、今月6日、金属労組支会が 設立されると翌7日、一方的に希望退職を公告した。支会の度重なる交渉要請に もかかわらず、会社はまだ交渉に出てこない。会社は21日まで希望退職を受付 けたが支会の組合員は1人も申請しなかった。(提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-28 10:13:07 / Last modified on 2012-08-28 10:13:13 Copyright: Default

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