韓国:現代車非正規職、第1工場前で全面スト、使用者側と対峙 | |||||||
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現代車非正規職、第1工場前で全面スト、使用者側と対峙「もう行き場がない。非正規職を全員正規職化しろ」
ヨン・ソンノク現場記者 2012.08.21 10:18
8月21日午前0時、現代車非正規職支会が「不法派遣撤廃とすべての社内下請の 正規職化」を要求し、現代車第1工場の前で全面ストを行った。 ▲非正規職支会が不法派遣を認めて正規職化を実施しろと要求してストライキを行い、現代車第1工場前でストライキ組合員と会社管理者が対峙した。[出処:蔚山労働ニュース] 現代車非正規職支会は正規職支部と「不法派遣元下請特別交渉団」を構成し、 6項目の要求を用意した。6要求には「すべての社内下請を正規職に転換する」 という内容が入っている。 特別交渉は7次まで進められたが、正規職労組の現代車支部の賃金団体協議交渉で 会社側が「社内下請3千人を段階的に転換する」という案を出し、支会はストライキ に入った。 正規職労組(現代車支部)は賃金団体協議の要求に「非正規職の正規職化」とい う要求があるので、元下請特別交渉とは別に支部独自の交渉をすると決定した。 非正規職支会は独自の交渉を中断し、不法派遣元下請特別交渉で窓口を単一化 し、交渉しようと数回支部に要求した。 その中で会社が非正規職支会幹部を連続して暴行し、拉致したり、支会長や 幹部を工場から出ろという退去要請書を送り、会社に対する組合員の怒りは さらに高まった。 8月20日午後2時、現代車支部は会社側に非正規職支会の幹部暴行に対する公開 謝罪と責任者処罰、再発防止など5項目を会社が履行しなければ、もう交渉は できないとし、交渉場を出た。会社は支部の要求を受け入れ、午後4時にまた 交渉に入った。 ▲現代車が正規職労組に提示した社内下請関連3次提示案[出処:蔚山労働ニュース] 支部の交渉では▲ 2016年までに正規職3千人採用の案を2015年に修正、▲直営 採用時は個人身分の特殊性により差別や不利益を与えないこと、▲社内協力業者 の職員に対する各種の訴訟は最終判決の結果により適用という内容を追加した 社内下請関連3次案が提示された。 支部が交渉している間に支会の組合員たちは、交渉場の外で待機した。彼らは 会社の提示案が支会の要求とは無関係に支部独自に合意するのではないかと 憂慮していた。 支会の組合員たちは「会社の社内下請3千人を選別採用は会社の基準で採用し、 労働組合の影響力がなく、列に並ぶことになる」と憂慮し、「会社は不法派遣 を認めて不法派遣労働者を正規職で雇用する義務がある。すべての社内下請の 正規職転換をしろという立場だ。また、これまで不法派遣労働者を使ってきた 鄭夢九(チョン・モング)会長の処罰と公開謝罪も必要だと主張した。 3次提示案に対して支会の組合員は部署別に討論を繰り広げた。彼らは支部に対 し、独自の交渉をやめて元下請共同交渉で非正規職問題を扱うことを要請し、 会社には不法ストライキと罵倒するのをやめ、不法派遣労働者を即刻正規職に 転換せよと要求した。 ▲第1工場門前に非正規職支会組合員が集まると、会社側の管理者は双方から取り囲み、会社は第1工場に組合員が入らないよう消火器をばらまいている。[出処:蔚山労働ニュース] ストライキに参加した非正規職支会の組合員は約4百人で、会社側の管理者は約 千人だ。会社管理者の後には大型バスとバンが道を塞ぎ、蔚山現代車工場の外 には戦闘警察車が10台ほどが待機している。 組合員たちは、第1工場の入り口角で会社側との衝突があり、現代車支部のムン・ ヨンムン支部長と非正規職支会のパク・ヒョンジェ支会長は独自交渉と特別交渉 をめぐり意見の相違を狭められずにいる。 ストに参加している第4工場の組合員は「支部が本当に非正規職問題を解決した ければ、まず支会と同じ志を持って共に戦わなければならないのではないのか」 とし「元下請が共に戦えば会社に勝てるのではないか」と心を痛めた。支会の 組合員たちは、支部が支会と合意しない案に会社と暫定合意するのではないか と心配し、会社が労組を破壊するのではないかと心配し、戦いを終わらせれば 何もしっかり保証されないと考える人が多かった。 「正規職争奪」、「不法派遣撤廃」、「鄭夢九拘束」の幟を下ろし、唯一の武器 である竹を持った非正規職労働者たちは、もう退く所がないように見えた。 非正規職支会は「私たちが集まった第1工場の前は、2010年のCTSのようだ」とし 「すべての社内下請の正規職化のために最後まで戦おう」と互いに約束した。 (記事提携=蔚山労働ニュース) ▲現代車と現代車支部の賃金団体協議交渉で出された社内下請関連3次提示案を見て、支会の今後の方向について部署別討議をする非正規職支会組合員たち。[出処:蔚山労働ニュース] ▲全部署別討議の後、支部には独自交渉の中断、会社にはすべての非正規職の正規職化をかけて戦おうとし、鉢巻きを巻く支会の組合員。[出処:蔚山労働ニュース] ▲支会事務室の前から第1工場側に移動する支会の組合員たち。[出処:蔚山労働ニュース] 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-08-22 06:13:34 / Last modified on 2012-08-22 06:13:56 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |