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SJM不法代替労働で不良品続出か

「ベローズの不良品が溜まる...被害は市民に」

ウ・ヨンヘ ニュースセル記者 2012.08.15 12:51

SJM(株)職場閉鎖が長期化しているなか、SJMの労働者が「不法代替労働で 不良部品が続出」していると警告した。

雇用労働部『不法代替労働判定』をしたのに会社は代替労働を継続

SJM会社側は7月27日、攻撃的職場閉鎖を行い、すぐ翌日、代替労働を投入し、 工場を稼動させてきた。この代替労働には、南アフリカ共和国の工場から派遣 された11人の技術者と日雇い労働者などが含まれている。

▲SJMに代替人員で投入され、出国措置された南アフリカ共和国の労働者

南アフリカ共和国の工場から派遣された技術者たちは、観光ビザで入国、不法 労働をしてきたことが明らかになり出国措置された。この過程でSJM労組側は、 会社側の不法代替労働を労働部に告発し、結局13日、労働部が『不法代替労働』 と判定し、代替労働派遣業者とSJM会社側の司法処理の方針を明らかにした。

だが、SJM会社側は職場閉鎖を長期化し、相変らず代替労働を投入している。 工業団地内にある第1工場の正門で職場閉鎖撤回を要求して座り込みを続けて いるSJM支会によれば、14日午前に代替労働労働者が工場に入る過程で、これを 防ごうとするSJM支会組合員と警備用役間での衝突があった。

SJM支会は会社側の継続的な不法代替労働に処罰を要求しつつ、代替労働に日雇 いなどの非熟練労働者が投入され、大量の不良品が発生していることを憂慮 している。

問題は、SJMが生産するベローズが現代、起亜、韓国GMなどの国内完成車に納品 されており、不良品をただ自動車が市場に流通すると市民が被害を受けることになる。

代替労働による不良品が蓄積

SJMの核心生産品のベローズは、自動車エンジンの騒音と振動を止める部品だ。 SJM支会広報団のソ・ジリュル団長は、不良品の発生について「確認した結果、 騒音と振動を防止する装置の不良が発生している」とし、「ベローズを覆う網 の長さが合わない不良品が発生していて、こうした不良はベローズの騒音と振 動防止の機能を損なう」と明らかにした。

続いて彼は「現在、工場裏手の廃棄物置き場に不良品がたまり続け、何度か 回収しているという現場労働者からの情報提供があった」と強調した。

▲SJMで生産中のベローズ、ベローズの不良は騒音と振動防止の欠陥につながる。

ソ・ジリュル団長は「もし、不良品が回収されず車両に取り付けられれば、直 ちに問題が出るわけではないが、早ければ1年、長くても3年ほどで欠陥が出る」 とし、「結局、会社側は市民に被害をかぶせる」と主張した。彼はこのような 不良品が発生した理由について「会社側が不法代替労働をさせ、非熟練労働者 と、特に日雇い労働者が生産し、不良率を高めた」と指摘した。

また彼は「会社側が『不法ストライキ』といい、とんでもない理由で攻撃的職 場閉鎖を続け、不良事態を加速している」とし、「早急な職場閉鎖撤回だけが 被害を減らせる」と要求した。(記事提携=ニュースセル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-16 21:40:25 / Last modified on 2012-08-16 21:40:28 Copyright: Default

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