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キム・ヨンフン「ゼネスト、拘束を決意する...指導部を乗り越えて行け」

民主労総、6月29日1次警告スト、8月末の無期限ゼネストを宣言

ユン・ジヨン記者 2012.04.25 22:02

民主労総は6月29日の産別賃団闘を踏み台とする1次警告ストライキに続き、 8月末にゼネストを行う。

キム・ヨンフン委員長は「指導部の一部に犠牲があっても、民主労総を 立て直すため、8月末にゼネストを行う」と明らかにした。

民主労総は1月31日、定期代議員大会で2012年にゼネストを通じ、10大優先立法 課題を100日以内に貫徹するという1-10-100闘争を決意した。また総選挙が 終わった4月19日、中央執行委員会を開いてゼネスト闘争計画を議論し、 4月24日から2日間、単位労組代表者修練会を開いて闘争計画を確定した。

『非正規職撤廃、派遣法廃止、労組法全面再改正』で8月政治ストライキ出て

当初、民主労総の1-10-100ゼネスト闘争は、総選挙での与小野大の国会構成を 前提とする攻勢的な立法争奪闘争だった。だがセヌリ党が院内過半議席を占め、 民主労総がオールインした野党圏連帯が事実上敗北したことで、民主労総の ゼネスト計画にも支障が出てきた。

そのため民主労総は、総選挙後の4月19日、中央執行委員会で変化した環境に あわせてゼネスト闘争の計画を議論し、24日からの2日間、単位労組代表者修練会 を通じ、闘争計画を確定した。

民主労総のキム・ヨンフン委員長は24日、俗離山修練研修ユースホステルで開 かれた単位労組代表者修練会で「民主労総は8月の政治ゼネストにより、4月の 総選挙敗北について痛切に反省をしなければならない」と明らかにした。

キム委員長は「総選挙で与小野大になれば、民主労総が頼る所ができるだろう、 また組合員も歴史は発展し、正義は勝つという自信が高揚して、闘争が爆発的 に進むのではないかと、とても期待していた」と「だが総選挙の失敗で労働者 政治勢力化をまた底辺からやり直さなければならないという省察と共に、民主 労総のゼネストの当為性がさらに鮮やかに近付いてきた」と説明した。

これにより民主労総は、やや議題の集中が難しかった羅列式の立法要求案で、 『非正規職撤廃、派遣法廃止、労組法全面再改正』を核心要求として提示し、 集中的な議題化を始める計画だ。また5月の懸案集中闘争を始め、6月29日産別 賃金団体協議闘争を踏み台にした1次警告ストライキを経て、8月末の臨時国会 開院を圧迫し、当面の十大要求貫徹のためのゼネラルストライキに突入する。

そのため民主労総は、5月を『懸案闘争勝利のための集中闘争の月』に設定し、 双竜自動車問題と言論労組ストライキなどの懸案闘争に集中する。また5月1日 のメーデーにストライキ決起大会を行い、11日には言論労組ストライキのため の全国労働者大会を開催する。19日には双竜車犠牲者追悼事業に集中する予定だ。

6月は『産別賃団闘勝利および民主労総警告全面ストライキ成功の月』として、 加盟組織別交渉と懸案闘争を中心として警告全面ストライキ組織化事業を始める。 7月初めには全国で地域別で拠点座り込みを進め、ゼネスト要求の政治争点化と 8月のゼネスト組織化事業を進める。また、8月を『全面ストライキ組織化および 成功の月』に設定し、8月7日からの全国単位事業場座り込み闘争を皮切りに、 8月末にゼネストに突入する。

キム・ヨンフン委員長は「5月の懸案闘争で、双龍車、言論労組ストライキ、 KTX民営化、営利病院問題を突破する」とし「このような議題で民主労総が中心 になってキャンドルに再点火しなければならない」と強調した。続いて「6月の 産別賃団闘は、できるだけ政治的な要求を押し出して、6月29日に20万の組合員 が1次警告ストライキを行う」とし「以後、8月に臨時国会が開かれれば指導部 は国会を拠点に全面的な無期限ゼネストに突入する」と説明した。

30万民主労総組合員、ゼネストに突入...「気を引き締めて指導部が立ち上がる」

現在、民主労総は金属労組と公共運輸労組、保健医療労組、建設労組などを 中心に、ゼネスト突入を予告している。

金属労組は、6月末から7月初の賃団闘警告全面ストライキを始め、8月末に民主 労総ゼネストに突入する方針だ。パク・サンチョル金属労組委員長は、「6月末 から7月初、金属労組12万が参加する集中闘争を始め、周囲を気にせず8月末の 民主労総ゼネスト闘争へとまっすぐに進む」とし「民主労総が全面ストライキ で、指導部の信頼を回復できなければ、今後、民主労総はさらに難しくなる」 と展望した。

公共運輸労組連盟は、4月20日から2日間、現場幹部修練会を開き、6月と8月の ゼネスト闘争を決意した。公共運輸労組貨物連帯本部と建設労組はすでに共同 闘争本部を構成し、6月末のストライキ突入を明らかにしている。イ・サンム公 共運輸労組連盟委員長は「6月までに15万の全組合員が参加する懸案闘争を始め、 8月の民主労総ゼネストに服務することに決意した。そののために、現場の組織 を続ける」と明らかにした。

保健医療労組も賃団闘を含み、営利病院阻止のための8月ゼネスト突入を予告し ている。建設労組は6月末にプラント労組のストライキを始め、7月には全面ス トライキに突入する方針だ。鉄道労組は20日、歴代最高の賛成率の86%で、KTX 民営化阻止全面ストライキ闘争を宣言した。彼らは6月末から7月初めに民営化 阻止全面ストライキに入る。

現在、民主労総は加盟傘下組織の金属労組、鉄道労組、貨物連帯、建設労組、 保健医療労組、大学労組、事務金融労組、情報経済連盟、言論労組から約30万 がストライキに突入すると予想している。サービス労組と公務員労組、公共運 輸連盟など約20万は、団体行動および集会参加などで、全面ストライキ援護に 服務する方針だ。

キム・ヨンフン委員長は「多くの人々が民主労総ゼネストを不可能だと言うが、 私は全くそうは思わない」とし「5月1日のメーデーで拘束を決意して、8月末に 約束した通りに行く」と強調した。

続いてキム委員長は「民主労総ゼネストは、精神を引き締めなければ不可能だ。 今、きっちり精神を引き締めて新しい民主労総のために指導部が立ち上がる」 とし「民主労総のチョッキが誇れるように、組合員は指導部を踏み超えて ゼネストに行ってほしい」と頼んだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-04-26 13:10:49 / Last modified on 2012-04-26 13:10:54 Copyright: Default

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