MBC労組がストライキに突入、「MBCの命運をかける」

「キム・ジェチョル社長が退陣するか、組合の門を閉めるか」...30日、労組が全面スト突入

言論労組MBC本部ソウル支部が1月30日午前6時から、キム・ジェチョル社長退陣 全面ストライキに入った。MBC本部は1月27日、783票(投票率83.4%)のうち533票 (69.5%)がストライキに賛成したと発表した。

MBC本部はこの日、『MBCは国民の中に戻ります』を全面ストのスローガンに決 め、全組合員に30日午前6時から全面ストライキに参加しろという指令を出した。 MBC本部は30日午前、ソウル市汝矣島MBC社屋ロビー『民主の場所』でストライキ 出征式を開いた。

チョン・ヨンハMBC本部長は、「今回のストライキの終結点はキム・ジェチョル 社長の退陣」とし「MBCを国民の元に帰す」と強調した。また、「(組合員の) 70%がストライキに賛成した」とし「社長退陣闘争としては2回目、李明博政権下 では5回目のストライキ」と付け加えた。

［出処:言論労組］

MBC本部は30日に全面ストライキに入り、〈全面ストライキ特報2号〉を出して 「今回のストライキは、今後のMBCの運命を左右する乾坤一擲の勝負になる」と し「組合は、今回のストライキに全てをかける」と明らかにした。また「キム・ ジェチョル社長が退陣するか、組合が門を閉めるか、二つに一つを選ぶしかない」 と強調した。

MBC本部は、「記者は取材現場から石の鞭を受けて追い出され、MBCニュースは 生活情報誌と同じだと嘲弄されている」とし「この時代の正直な目撃者PD手帳 は消えたと非難されている」と嘆き、MBC本部がMBCの命運をかけたストライキ をする理由は、もうキム・ジェチョル体制を認められないからだと明らかにした。

また、特報で〈国民に差し上げる謝罪文〉を発表し「少しずつ崩れるMBCを支え るために抵抗して頑張ったが、結局没落を防げずに共犯になったため、ここに 立った」と、犯した罪の処罰を待つことを告げた。

MBC本部は「公営放送MBCは、MB放送のMBCになり、国民の放送であるMBCは政権 の放送のMBCになった」とし「もうニュースデスクで動く世の中の真実を伝えら れず、もうPD手帳で今の時代の本当の目撃者としての役割を果たせないので、 労働組合は公営放送MBCの代わりに国民の皆様の前で犯した罪の処罰を待ちます」 と謝罪した。

また「今、MBC労働組合は、彼らの手中にあるMBCを国民に返すための終結闘争 に身を投じる」とし「公営放送MBCを政権の宣伝道具ではなく国民の世論の場に 必ず戻すことを明言する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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