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バスストライキ全州市内バス労使、公式合意

労組認定、誠実交渉などに合意... 全北高速の交渉も終盤

ムン・ジュヒョン記者 2011.04.27 09:41

民主労総 運輸労働組合(民主バス本部長パク・サフン)と、市内バス共同管理 委員会(理事長キム・テクス)は、4月26日に市庁ブリーフィング室で記者会見を 開き、労使合意文を公式に発表した。

▲民主労総運輸労組民主バス パク・サフン本部長(左)と市内バス共同管理委員会キム・テクス理事長(右)が26日に記者会見を行って労使合意文を発表した。[出処:チャムソリ]

労組認定、誠実交渉、民事・刑事上の告訴告発取り下げ、人事上の不利益なしで合意

キム・テクス理事長は冒頭発言で「労使双方が合意書名を終え、これまで大変 苦しく難しかったストライキを一段落させることになった」とし、今後「合意 文の内容のとおりに約束を守り、市内バス運行の正常化に誠実に努力する」と 約束した。

続いて民主バスのパク・サフン本部長は、「市内バス5社が合意したように全北 高速と扶安スマイルも早い時期に解決するよう地域社会は努力してほしい」と 地域社会に要請した。

合意文は、△使用者側は労組の便宜のための業務空間、労組費控除、専従者に 関しては復帰後に議論して決定、△使用者側は労組運動に関連する懲戒撤回と 人事の不利益をしない、△労使双方は今後、民事・刑事上の告訴告発などを提 起しない、△賃金条件、勤労条件などは新しい協約ができるまで、会社と全北 地域自動車労働組合間の協約を準用、△使用者側は今後月3回各社の代表が参加 する議論を誠実に続け、労組の現場復帰の内容が含まれている。

[出処:チャムソリ]

パク・サフン本部長は記者会見の前に組合員と説明会を開き、「組合員が合意 書の内容についてとても残念がっているが、それでも合意書が誠実に履行され ることを切に願う」と合意書に接した現場組合員の雰囲気を説明した。

全北高速の交渉も終盤

交渉文が公開されたことで、残る全北高速と扶安スマイル旅客の交渉も早く進 められる予定だ。全北高速は明日の午後中にまた交渉テーブルを開き、終盤の 合意を導出する予定だ。そして扶安スマイル旅客は市内バスの合意文に従うこ とにしたという意を労組側に伝えた。

パク・サフン本部長は、「座込場の櫓の上に全北高速のナム・サンフン支会長 が33日間ハンストを続けている」とし、全北高速とスマイルを含む同時妥結、 同時復帰の原則を堅持した。そして早期解決のために使用者側が努力してほし いと要求した。

明日の午後中に全北高速と扶安スマイル旅客の交渉が完結すれば、午後すぐに 組合員総会を招集し、合意文についての組合員賛否投票が行われる予定だ。以 後、賛否投票で特別な意見がなければ5月2日頃に労働者は現場復帰が可能だ。

今回の機会にバス不正を根絶しろ

市内バスの労使双方の合意で、140日間ほど続いた全州バス ストライキ問題は 大きな峠を越した。そして合法闘争を不法と罵倒した地方自治体と使用者側と 激しく戦ってきたバス労働者の闘争は今、現場での労働基本権争奪の闘争へと 転換された。

しかしストライキでわかった△バス補助金の不透明な支給基準と精算の内訳、 △バス会社の収益非公開、△非民主的な全州市の交通体系、△バス労働者たち の労働人権などは今後解決すべき課題に残された。以後、全州市をはじめとす る地方自治体がこの問題をどう解くかの帰趨に注目されている。(記事提携= チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-04-30 06:35:33 / Last modified on 2011-04-30 06:35:34 Copyright: Default

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