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3大学の清掃労働者、交渉決裂..使用者側、『ストライキ』を理由に提案撤回

9つの業者が『最低賃金』に固執、結局退場して交渉決裂

ユン・ジヨン記者 2011.03.11 11:45

公共労組ソウル京仁支部傘下の高麗大、延世大、梨花女子大の集団交渉がまた 決裂した。3月8日、労組の一日警告ストの後に行なわれた交渉で、用役業者側 はストライキ突入を理由に、これまで進展してきた提案も撤回し、交渉を破局 に追いやっている。

ストライキ突入一日前の7日、労組と9つの用役業者は最後の調停会議を開き、 12時間ほど最後の交渉を行った。最低賃金4320ウォン以上は不可という立場を 固守してきた業者は、この席で時給4600ウォンを提示すると一歩退く姿を示し た。だが10日の午後2時に開かれた交渉では、使用者側は既存の立場を撤回し、 また最低賃金4320ウォン以上は不可という立場を明確にした。

労組は「7日の調整の過程で、労組は破局を避けるために既存の賃金要求5180ウォ ンから一歩退いて、4800ウォンを提示した。使用者側もまた最低賃金ではない 時給4450ウォンを提案し、一部の用役業者は時給4600ウォンを提示した」とし 「しかし10日の交渉で使用者側はすべての案を撤回して、また今年の法定最低 賃金の時給4320ウォンを使用者側案として提示した」と明らかにした。

続いて彼らは「公共労組は、忍耐強く使用者側の修正案の提示を要求したが、 使用者側はただ最低賃金に固執して、交渉場から退場したことで交渉は決裂し た」と説明した。

賃金だけでなく、その他の団体協約条項もこれまでの合意が水泡になった。 7日の調停会議で既に合意した70項目の団体協約条項以外に退職金、労災などを 含む4つの団体協約の条項について、かなりの意見の接近を見せたが、業者は 『それはストライキに入る前の話』として提案を撤回したためだ。

これに対して労組は交渉と調整の過程で既に提示した案を撤回するのは労使間 の基本的な信頼を破る行為だと反発している。彼らは「労使交渉決裂の責任は 全的に使用者にある」とし「労組は破局にならないよう修正案を提示して合意 妥結に努力したが、使用者は傲慢にも既存の合意事項を破って最低賃金だけに 固執した」と批判した。

続いて「元請の大学と用役業者が清掃、警備労働者の要求を最後まで無視すれば、 2派全面ストを含むさらに強力な闘争で清掃・警備労働者の切迫した要求を勝ち 取る」と強調した。

一方、労組は今回の交渉決裂で、今後の対応を摸索している。公共運輸労組 (準)のリュ・ナンミ政策室長は「毎週木曜に交渉が開かれるが、今週末にまた 交渉をするかどうか悩んでいる」とし「週末の状況を見た後、全面ストライキ をするのか、学校ごとの状況により対応するのか、議論しなければならない」 と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-12 02:09:48 / Last modified on 2011-03-12 02:10:01 Copyright: Default

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