韓国:全北バスストライキ、警察の深刻なスト権侵害 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバー映画祭(報告) ・レイバーネットTV(10/30) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第95回(2024/10/10) ●〔週刊 本の発見〕第366回(2024/10/24) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/10/24) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
全北バスストライキ、警察の深刻なスト権侵害使用者側用役の組合員集団暴行には無策傍観
キョン・ウナ記者 2011.03.11 10:16
シンソン旅客の組合員3人が使用者側が雇った用役チンピラに集団暴行されたが、 警察はこれを見ても手をこまねいていたという。本来の役割を放棄したこうし た態度は、単に今日だけではなく、名分なく公権力をつかって日常的にバス・ ストライキを揺さぶっている。 集団暴行に無策傍観、単に今日だけではない暴行は、行政代執行があった3月9日、湖南旅客にいたシンソン旅客の組合員が 1、2人ずつまた現場に復帰している間、12時40分頃に発生した。 シンソン旅客のある組合員は「テントは自主的に撒去し、閉じていた門も開い た。何もせず出車されるのを見て『ああ』、『ああ』とばかり言っていた」と し「摩擦が発生する理由は全くなかったのに、用役がわざと言い掛かりを付け た」と証言した。 言い掛かりをつけた用役10人余りが組合員2人を殴打し、これをとめようとした 過程でまた別の組合員1人も追加で負傷した。事態は組合員の通報を受けて出動 した警察が到着して落ち着いた。 ▲シンソン旅客のイ某組合員は倒れたまま用役チンピラたちに顔全体を踏まれ、脳震蕩症状を示した。[出処:チャムソリ] [出処:チャムソリ] 怪我をした組合員は倒れたまま、顔を蹴られるなど、2人は全治2週、1人は全治 3週の負傷をしている。 負傷者が入院している病院で彼らと会った組合員たちはすべて「私服警官4人が いたが、私たちが用役にやられるのを見ているだけだった」とし「逆に私たち が3人を殴っていれば、こんなに静かなはずがない。あちこちで大騷ぎになただ ろう」と憤激を放った。 だが、バスストライキを担当している徳津警察署は、警察がいたという事実自 体を否定した。そのためシンソン旅客支会長は「毎日常駐している警察の顔を 調べることもできないのか」と警察の話を一蹴した。 警察が本来の役割を捨てた今回の事件は、単に今日だけではない。先月、全北 高速のナム・サンフン支会長が用役に集団暴行された時も、彼らは沈黙していた。 該当事件の捜査はあまり進展しておらず、ナム支会長は「警察は合意しろと言 うだけ」とくやしさを伝えた。 労働者スト権を萎縮させる行動は日常茶飯事警察はそれぞれの座込場の周辺に車を止め、遠慮なく24時間監視するのはあた りまえで、組合員と他人との摩擦を助長し、ニセの合意文を配ることもした。 積極的にバスの運行率を上げようとしていた。 ▲組合員は警察が座込場の周辺に車を止め遠慮なく24時間監視すると証言した。[出処:チャムソリ] ▲警察はバスが何の妨害もなくバスを出せるように常時的に待機しており、組合員の不法代替人材監視を妨害している。[出処:チャムソリ] 湖南、シンソン、チェイルの3つの市内バス事業場の座込場について聞くと、組 合員たちはこうした警察の不法と越権行為をすらすらと説明した。 「警察が交代で守り続けているので、捕まっている ように感じられて、下手すると捕まると思い、ストレスを受けます」、「スト ライキの初期には警察が何か言うと、翌日は恐くて出てこられない組合員も何 人もいました」 「警察は衝突を誘導し続け、何とかして業務妨害罪 を構成しようとしています」、「代替人材を監視する過程でも、見守ってばか りいれば衝突にならないのに、それをさせないので衝突が起きるのです」 「誰かが第一旅客車は1台しか出せなかった、もっ と出せというので、会社の職員だと思ったら刑事でした」、「私たちが笑いな がら非組合員を説得すると、良心的な人は申し訳なくて運転できないといいま す。すると警察がどうしてもじもじと立っているのか、すぐ運転しろと背を押 します」 何人かの組合員は「警察は悪口をたくさん食らって、腹がいっぱいだろう」と 苦笑した。 人権活動家、「警察が労働者基本権を侵害」『全北平和と人権連帯』のチェミン活動家は「公正に法を執行すべき警察が、 逆に憲法が保障する労働者の団体行動権を制約し、過度な越権行為もしている」 と批判した。 「労働者が合法的にストライキしており、不法行為もしていないのにストライ キの現場に常駐を続け、24時間監視すること自体が団体行動権を深刻に制約す る行為だ。組合員が心理的に萎縮したことだけでも明白な人権侵害だ」と指摘 した。 また、「行政代執行を口実に会社がバスを奪い、労働者が代替人材の監視を始 めた。それなら警察は労働者を保護するのが正しい」とし「それでも摩擦を誘 導し、乗車を拒否する非組合員を無理に運行させ、バスの運行率を上げること に積極的に同調する行為は、警察の役割ではない」と批判した。 ▲先月25日、徳津警察署情報課長がストライキ現場に配った虚偽合意文[出処:チャムソリ] 続いて「虚偽合意文をバス現場に配った行動も犯罪行為に準じる。警察がする 行動をはるかに超えている」と批判した。(記事提携=チャムソリ) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-03-12 01:12:52 / Last modified on 2011-03-12 01:12:53 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |