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現代車が非正規職の解雇を通知...労組は交渉決裂を公式化

17日スト出征式...「よどみなく2派ストへ」

チョ・ソンウン記者 2011.02.16 14:36

現代車非正規職支会が交渉決裂宣言を公式化し、2派ストライキ闘争の日程を 確定したことで、現代車蔚山工場には戦雲が漂っている。

[出処:現代車非正規職支会]

交渉決裂を公式化、残業拒否闘争を始め本格的に2派ストを組織

現代車非正規職支会は2月14日午後5時30分、現代車蔚山工場内のテント座込場 で争対委会議を招集し、「4項目の議題に関する交渉にはもう参加しない」とい う方針を決め、17日のストライキ出征式で公式化することにした。

現代車非正規職支会は「7日の代議員大会で決定した2派ストライキ宣言は、 『4項目の議題で行われる5者特別交渉の決裂』を意味する。つまり2派ストライ キは昨年9月29日に現代自動車に発送した八項目の要求の争奪を目標にすること を決意するもの」とし「9日の水曜集会で宣言しようとしたが、3支会間の意見 の相違で先延しされ、11日の争対委でも3支会の立場をまとめ、次の会議で 『交渉決裂宣言に対する支会の立場』を確定することにした」と明らかにした。

続いて「交渉決裂を宣言すれば、使用者側からの懲戒が憂慮されるが、これは 交渉が合意した後も2派ストライキ宣言と同時に行われるので、『懲戒』問題で 交渉決裂を留保するのは意味がない」とし「会社が組合員を懲戒すれば、即刻 ストライキに突入するという意志を明らかにし、2派ストライキの目標が『懲戒 最小化』ではなく『すべての社内下請の正規職転換』であることを再確認し、 実際的な争議行為を進めることが支会を中心に組合員が闘争できるようにする」 と付け加えた。

現代車非正規職支会は14日の争対委会議で、2派ストライキ出征式と争議行為の 日程も確定した。

支会は「7日の代議員大会での2派ストライキ宣言、9日の支会長曹渓寺ハンスト、 10日のソウル高等法院裁判勝訴、12日の良才洞現代起亜車本社での広告塔高空 籠城突入と上京闘争など、2派全面ストのために闘争を準備してきた。不法派遣 正規職化の要求を懲戒の最小化に縮小させる使用者側の意図を暴露することで 2派ストライキの正当性を確保した」とし「今、本格的な現場ストライキで不法 派遣正規職化の結果を作らなければならない。支会が2派ストライキを決めれば 1派ストライキとは違い、すぐ支会闘争を弾圧してくるだろう。だがそんな弾圧 を恐れて支会の闘争日程を留保すれば、使用者側の弾圧強度はさらに強まるだ ろう。今週の残業拒否と特別勤務拒否を始め、本格的な2派ストライキを組織す る」と明らかにした。

また「17日午後5時30分、現代車蔚山工場本館前で全事業部の昼夜間組残業拒否 で、2派ストライキ出征式を行う予定だ。2派ストライキ出征式は交渉決裂宣言 を公式化し、2派ストライキの闘争日程を共有し決意を組織する場になる」と伝 えた。

18日も全組合員が残業を拒否し、事業部別報告大会を行い、19日には全組合員 総会を開く。19日の総会では「1派ストライキ以後、交渉と闘争で懸案の問題を 解決しようとしたが、使用者側の弾圧を効果的に防御できず、組織力が弱くなっ た。全組合員総会でこれまでの活動を反省的に評価して、全体組合員討論で 2派ストライキを宣言する方針」だ。

現代車解雇通知、2次ストライキ封鎖の意図

現代車非正規職支会の2派ストライキ日程が確定するとすぐに現代車は15日夜、 支会組合員が所属するほとんどの業者に懲戒委再開を告知文を出し、懲戒対象者 を発表した。現代車は非正規職特別交渉の期間中は懲戒を留保すると言っていた。

15日、現代車非正規職支会の組合員が所属する業者では「2派ストライキをする というので、やむを得ず懲戒を実施する」と支会に文書を送ってきた。だが、 懲戒委の日は明示されていなかった。

組合員が所属する全工場の下請業者サークルルームには、15日から懲戒委再開 の告知文が貼り出された。各業者別に違いはあるが、すでに懲戒を通知した 業者もあり、懲戒委を予定している業者もある。

エンジン変速機事業部では、18日に懲戒委を招集するという告知文が出て、 変速機のプソン企業イ・サンヒョク代議員代議員の場合、16日の午前に解雇 通知書が内容証明で家に送られたという。

シート事業部では組合員の通帳仮差押さえが断行された。

現代車非正規職支会が16日に確認した解雇者リストは、第1工場はキム・ソンウク 代表をはじめ14人、第2工場はイ・サンス支会長をはじめ8人、第3工場4人、 第4工場1人、エンジン変速機1人、シート2人、全体で31人だという 懲戒委が完了すれば追加で多くの解雇者が発生するものと予想されている。

現代車非正規職支会は「懲戒委員会への出席通知があった時は、事業部代表と 代議員に直ちに報告し、懲戒委員会への出席を拒否する」という対応方針を決 めた。現代車非正規職支会は14日の争対委で、懲戒通知時は即刻ストライキに 突入し、懲戒委員会が開かれれば業者別に抗議闘争をすると決めた。

支会は16日に争対委速報を発行して「われわれが2派闘争を決めると、すぐ懲戒 委員会の開催が通知され、解雇対象者も増えている。今まで交渉で会社の態度 は、懲戒の最小化をエサに正規職化闘争を放棄しろという会社の工作であるこ とがはっきりした。元下請の懲戒の試みに反撃する」とし「争対委は懲戒など の弾圧への対応だけでなく、また2派ストライキに進むために17、18日残業拒否 闘争を決めた。17日の残業拒否後のストライキ出征式は、われわれの力をまた 元下請資本に見せるだけでなく、組合員全体が2派ストライキを決意する場」と 強調した。

続いて「われわれは八項目の要求を争奪することなく闘争を止めることはでき ない。組合員の仲間たち! 私たちを馬鹿にする会社の鼻っぱしらを折ってしま おう」と訴えた。

支会各事業部別の業者抗議闘争を組織

現代車非正規職支会第3工場事業部では、15日午後、組合員が所属する7つの 業者が懲戒委再開を告知し、懲戒対象者を明示した。第3工場事業部では 16日の午前に7つの業者を巡回して抗議闘争を進めた。

第4工場事業部では、16日に組合員が所属する業者が懲戒委再開の告知を出し、 事業部代議員と懲戒対象者は業者抗議闘争を行った。

第1工場のチェ・サンハ副代表は「16日の午前8時30分、第1工場艤装部の代議員 会議室に25人の組合員が集まり、懲戒解雇に関連して業者抗議闘争をしようと したが、100人ほどの管理者が妨害した。管理者たちは『今は業務時間だから、 集団行動をしてはいけない。業者の社長に言いたいことがあれば、個人的に会 え』と言った」とし「だが現代車管理者の後ろに業者の社長がいた。『後ろに 社長がいる。話してはいけないのか』と言うと管理者たちは『個人的に会え。 5分与える。強制的に解散させる』とし、もみあいになった。物理的に突破でき ず、業者抗議闘争は失敗した」と述べた。

現代車非正規職支会の第1工場事業部は、16日午前に業者別の懇談会を開いた。 「会社は労組幹部と組合員を分離させるために懲戒をしている。2006年の手法 をそのまま使っている。だが今年ははっきりした目標がある。組合員が互いを 頼り、手を取り合って組織力を維持して行こう」と訴えた。

現場の組合員はざわめいたりもしたが、組合員の間の規律を強調して指導部が 闘争で突破するよう要求することにした。第1工場事業部は、17日に元下請連帯 会議を招集し、現代車の弾圧に対する共同対応方案を用意することにした。

現代車非正規職支会は16日午後に非常争対委会議を招集し、現代車の解雇通知 への対応方針を議論する予定だ。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-17 01:46:53 / Last modified on 2011-02-17 01:46:59 Copyright: Default


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