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サムファ高速バス労働者がスト突入

「10年凍結した賃上げ」の要求に会社『職場閉鎖』で対抗

ペク・イルジャ(現場記者) 2011.10.11 14:54

5月に上級組織を民主労総に変更した公共運輸労組民主バス本部のサムファ高速 支会が、10月10日午前5時から、ストライキに突入した。

労組はこの日の午前、仁川とソウルの20路線の広域バス242台の運行を全面的に 中断したと明らかにした。サムファ高速バスの労働者は、10日午後2時に仁川の 富平駅広場でストライキ出征式を開き、午後8時からは仁川市西区ウォンチャン 洞車庫で闘争決意大会を開いた。

[出処:公共運輸労組]

サムファ高速支会のストライキは、2011年の賃金交渉決裂によるもので、労働 者たちは時給4727ウォンを5700ウォンに上げること、一日20-21時間の労働時間 を18時間に短縮することを要求している。

ストライキに参加したある労働者は「10年賃金が凍結されている。似た水準の 高速バス会社と比べ、年俸が1000万ウォン程度低く、市内バス会社より年俸は 600万ウォンほど低い。20時間働いて受け取る月給は180万ウォン程度」とし 「人間らしく暮らしたいという労働者の要求に、会社は不誠実な交渉を続けた。 10年間我慢してきた労働者の鬱憤がストライキの高い参加率になった」と伝えた。

サムファ高速支会は今年の4月から使用者側と賃上げなどをめぐり、何度か交渉 を要求したが受け入れられず、6月〜7月に一時的なストと部分ストを行った。 その後、8月12日に使用者側と部分スト闘争について正常運行に合意した後、 9月30日まで11回交渉を進めてきた。

サムファ高速使用者側は、9月30日の最終交渉まで、時給3.5%の値上げをするが 勤続手当などの手当ての引き下げや廃止を主張した。サムファ高速は数年間、 黒字を出していたが「空港鉄道とKTX運行などで今年は大幅な赤字が予想』されるとし、 支会の賃上げを拒否した。

使用者側が提示した案に対して支会は「会社が前の交渉で提示した賃金案では 月給はむしろ削減される」とし「賃上げの合意書に署名するまでストライキは 続く」と明らかにした。

一方、不誠実交渉で叱責されたサムファ高速使用者側が今度は支会のスト突入 に対し、職場閉鎖で対抗している。10日午後、使用者側は民主労総所属組合員 473人の会社への出入りを止める職場閉鎖申告書を中部地方雇用労働庁に提出し たという。(記事提携=メディア忠清)

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-12 03:52:40 / Last modified on 2011-10-12 03:52:48 Copyright: Default

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