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韓進重支会長の任期延長総会招集に整闘委が反発

整闘委「役員選挙を延長する理由ない」

ヨン・ソンノク現場記者 2011.09.17 14:40

金属労組韓進重工業支会のチェ・ギリョン支会長が9月16日午前、壁新聞と機関誌 で、9月19日「役員選挙日程延期の件」で緊急組合員総会を招集すると発表した。

去る7日、金属労組と韓進重工業使用者側は非公開労使政懇談会を開いた。この 日、金属労組は「合意文作成後6か月後にすぐ再雇用と解雇者生計保障」の案を 会社に提示したが、会社側は労働側の案を受け入れず「2年以内に正常化後、 再雇用」の案を出した。

▲整闘委の朝出勤宣伝戦[出処:韓進組合員]

金属労組のキム・ホギュ副委員長は9月8日午前、整闘委所属の組合員に労使政 懇談会の内容を報告した。韓進整理解雇撤回闘争委員会所属の組合員は、整理 解雇問題から逃げる会社側の態度が変わっていないとし、金属労組に懇談会の 決裂を要求、金属労組は趙南鎬(チョ・ナモ)会長による整理解雇撤回の決断を 要求して、8日午前に予定されていた懇談会の決裂を宣言した。

その後、チェ・ギリョン支会長は8日「94人のために1400人の生存権が脅かされ ている」という内容の壁新聞を貼り出し、9日に大多浦とカンマン洞で報告大会 を兼ねた組合員懇談会を開き、1か月の任期延長を訴えた。

これに対して整闘委は機関誌「完全な出逢い」21号で「現執行部は組合員たち への現場統制と団体協約条項履行(通勤列車が運行されない時と暑い時、一時間 ずつ休む昼寝中断など)さえ会社側に話せなくなっており、法で認められている 組合員の労働組合出入も会社に要求できない。決められた通り、9月に役員選挙 をして新しい執行部を構成するべき」と反論した。

秋夕連休後の16日、チェ・ギリョン支会長は任期延長のための緊急組合員総会 を公告し、機関誌で「中断している労使交渉の再開で総体的な問題を解決する。 現状況は平常時の状況ではなく、問題解決が遅れている。整理解雇と賃金団体 協議の妥結後に、一つ一つ懸案問題を解決しなければならない。中断している 労使協議で解雇者と率直に対話し、使用者側に要求して交渉する」と述べた。

同日朝、整闘委の機関誌「完全な出逢い」22号には、韓進重工業労働組合の元 支会長5人をはじめ金属労組前支部長、民主労総前慶南本部長など7人が連名で 署名した声明が掲載された。彼らは「チェ・ギリョン支会長は即刻辞任して、 労組への背信行為を中断しろ。正常な支会役員選挙に協力しろ。趙南鎬会長が 刑事処罰を免除した恩返しに賃金団体協議を献納するような策動を中断しろ」 と要求した。

整闘委のある組合員は「チェ・ギリョン執行部は、労働組合として仕事を執行 する条件ではない。すでに常執幹部のほとんどが希望退職し、今現在、残って いる人員は10人にもならない状況で、支会長選挙をして、1か月延ばすのは正し くない。本来の日程のとおりに選挙をしなければならない」と主張した。

別の組合員は「6月の行政代執行の日、解雇者がずるずると引きずり出された時、 チェ・ギリョン支会長は何をしていたか。そしてその後、会社に整理解雇撤回 のまともな案を出したのか。今になって解雇者と対話するからと任期延長をし てくれというのは、毎日何をしているのか心配になる」と憤激を放った。

▲労使政懇談会決裂宣言後の韓進重影島造船所正門[出処:韓進組合員]

また別の整闘委解雇者は「今94人の解雇者問題は、中にいる1400人の組合員も すぐに直面する問題だ。会社は今後、残る人員もさらに外注化し、非解雇者も 遠からず今のような雇用問題にぶつかることになる。それを知って現場組合員 が新しい執行部を構成し、整理解雇問題を共に解決してほしい」と述べた。

韓進整闘委は「大多浦とカンマン洞の組合員は総会を防ぐという話があって、 解雇者も厳然たる組合員なのに、労組に出入もできない状況だ。こうした状態 で総会を強行すれば、それの副作用があるだろう」とし、組合員たちは総会を 無にするかもしれないと言った。

チェ・ギリョン支会長と整闘委が互角に対抗しているなかで、19日の総会が 成功するかに関心が集まっている。

一方、チェ・ギリョン支会長は、元支会長らが出した声明は名誉毀損だとして 訴訟を提起する意向を宣伝ビラで示した。この報せに接して、16日午後、85号 クレーンではツイッターを通して「断食33日目のシン・ドンスン同志は込みあ がる怒りに耐えられず、支会長をすぐクレーンの下に連れてくるとし、手すり をつかんでもがいていました。これによりひどいストレスを受けた状態で三人 の同志がかろうじて安定させました。こうした報せに接した支会は、幹部1人が クレーンに上がりましたが、支会長にそのまま伝えろといいました。85号クレー ンは、チェ・ギリョン支会長に切にお願いします。組合員が85クレーンを極限 状況に追いやってはいけません。頼むからお願いします。任期を延長し、賃金 団体協議をまず先に妥結させようとすることは、会社が組合員を脅迫するもの で、クレーンを極端に追いやります。支会長がやってはいけません。会社が狙 うのは、まさに支会長がしようとしていることではないでしょうか? 任期内に 最善を尽くしましょう。任期内に会社が解決しなければ、労働組合も新しい陣 営を構築して闘争しなければなりません。そうすれば支会長と共に本当にがん ばった副次長たちがたとえ名誉退職をしても、また戻ってこられます。それが 支会長が少なくとも彼らにすることができる道理と見ます。これ以上、組合員 に2003年のような悲劇を再現させてはいけないのではないでしょうか?」 とい う言葉を伝えた。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-18 19:53:39 / Last modified on 2011-09-18 19:53:50 Copyright: Default

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