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全北バス交渉が難航、交錯する交渉案

21日に労使交渉予定、交渉案は調整されるか

キム・ヒョンジン記者 2011.01.19 20:03

全北バス交渉は3日間、難航が続く中で、労使交渉案をめぐり労使間できっ抗し た神経戦が続いている。

全州市内バス共同管理委員会は1月18日、文書で12日と14日の労使間の口頭合意 で一致した意見3項目(民事刑事上告訴告発取下げ、懲戒解雇撤回、対話)を基本 に「対話」をしようと労働側に要求した。共同管理委員会は続いて「全北高速 と扶安スマイル交通は委員会とは無関係」と釘を刺した。

これについて全国運輸産業労働組合民主バスのバス本部は1月12日の交渉の席で 双方がストライキ撤回のための先決課題について誠実に交渉することにし、1月 14日に開かれた交渉では、労組に修正要求案提出を要求したことで3項目(労組 認定、不当懲戒撤回および民事刑事提起撤回、誠実交渉)を骨子とする団体交渉 を19日に開くよう使用者側に要請した。

労使間の要求事項が三つであることは一致するが、その内容は全く違う展開だ。 こうした混線が起きる原因は、交渉の場ではっきりと合意内容が決まらないま ま曖昧に整理される雰囲気のためという指摘だ。民主労総全北本部の関係者は 「問題の労使口頭合意は、14日の交渉の末に出てきた使用者側要求案を議論す るという言葉が、使用者側に有利な側に解釈され、マスコミを通じて拡大解釈 されたことで膨らんだ」と主張した。

彼は「使用者側は引続き労組認定と誠実交渉の部分は否定しているが、マスコ ミのインタビューでは、まず3項目を解決して、運行を再開した後、交渉方式を 議論しようというなど、『交渉』に言及しており、すでに労組を認めている」 と、使用者側が矛盾する主張を繰り返しているという。

また交渉場では引続いて使用者側委員が必ず交渉ではなく「対話の場」だと強 調し、矛盾した主張をしていること自体が「労使が合意内容についての交渉し 署名をすることを避ける計略に過ぎない」と強調した。各事業場代表と支会の 署名入りの交渉合意より低い段階の「約束」を計算しているという分析だ。

運輸労組民主バス本部も「正当な交渉権を持つ合法的な労組として交渉を要求 した」という点を強調し「これまで要求してきた基本協約よりはるかに退いた 譲歩案を提示したのに、使用者側は受け入れられる要求案を提示しろという不 当な理由を上げている」と憤激を放った。

彼らは「使用者側が修正提案した三つとも否定し、強引に文句をつけて交渉を 拒否している」と指摘し、使用者側に市民の苦情を解消する態度を見せ、誠実 な交渉による早急な事態解決を要求した。

これに反し、キム・テクス全州市内バス共同管理委員長は「口頭で合意した3項 目(民事刑事上告訴告発取り下げ、懲戒解雇撤回、対話)を話そうと言っている のに、労組は違うことばかり言う。われわれはいつでも合意した内容で議論す る用意がある」と労組の主張を一蹴した。

一方、使用者側は19日に予定された2時の交渉の前に不参加を通知し「21日3時 に全州市ボランティアセンターで3項目(使用者側要求案)を基本に対話しよう」 と交渉日程を提案した。使用者側の要求に対しバス本部は「労使双方の要求案 はすべて交渉テーブルで議論される」とし、交渉に参加する意向を示した。 (記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-20 15:24:14 / Last modified on 2011-01-20 15:24:15 Copyright: Default

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