現代車、ドンヒオート座込み場を強制撤去

［金属労働者］警察は組合員を連行... 交渉しようと言っていたのに騙し討ち

8月8日午後3時、現代起亜車が用役警備を動員して良才洞本社前のドンヒオート 社内下請支会座込み場を強制的に撤去した。

当時、支会は本社前の歩道でテントではなくマットを敷いていた。だが会社は 自分たちの集会を妨害していると言って職員と用役警備150人を動員し、支会の 物品と床マットも強制的に奪い、現代車近くの道端に捨てるなど、暴力的に座 込み場を撤去した。

1か月近い座り込み期間を通じ、野宿座り込みに法的な問題を提起しなかった警 察は、集会妨害および不法集会などを理由として解散を命令し、用役警備に物 を奪われたまま歩道に座っていたイ・ベギュン支会長とイ・チョンウ、キム・ ジュウォン組合員の3人を強制的に連行した。連行の過程でイ・チョンウ組合員 が手首に傷を負ったと伝えられた。

特に今回の強制撤去は、支会が11日に下請け業者との無条件の対話に合意した 状態で行われ、さらにドンヒオート社内下請支会組合員の怒りをかっている。 7月22日、イ支会長が所属する下請け業者は、支会が闘争を始めてから6年で初 めて交渉を要請してきた。業者は座込み場からの撤収を交渉の条件に掲げたが、 支会がこれを拒否すると無条件の対話を要請してきた。そのため何度か文書で 時間と場所などを協議し、11日に対話が予定されていた。

支会は「現代起亜車は、表では対話に応じるふりをしているが、機会さえあれ ば解雇者の座り込みを目の前から片づけたいという内心を示した」とし「交渉 の前に労働者を騙す非常識な行為」と現代起亜車資本の態度を強く非難した。

支会は9日と10日の午後7時に良才洞本社前で現代起亜資本の暴力弾圧を糾弾す る闘争文化祭を行い、座り込みを続ける予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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