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『白玉生』化粧品を作る労働者が怒った

6日争議行為賛否投票予定、地労委調整決裂

チョン・ジェウン記者/ 2010年05月04日17時09分

漢方化粧品『白玉生』を作る井山生命工学(株)が、賃金カットと整理解雇案を 天秤にかけて労働者を構造調整するとしており、労使対立が最高潮だ。

労組は6次賃金交渉の後、忠南地方労働委員会に調整を申請して、地方労働委員 会は労使立場の違いが大きいという理由で4日に調整決裂を決定した。これで労 組は合法的な争議権を得た。労組は6日に争議行為賛否投票を行い、今後の闘争 計画を決める予定だ。

賃金削減するか? 整理解雇するか?

井山生命工学労使は、今年の賃金交渉の中で使用者側が赤字をあげて男性労働 者通常賃金25%削減、女性労働者12%削減案を持ち出した。また使用者側代表理 事の賃金カットと18人整理解雇、最終的に賃金を凍結する場合は33人整理解雇 するという計画を一方的に発表した。

これについて労組は労組団体協約により賃金交渉で構造調整は議論できないと し、使用者側の構造調整案を拒否している。

金融監督院の資料によれば、井山生命工学は2007〜2008年2年間純利益が下落、 赤字に転落した。

しかし労組は会社が赤字に転落しても井山生命工学創業者のキム・ソンニョン 氏が死亡した後、相続税を根拠に毎年株式配当率の156%にあたる25億ほどを金 氏一家に株式配当金として支給、2008年まで利益余剰金を取ったと主張した。 また使用者側が2010年初めに会社を法人分離して赤字が発生したことを構造調 整の根拠にしており、昨年12月の冷凍倉庫火災事件も『営業外費用』として 労働者整理解雇根拠に活用されていると主張した。

忠南地域労組井山生命工学支部の関係者は、「利益構造で、営業利益だけを見 れば赤字ではない。ところが使用者側は諸般の経費をあげて赤字と主張し、そ の責任を労働者に回している。」と批判した。

また井山生命工学支部によれば、労働者たちは6-7年間賃金凍結または逆に賃金 が削減されたと主張した。キム・ナムヒョ支部長の場合、会社が一方的に資格 手当てを払わず、1か月に12万ウォン、1年に120万ウォンほどの賃金が削減され てきたと言う。続いて「その当時は労組がなく、抗議もできなかった。2009年 に労組ができたが使用者側は労組を認めない態度を固守した。しかし今は労使 が団体協約を締結して、賃金交渉までしているのに、使用者側が経営責任を労 働者に回し続けているので、労使関係はさらに悪化している」と警告した。

忠南道牙山にある井山生命工学(株)は、故キム・ソンニョン氏の夫人チョ・ハ ンギョン氏が2007年5月新任会長に就任し、現在チョ・ハンギョン氏を初め子女 二人が各々24.87%、55.00%、20.13%株式を所有、100%株式を持っている。(記事 提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-05 15:51:39 / Last modified on 2010-05-05 15:51:41 Copyright: Default

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