韓国:現代車非正規職組合員が焼身 - 第1工場座込場の快癒祈願キャンドル | |||||||
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[3信]現代車非正規職組合員が焼身...生命には支障なし蔚山大学病院で応急措置後に釜山市北区のベスティアン火傷専門病院に搬送を準備中
合同取材チーム 2010.11.20 16:28
[3信]20日午後4時30分、現代車蔚山第4工場の非正規職組合員が焼 身を試み、民主労総をはじめとする指導部の緊急対策会議が進められた。今回の事件は、民主労総嶺南圏決意大会の時に発生し、事件発生後、指導部は 「これ以上発言しない」と決意大会を中断してすぐ座り込みに突入すると発表 した。 そのため約1000人の参加者は、蔚山工場正門前で座り込み状態で待機している。 金属労組のパク・ユギ委員長は「理性的に何をすべきか悩まなければならない」 とし「どう対策を立てるかの議論と共に、私たちも決意を集めよう」と話した。 また決意大会が中断した後、民主労総と金属労組、蔚山地域本部、政党などの 指導部は緊急対策会議を開き、対策作りに突入した。彼らは会議で、優先的に 支会の組合員を安定させようと議論した。そのため非正規職支会の一部の幹部 を工場に緊急に派遣して占拠座り込みをしている組合員に状況を伝え、落ち着 かせる方針だ。 民主労総のある関係者は、「現在は組合員を安定させることが一番重要だ」と し「今後の事態解決と交渉局面作りは何よりも正規職の役割が大きい」と伝えた。 一方、7時に予定されている間接雇用撤廃共同集会は、従来の方針通りに行なわ れる予定だ。だが現在、工場旧正門でたまに組合員が小競合をしている状態で、 今回の事件で使用者側との対立はさらに激化しそうだ。現在、病院に集まって いる組合員のうち、第2工場の組合員と解雇者、シート1部の組合員を除く組合 員は7時の集会に集結する予定だ。 [2信]「非正規職闘争に勝てるようぜひ助けてほしい」20日午後4時20分頃、民主労総嶺南圏決意大会の途中に焼身を試みた現代車非正 規職支会のファン・イナ(34歳、第4工場ドリーム産業所属)組合員は、生命に 支障がないという。 蔚山大病院の関係者は「顔に火傷をしている。口の周囲は3度の火傷、目の周囲 と顔は2度の火傷だという。手首の周囲は2度の火傷だ。蔚山大学病院で応急措 置をした状況で、蔚山大学病院は火傷の治療ができないので1339搬送システム に依頼をしている。釜山市北区のベスティアン火傷専門病院に移送する準備を している」と話した。 続いて「医師は今、生命には支障がないという。内臓に火が入らなかったよう だ。今話をしたが舌に火傷の痕跡はない」と明らかにした。 現代車支部のキム・ジンミョン第4工場代議員は「私の手をぎゅっと握り、非正 規職闘争に勝利できるようにぜひ助けてくれと話した」と伝えた。 現代車支部、民主労総蔚山本部、現代車非正規職支会組合員約100人が蔚山大学 病院に集結している。 ファン・イナ組合員は病院にきた第4工場の組合員に「先輩、泣くな。もう少し がんばれ。戦って絶対に勝とう。非正規職撤廃、何があっても最後まであきら めずに戦おう」と話した。 釜山市北区のベスティアン火傷専門病院に移送するために病院を出たファン・ イナ組合員は、救急車にのせられる前に組合員たちに「闘争!労働者は一つだ! 非正規職闘争勝利!」とシュプレヒコールをあげた。 ファン組合員は午後5時55分に蔚山大病院を出て、釜山のベスティアン火傷専門 病院に出発した。 [1信]現代車非正規職第4工場組合員が焼身20日午後4時20分頃、現代車蔚山工場正門前で開かれた民主労総嶺南圏決意大会 の途中、現代車非正規職支会第4工場の組合員(34歳)が舞台に上がり、からだに 火をつけた。4時32分に救急車で蔚山大学病院に運ばれた。(蔚山=蔚山労働ニュー ス、チャムセサン合同取材チーム) 翻訳/文責:安田(ゆ)
第1工場座込場の快癒祈願キャンドル焼身組合員、座込場に数回入ろうとしたが阻止された
合同取材チーム 2010.11.20 18:13
蔚山現代自動車第4工場非正規職のファン・イナ組合員の焼身の知らせが座込場 に伝えられると、組合員たちは呆然とした状態で話しができなかった。座込場 には重い空気が漂っていた。特に同じ第4工場の下請けで働いた組合員たちは、 涙を流してタバコを吸うだけだった。 第4工場の組合員が集まって座り込んでいる場所の片隅にファン・イナ組合員の 回復を祈って小さなキャンドル一本が灯っている。組合員たちはキャンドルの 前に「ファン・イナ同志!早い回復を祈ります。必ず勝って、社員証を持って 面会に行きます。闘争」というメモを付けた。 ▲4工場組合員が集まり座り込んでいる一角にファン・イナ組合員の回復を祈って一本の小さなキャンドルが灯っている。組合員たちはキャンドルの前に「ファン・イナ同志!早い回復を祈ります。必ず勝って社員証を持って面会に行きます。闘争」というメモを付けた。 「先輩、何とかして工場の中に入ります」と言ったファン・イナ組合員ファン・イナ組合員は何度も座込場に入ろうとしたが社側の統制で入れなかっ たという。ファン組合員は占拠座り込み3日目の去る水曜日(17日)の夜、お母さ んの体調がとても悪いという連絡を受けて、ファン・ホギ第4工場非正規職代表 の許しを受けて、工場の外に出た。翌木曜にファン・ホギ代表に戻るという連 絡がきたが、社側の阻止で入れなかった。ファン組合員は金曜にもまた座込場 に入ろうとして第4工場代表に電話で進入を模索したがうまくいかず、非正規職 支会の事務室で待機した。 ファン組合員がこの日、第4工場ファン・ホギ代表に電話で「先輩、何とかして 入ります」と話し、第4工場代表は「今日は入れないだろう」と話した。ファン 組合員は続いて「それでは、明朝の出勤闘争に合流してまた状況を見て入りま す」と答えた。彼が焼身する前の最後の通話だった。ファン代表は「朝の出勤 闘争に行ったのにこんな状況になった」と言葉をつげなかった。 工場内非正規職支会の執行部は知らせを聞いて、緊急組合員報告大会を開いた。 イ・サンス非正規職支会長は報告中に涙を抑えられなかった。 イ・サンス支会長は「私たちがいったいどれほどやらなければならないのか。 私たちの要求に現代資本は暴力で組合員を入れず、ここを孤立させるために全 てを遮断している。数十人の仲間を病院に、警察署に送る現代資本に今、怒り しか残っていない。われわれは生きるためにここにきた」と涙を流した。 続いて「当惑して呆然としているが、私たちがなぜここにいるのか、その理由 をもう一度、しっかり胸に刻もう。一点の動揺もなくここを死守する私たちの 姿が、まさに現代資本を圧迫する大きな武器であることを忘れないでほしい。 今この座込場の仲間を除き、全組合員はファン・イナ同志がいる病院集結指針 を下した」と明らかにした。 イ・サンス支会長は「必ず勝利して、95年に亡くなったリュ・ギヒョク烈士の 恨みをはらし、またファン・イナ同志が私たちのところに戻り、堂々とした正 規職になれるようにしっかり闘争しよう。必ず勝利しよう」と訴えた。 続いて支会は非常争対委を開き、今後の計画を議論した。支会はひとまずファ ン・イナ組合員と親しかった労働者たちを緊急に病院に連れていった。 争対委の後、各工場別に略式集会を開いた。現代車非正規職支会キム・ソンウ ク第1工場事業部代表が「必ず勝利して、このすべての責任を鄭夢九に問う」と 話してまた涙を流した。彼は涙ぐみながら「皆さん、もう涙を流しません。私 を信じて付いてきて下さい。絶対に後悔しない闘いをします。これ以上怪我を せず、人間らしく暮せる環境で人間らしく生きられるように、命を守ろう。死 なない程度に戦って、必ず正規職を勝ち取り、堂々と歩いていこう。それで人 間らしく生きよう」と訴えた。 他の組合員も「みんな死なないようにしよう。生きて必ず正規職になって見せ よう。ファン・イナ同志は危篤のお母さんがいる。必ず正規職になって、私た ちがファン同志のお母さんを見守ってやろう。必ず勝とう」と話した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-11-20 23:43:32 / Last modified on 2010-11-20 23:43:36 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |