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現代車座込場断水措置中、トイレ問題で労使の対立増幅

寝袋搬入阻止、断水、トイレ問題など座込み場内部の人権深刻

合同取材チーム 2010.11.20 10:53

現代車社側は、蔚山第1工場の占拠を6日間続けている座込み場に断水措置を取っ たと伝えられた。非正規職支会はさまざまな経路で会社側が断水措置を取って いることを確認したと発表した。これにより断水措置に続く別の局面について 座込み場内部は緊張している。

またトイレの問題が労使の対立をさらに増幅している。現在、第1工場座込み場 のトイレは一つしかない。3m x 6の大きさのトイレの中には小便器2つ、椅子式 便器2つ、水道の蛇口3つがある。また飲料水台はトイレの外に一つしかない。 このような状況で、トイレの前は終日二列の長い列ができている。トイレの列 は、朝夕の全座込者報告大会の時も減らない。一度の大便にも30分以上並ばな ければならない。途中に外で管理者の進入があってもトイレの列を作っている 座込者はおちつきを失わない。それほど問題は深刻だった。

こうしたささいな社側の対応が組合員の怒りにつながりかねない状態が11月19 日夕方に起きた。正規職労組のイ・ギョンフン支部長が直接指揮をして500個の 寝袋を持ち込もうとしたが、警備隊と衝突して阻止されたという事実が伝えら れると、非正規職は怒り始めた。『会社がここまで汚いことをするのか、では 一度やってみようじゃないか』という心情を表わし始めた。

この渦中で20日午前、トイレの使用で労使の対立が増幅した。この日の午前、 トイレの列が長くなり、正規職支部常執幹部の案内でトイレが急な座込者5人が 工場1階のトイレを使った。続いて2次で5人がまた1階トイレを使いに入ったの を見た金某第1工場長が「1階のトイレを使った人は家に帰れ」と大声を出した。 正規職代議員が『トイレぐらいでひどいじゃないか』と抗議すると、金工場長 は「ここは私の建物だ。私の許諾なく誰も使えない」と話したと伝えられた。

そのため管理者と支部幹部の間で大声が飛び交った。続いて社側は管理者100人 をトイレ周辺に配置した。座込み場入口で援護しているある正規職代議員は 「人が食べて寝て排泄できることは基本的人権なのに、こともあろうに大小便 で人を統制する。ちょっと報道してくれ」と舌を打った。

現在、座込場入口階段の周辺で、現代車正規職支部の方針で正規職の代議員と 常執幹部90人ほどが座込場を守っている。正規職支部は各事業部別に代議員5人 ずつ、約40人に各工場代表と支部常執委員など90人ほどが週末の間、ずっと座 込場入口を守る予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-20 23:39:52 / Last modified on 2010-11-20 23:39:58 Copyright: Default

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