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金属労組、KEC事態で大統領府に照準

9日に中執を開き11日に全面ストライキ指針を決定

キム・ヨンウク記者 2010.11.09 12:37

金属労組が支部長の焼身事態まで起した亀尾KEC事態を解決するために大統領府 に照準を当てている。金属労組は11月9日、光化門の政府庁舎裏門でKEC組合員 約50人と共に『KEC事態問題解決に大統領府が出ろ』と記者会見を行った。この 日の記者会見は、当初大統領府に近い清雲洞事務所前で開かれる計画だったが、 G20を控えて警察が阻止したため、政府庁舎に場所を移動した。金属労組は記者 会見が終わると、抗議書簡を大統領府請願室に提出した。

[出処:キム・ヨンウク記者]

金属労組はこの日の記者会見で「KEC事態が解決しなければ、G20開幕日に全面 ストライキをするという既存の方針を再確認する」と述べ、「大統領府が直接 KEC問題の解決に出てこい」と要求した。金属労組はまたこの日の午後2時から 中央執行委を開き、11日の全面ストライキ戦術の具体的な指針を決める計画だ。

金属労組がこのように大統領府に照準を当てているのは、KEC社側と警察の態度 のためだ。金属労組は記者会見文で「社側はこれまでおおっぴらに『労組の色 を変える』と騒いできた。9月に会社が業務に復帰した組合員と面談した時、 『政府が押しているから労組は勝てない』と背後を誇示したという証言もある」 と政府介入の情況を説明した。また「工場占拠後に仲裁に努力する野党と労働 団体に、社側が『交渉はしても要求を受け入れるな』という政府指針をあげて 事態の解決を拒否した」と主張した。

金属労組は「KEC代表理事のクァク・チョンソ会長の国政監査証人採択まで嶺南 圏のハンナラ党議員が強く反対し、政府与党の影響が強く作動しているという 疑いが提起されている」と強調した。ペ・テソン金属労組亀尾支部事務局長は、 「売り上げが3千億しかない会社でこうして工場を占拠して生産の損失が出ても がんばるのは、後に政府がいなければできない」とし「6月から大統領出身地域 の大邱、慶北地域の労組を破壊するプログラムによるものだ」と再度疑惑を提 起した。

チャ・ガンホ金属労組亀尾支部主席副支部長は「平凡な賃金団体協議なのに、 会社が職場閉鎖して労働者を会社の外に追い出したのは、賃金団体協議では有 り得ない」とし「大統領府が後にいなければ、会社にこんなことはできない。 KEC問題は政府が解決しろ」と要求した。

金属労組は「状況に変化がなければ、いかなる被害を甘んじても11日の全面ス トライキを強行し、G20を契機に韓国に集まった各国の首脳と内外の記者に韓国 政府による労働基本権のひどい弾圧を伝えるしかない」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-10 16:59:05 / Last modified on 2010-11-11 09:27:43 Copyright: Default

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