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ILO、双龍車事態に緊急介入

金属労組、人権委に緊急救済措置を申請

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2009年07月27日16時17分

双龍車事態が長期化し、占拠座り込み労働者たちの基本的人権が侵害されてい るという主張が続いている。

ILO(国際労働機構)は7月23日、政府に書信を送り、双龍車事態への憂慮を示し た。この書信はILOの双龍車事態緊急介入によるもので、ILOはITUC(国際労総) と国際金属労連(IMF)の要請一日後に書信を発送した。

ILOは書信で労働部長官に「拡大する暴力事態の深刻性に深い憂慮を示し、労組 活動家への市民的自由と人権への深刻な侵害だという点を明らかにする。警察 の公権力使用を自制して、ストライキ労働者の基本的人権を十分に尊重するよ うに指示しなければならない」とした。ILOは政府に「書信に提起された問題に 対する立場を明らかにしてほしい」と要請した。

民主労総は7月27日、ILOの書信を公開して「今回の書簡は通常の外交話法より 強力な表現だ」と述べた。しかし李永煕(イ・ヨンヒ)労働部長官はこの日の記 者懇談会で、座り込み中の双龍車労働者に「会社が破産しても最後まで行く姿 勢は間違いだ。理念闘争がある」と批判した。

金属労組、「敵軍にも食物と医薬品は提供」

金属労組と民主労総は7月27日、国家人権委員会に双龍車座り込み労働者の人権 侵害に対する緊急救済措置を申請した。緊急救済措置申込書で「被害者が直ち に救済されなければ実効性がなく、患者の救済が遅れれば元に戻せない状況が 起きる」と書いた。

[出処:メディア忠清]

双龍車使用者側は、公権力投入が本格化した7月20日からストライキをしている 双龍車に対して水と食物、ガスを切った。金属労組双龍車支部は断水などによ り、排せつも難しいと明らかにしている。

7月22日には塗装工場の消火栓の電力供給さえ遮断し、火災が発生すれば内部で 対応できない状況だ。

双龍車労働者のストライキが67日目になり、患者も増えている。人道主義実践 医師協議会は、7月12日の医療陣訪問当時、診療希望人員が200人を上回ったと 明らかにした。

メディア忠清は、糖尿の薬も飲めない座り込み労働者の足が腐りつつあると報 道した。しかし警察と使用者側は20日から医療支援団の出入はもちろん、医薬 品の搬入も遮断している。22日には医薬品を渡そうとした医師が警察に連行さ れた。

金属労組と民主労総は「ジュネーブ協約も、敵軍に食べ物と医薬品を提供する ことを規定している。警察の封鎖行為で座り込み労働者が監獄に閉じ込められ た既決囚のように監視され、自由を制限されている」と主張した。

人権団体も27日に記者会見で、人権委員会が双龍車事態に積極的な措置を取る よう要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-07-30 00:22:21 / Last modified on 2009-07-30 00:22:22 Copyright: Default

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