韓国:双竜自動者労働者への国家権力の犯罪行為を直ちに止めろ | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
犯罪行為は常にその代価を払う[寄稿]双竜自動者労働者への国家権力の犯罪行為を直ちに止めろ
キム・ヨンス(慶尚大)/ 2009年06月23日16時53分
時局宣言が全国を覆っている。民主主義を破壊して国家の職務遺棄をする李明 博政権への批判だ。あまりにも多くの血で育った民主主義が一瞬で崩れるのを 見てばかりいられない残念さだ。しかし宣言はただ宣言に過ぎないのか。宣言 は何の力もないもので置き換えられるのか。粘りの戦略で数百万のキャンドルも 消した李明博政権は、時局宣言をまったく無視している。 龍山で、カトリック司祭団がハンスト闘争をしても、平沢で双竜自動車労働者 たちが玉砕ストライキをしても、ただ彼らだけの問題であるかのように放置し ている。いや、警察と用役を前に立てて、国民の目と耳を防ぐのに汲々として いる。北朝鮮の核問題と経済危機のためには、民主主義も国民の権利も制限で きるという発想だ。国民の生命と安全は後まわしだ。ただ資本の危機を克服す るための道を開くだけだ。 李明博政権は国民への国家権力の役割と機能を遺棄している。国民への職務遺 棄が栄える。国家の犯罪行為だけが乱舞する。龍山虐殺の責任者はなく、被害 者だけがいる。龍山虐殺の犠牲者は150日以上冷凍庫に閉じ込められ、葬儀さえ 拘束されている。双竜自動車の労働者は玉砕ストライキで工場に閉じ込められ ている。李明博政権は国民の生命と安全をすべて警察国家と土建国家の力で閉 じてしまった。国民はいらついている。安らかに休息を取るどころか自由に息 もできない。通りに出れば警察にいらいらさせられ、散歩に出ればブルドーザー にいらいらさせられる。 ▲双龍車家族労働者が政府の公的資金投入を主張してソウルで行った三歩一拜が警察に遮られた。 李明博政権は経済危機を克服する2つの戦略を取っている。一つは資本の道を整 えることで、もう一つは労働者、民衆の道を防ぐことだ。資本の道は非正規職 労働者を量産したり、労働者の権利を後退させる政策だ。労働者が失業者に追 いやられても、李明博政権は知らないふりをする。知らないふりをするどころ か労使問題という名分で、整理解雇を助長している。 双竜自動車の問題は、決して労使の問題ではない。法的管理に入った以上、双 竜自動車問題は私的資本と労働者の関係に置き換えられない。双竜自動車はす でに国家が管理する会社だ。国民の生命と安全を責任を取る義務が国家に付与 された以上、李明博政権は双竜自動車労働者の生命と安全に責任を持たなけれ ばならない。国家の基本的義務だ。国家が労働者の生命と安全のために整理解 雇を撤回すべき理由だ。会社を正常化し、労働者に労働の権利を保障すべき 理由だ。 李明博政権が、あるいは法院を国家機構ではないと判断しているのではないか。 会社は国家が管理しながら、労働者の雇用問題は労使問題だなんて。労働者を 整理解雇して、会社を私的資本に売り払おうと強情を張る。ごり押しも最高水 準だ。ストライキ労働者の破壊のために警察を動員する理由も、国家の会社を 保護しようとしているのではないのか! 李明博政権は、労働者の権利を好きに料理している。苦ければ吐き出し、甘け れば飲み込む。国家機関の情報要員は水を得た魚のように労働組合の活動にま で関与する。労働者の権利はどこに行ったかわからなくなった。李明博政権は 労働者に対し、職務遺棄という犯罪行為をしている。本当に李明博政権と資本 は経済危機を恐れているようだ。経済危機を克服するためにファシズムに回帰 しているのだ。 ▲家族対策委を防いで立った警察兵力 ▲国民世論調査の結果79%の国民は双龍車ストライキへの警察兵力投入に反対した。 労働者・民衆の道をふさぐ戦略はさらに見苦しい。李明博政権は昔、婚家暮ら しをさせた姑と同じだ。国民はただ嫁ぎ先の嫁であり続けなければならない。 目をとじて3年、耳をふさいで3年、そして口を防いで3年を過ごさなければなら なかった、権威主義的で家父長的な支配が復活した。労働者・民衆の要求に対 応する戦略がそうだ。 警察は李明博政権の戦略を、車両とぴかぴかのヘルメットと軍靴で、労働者・ 民衆の道をふさいでいる。2009年6月は、なぜか1987年6月とよく似ている。そ の道を行こうとする国民は、仮借なく警察のバスにのせられる。電車のすべて の扉は警察が封鎖している。地上に出ることさえ防いでいる。1987年6月は、デ モで捕ると警察バスにのせられた。今はキャンドルを持った瞬間、軍靴に踏み にじられる。自分の道を行くと抗議するだけでものせられる。ソウル広場に座 り、文化公演を楽しんでものせられる。 資本の道を開くために、李明博政権は土建事業で経済危機を克服できると壮語 する。李明博大統領は韓米首脳会談を終えて帰国した。北朝鮮の核問題と経済 危機に共同で対処しようという韓米同盟をまた確認したと、凱旋将軍のように 堂々としている。李明博大統領は会談の期間中ずっと米国言論の焦点になった。 米国のマスコミは、李明博大統領こそ韓国のブルドーザーでありグレー(gray) ニューディール政策を進め、経済危機を克服すると見た。オバマ米国大統領の グリーン(green)ニューディール政策と較べて評価された。恐らく1920-30年代、 世界的な経済恐慌をテネシー川の開発で米国経済の危機を克服したニューディー ル政策を遠回しに語ったのだろう。 この報せに接した瞬間、李明博大統領をグレーニューディール政策と表現した 米国ジャーナリストに賛辞を送った。辞書的な意味ではグレーは灰色あるいは ネズミ色という意味だが、読者はコンクリート以外に多くのことを連想しても 余りあっただろう。 李明博政権は2009年6月8日、4大河川生かす総合計画を確定して発表した。本当 に李明博大統領のリーダーシップである。建設現場の労働者が一番聞くのを嫌 う言葉の一つである「ドカタ」という言葉を使わざるをえない。建設労働者を さげすもうとするのではない。大運河建設を4大河川生かすで設計図面だけを変 えて、韓半島(朝鮮半島)全体を掘り返すというドカタ什長のリーダーシップに 敬意を示すためだ。 李明博大統領が清渓川の水を味わったからか。李明博大統領はただ4大河川の水 の味に固執している。もちろんその費用は約22兆ウォンの税金で充当するとい う。建設事業が本来の予算より30%程度をさらに必要だという時に、4大河川の 水の味は約30兆に近い費用だ。国民を無視するなら、これぐらいはしなければ ならない。いい加減では逆に国民に無視されるのが常だから。建設に無知蒙昧 な国民を支配しなければならないという傍若無人戦略だ。 李明博大統領のドカタ什長リーダーシップは、今韓国を二つの国家に分けた。 一つは警察国家で、もうひとつは土建国家だ。警察の保護の下にブルドーザー とコンクリートに酒を注いだ京仁運河発隊式の告辞。警察はこれから4大河川生 かす告辞のために東奔西走するだろう。警察は光化門、龍山、平沢から、全国 の4大河川に走って行く。ドカタ什長リーダーシップのグレーニューディール政 策のためにだ。 犯罪行為は常にその代価を払う。次の国会議員補欠選挙や大統領選挙でハンナ ラ党が敗北することを代価だと考えるのなら、大きな誤算だ。政権が変わった 時、何人かが監獄に行くことでは終わらない。 労働者、民衆は通りに追い出される悲しみを怒りに変えることができる。国家 権力の詐欺行為を見て、もう我慢しない。資本主義体制を乗り越える力を持っ ている。まさに国家の犯罪行為を犯した勢力に要求する労働者・民衆の懲罰だ。 ▲平沢工場は毎晩、労働者と連帯隊伍のキャンドルで埋まる。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-06-25 23:33:32 / Last modified on 2009-06-25 23:33:34 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |