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運輸労組「闘争本部を建設して全面闘争」

中央委員会、運輸労組労組設立返戻対応議論

アン・ボヨン記者 coon@jinbo.net / 2009年04月29日20時16分

運輸労組は29日午後2時に公共運輸連盟会議室で中央委員会を開き、李明博政権 の労組弾圧に正面から対応する「闘争本部-争議対策委員会」を建設し、全面ス トライキを含む強度が高い戦いを進めることに決めた。

▲運輸労組中央委員会

運輸労組中央委員会は、労働部の運輸労組、建設労組労組設立返戻など「労組 弾圧への産別的対応と民主労総および運輸労組傘下の業種本部の闘争が本格化 する時点で、単一の闘争のために指揮体系が必要だという判断」により闘争本 部の建設を決めたと発表した。

チョ・サンス事務局長は「創立以後、最も苦しい時期、運輸労組3年目だが、現 場がしっかり産別として根を下ろせず、まだ運輸労組組織建設の経路に現場と の合意を作れない状況で、運輸労組への弾圧が強行されている。中央委員が中 心を捉えて運輸労組を死守し発展させなければならない」と話した。

運輸労組は労働部の「運輸労組、建設労組の労組設立返戻の動き」は労組の組 織的な死活にかかわるので、最大限これを知らせて全面ストライキなどすべて の方案を動員して戦う立場だ。運輸労組はまず闘争本部を建設し、時期を考慮 してこれを争議対策委員会に転換する計画だ。労組規約では争議行為は在籍組 合員の過半数の賛成が必要なので、闘争本部が争議対策委員会に転換するには 組合員のストライキ賛否投票をして臨時代議員大会を開いて決めなければなら ない。

これに伴い運輸労組は5月23日、業種本部地域支部長までが参加する大規模拡大 幹部決意大会を開き「組合員ストライキ賛否投票推進および全面ストライキを 含む総力闘争方案」を決める。組合員総投票でストライキが決定すれば、時期 は運輸労組労組設立返戻が予想される6月末7月初めぐらいになるだろう。

運輸労組は労組設立返戻を阻止する戦いが運輸労組に限る事案ではないだけに、 運輸労組労組設立返戻措置が決定すれば民主労総と公共運輸連盟に各労組の 「労組設立申告証自主返却」を提案し、戦いを全面化することにし、彼らと共 同の闘争を作る計画だと発表した。

運輸労組は労組設立取り消しが差し迫った5〜6月に「闘争本部体系に突入、5月 1日のメーデー闘争と指導部全国巡回、世論化作業などの闘争を本格化させ、労 組弾圧粉砕だけでなく業種別要求も共に結合して戦い抜く」ことを骨子とする 5〜6月闘争計画案も通過させた。

一方、この日の中央委員会では、空港港湾運送本部東方支部の懲戒委員会再審 要請により、再審の議論をした。席にはイ・サンギュ空港港湾運送本部長とキ ム・ガンフェ東方支部長が出て短く釈明した。

空港港湾運送本部が昨年10月16日の臨時代議員大会で「義務金長期未納、各種 会議不参加」などの理由で東方支部除名を決定し、これに上級団体の運輸労組 は昨年12月11日「権利停止1年」の懲戒を決めた。これに対して東方支部は運輸 労組に再審を要請した。

キム・ガンフェ東方支部長は「空港港湾運送本部が2005年から組合費を不当に 使って会計監査をきちんと受けないなど、何回も問題があった。そのため問題 を提起したが、きちんとした真相調査も謝罪もなく、それに対する抗議として 組合費の納付をせず、組合費を運輸労組に直接納付することもした。義務金の 滞納は遺憾だが、懲戒措置は不適切」とし、再審申請理由を説明した。

中央委員会は3回の会議中断などで苦心しながらの討論の末、「再審は保留して 東方支部には組合費完納を勧告、運送本部には次期中央委員会で事案の誤りを 認めて再発防止を約束すること」を注文した。再審要請による懲戒撤回の有無 は次の中央委員会会議ですることにした。

この日、運輸労組中央委員会は成員53人中約30人余りが参加し、この間の主な 会議の結果と特殊雇用労働基本権特別対策チーム会議などを報告し、争議基金 使用承認と号俸票改正の件などを議論した。中央委員会は5時間ほど進行、7時 頃に会議を終えた。

建設協会と生コン連合会など14の建設業者団体と経済人総連は、昨年10月に 「労働関係調整法相勤労者に当たらない生コン、ダンプ、貨物労働者が全国建 設労組と運輸労組に加入していて、労組法に違反している」という陳情書を労 働部に提出、これについて労働部が設立申告証返戻を言及し、運輸労組に自律 是正を命令した。

民主労総は2月に記者会見を行い「労働部はすでに申告畢証を受けて活動してき た運輸労組と建設労組に返戻云々するのは、労働権の死角地帯にある特殊雇用 労働者の労働者性を否定するばかりか、産別労組を破壊して民主労総を弾圧し ようとする策略」とし、総力闘争を宣言した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-05-03 18:20:59 / Last modified on 2009-05-15 02:53:06 Copyright: Default

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