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「1人デモと共に法的対応も準備しています」

[インタビュー]尾浦造船現場労働者闘争委員会キム・ソクチン議長

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2009年04月13日14時42分

ヨンイン企業労働者の復職を要求して始まった4か月間の尾浦闘争が終わった今の現場の状況は?

一言で微動もできない。社内での現場活動家への監視、メディア行動が深刻で、 団体協約と規約に基づいて発行した現場組織のチラシまで労務管理者と御用勢 力が一緒になって防いでいる。その上、社内では広報物の配布ができないので、 社外の地域で広報物を配布しようとしても、会社の労務管理者たちが出てきて 監視したり、写真採証をする中で御用勢力が集団で広報物を暴力的に奪い取り、 配布も妨害している。

組合員が集団で居住するアパートの入口で配布しようとしても、組合員の夫人 たちが集団的に追い出され、広報物を破ったり会社を誹謗する広報物だと言っ て自分たちが暮すアパートに配布するなと抗議する。

現場対策委が解散した後の現場組織活動家の現場活動はどうか?

3つの現場組織の活動家が会社と労働組合から重懲戒と警告懲戒を受けている。 4か月の闘争の過程で投身、拘束、テロ、重懲戒などを味わい、活動家の精神的・ 肉体的疲労は相当だろう。現場3組織がまたしっかり団結するには少し時間が必 要なようだ。

1.23合意違反の核心事項を説明してくれ。

今回の闘争の核心的な要求は、ヨンイン企業労働者の早急な復職だった。合意 書で会社自らが誤りを認め、ヨンイン企業の労働者を正規職として復職させた。 事実はこのとおりだが、現場活動家を懲戒するなどとんでもないことで、協約 書の1項は懲戒する場合、警告以上の懲戒はできないと明記してある。これは、 尾浦造船、現代重工業、民主労総蔚山地域本部が結んだ合意書と協約書に違反 している。

現代重工業、尾浦造船の合意書、協約書違反と労働組合の現場組織活動家の重懲戒に、合意主体である民主労総蔚山地域本部はどう対応しているか?

民主労総蔚山地域本部は、尾浦造船の現場活動家懲戒に応分の責任を問う対応 をしていくという立場を明らかにしている。労働組合の懲戒には民主労総地域 本部の運営委員会が決議して尾浦造船労働組合に現場活動家懲戒撤回を勧告し たが、内政干渉を理由に拒絶されたという。蔚山地域本部は合意書・協約書が 履行されるように最善を尽くすといっている。

尾浦闘争支援対策委と資本の危機転嫁と戦う共同闘争本部が毎週木曜日に1.23合意の履行を要求する集会を開催しているが、合意書違反に対する現在の具体的実践闘争はどう進んでいるのか?

地対委と共闘本は尾浦造船と労働組合の現場組織活動家懲戒撤回を要求する集 会を毎週木曜日に東区地域ですることにした。尾浦造船現場組織では1人デモが 全てだ。だが近い将来、現場組織と十分に議論し、合意書・協約書がきちんと 守られるまで断固として闘争する決意を集める。今回の合意書、協約書がぜひ 守られるべき理由は、まさに民主労総蔚山地域本部の地位を守り、連帯闘争の 運動の気風をたてるためだ。さらに労使が結んだ合意精神はどんな場合でも毀 損できないように原則を立てるためだ。

今後の闘争計画を明らかにしてくれ。

現代重工業と現代尾浦造船の最大株主で実質的オーナーである鄭夢準国会議員 が直接合意書・協約書を履行するよう要求する1人デモを当分続ける。だが最終 的にわれわれの要求が受け入れられなければ、△現代尾浦造船に対し不当懲戒無 効化訴訟、△現代重工業に対して2009年1月17日深夜の警備隊テロル関連民事・ 刑事訴訟、△尾浦造船労働組合に対し不当懲戒無効化訴訟と組合員権利維持仮処 分訴訟などの法的対応も共にしていく。

最後に言いたいことは?

闘争をしようとする者は方法を探し、闘争を回避しようと思う者は口実を探す という。どんな犠牲と苦痛が伴っても、今回の闘争の主体の現場活動家として 退くことなく合意書・協約書が履行されるまで闘う。現場と地域の仲間たちの 積極的な支持と連帯をお願いする。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-04-21 17:22:28 / Last modified on 2009-04-21 17:22:29 Copyright: Default

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