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国立オペラ合唱団は出て行って純福音財団に入れ

解雇後の雇用発表に「まず解雇撤回」

アン・ポヨン記者 coon@jinbo.net / 2009年02月17日15時35分

国立オペラ団が合唱団解散後の新しい雇用として提示した社会的企業が「分か ちあいと喜び(純福音財団)」であることが明らかになった。2月17日午前11時に 開かれた4次交渉でこうした内容が国立オペラ合唱団に伝えられた。

しかし公共労組国立オペラ合唱団支部は「どの企業かは重要な問題ではない。 信頼がなくなった今、最善の道は解雇を撤回して原点から議論しなおすこと」 とし、本来の立場を明言した。

国立オペラ合唱団支部と使用者側との交渉は、2月17日午後12時頃に終わった。 労組とオペラ団、文観部はこの日の午後3時から文化観光部国立芸術団体公演芸 術課長が参加した中で3者交渉に入った。

文観部は「互いに一歩ずつ譲歩しろ。そうすれば交渉が進むのではないか」と し、国立オペラ合唱団が要求する常任化問題にはよくわからないとしつつも 「常任化問題は、国立オペラ団の理事と財政企画部でまず予算問題を決めなけ ればならない」と述べた。これに対して国立オペラ合唱団支部は「むしろ文観 部が常任化を推進する主体だ。国立オペラ合唱団が7年間運営され、公演してい るのを知りつつ、今まで無責任であり続けた」と批判した。

国立オペラ合唱団支部は「団長が参加する本交渉がある2月19日まで、国立オペ ラ団の誠実な回答がなければ今回の事態の共同責任者である文観部を対象に闘 う」と伝えた。

コソンジン前国立オペラ団常任指揮者はチャムセサンとインタビューで「国立 オペラ合唱団は、国内唯一のオペラ合唱団であり、オペラ合唱に合わせて7年間 磨きあげた最高の商品だ。これをなくそうとするイ・ソヨン団長は自分が非常 に愚かなことをしているということを知らなければならない」と説明した。 (以下インタビュー全文)

国立オペラ合唱団支部は2月20日夕方に芸術の殿堂前で帰途の市民にキャンドル 音楽会を開き、今回の事態を知らせる予定だ。

"国立オペラ合唱団は最高の商品"
[インタビュー]コ・ソンジン前国立オペラ合唱団常任指揮者

国立オペラ合唱団の解雇通知より前に常任団員を解約したと聞いた。どうなるのか?

国立オペラ団の常任団員は、指揮者、演出、舞台監督、美術監督、固定声楽家 3人、ピアニストの8人だ。常任団員は普通1年または3年単位で契約するが、い つも年末に再契約する。2008年に契約が満了する時点で、イ・ソヨン団長がも う再契約をしないと通知した。イ・ソヨン団長は団員制を廃止するのではなく、 運営方式を変化させるだけだと言ったが、事実上の解雇だった。

前団長は常任団員として公演した。年末になれば当然再契約だと考えた。それ が実際に公演の質を高める。安定的に研究、練習することができるから。しか しイ・ソヨン団長は演出家養成だけにまい進するといって、結局常任団員は 全員解雇され、国立の名前にふさわしくない演出家を連れてきて公演している。

国立組織の協力を根拠に国立オペラ合唱団を解雇通知した。どう思うか?

国立三団体(国立合唱団、国立オペラ団、国立バレー団)を合わせろという話は 何年も前からあった話だ。実際に一緒にしようとしたことがあるが、その当時 (2006年)文化観光部長官(キム・ミョンゴン)が任命され、なかったことになった。

国立オペラ合唱団は、あらゆる役割を果たした。せざるをえない条件でもあっ た。その当時、国立合唱団はコンサート専門合唱団としての役割があった。国 立合唱団が公演数をこなせず、国立オペラ合唱団を作ったのだ。国立オペラ合 唱団がなければオペラ公演をするのは難しい状況であったということだ。

国立合唱団、国立オペラ合唱団、今までうまく役割を分担してきた。だからイ・ ソヨン団長の話は説得力がない。何年か前から提起されていた問題なのに、条 件が急変しない限り、突然国立オペラ合唱団を解散するのは話にならない。

イ・ソヨン団長赴任して7か月ほどになる。評価してほしい

7か月、私が考えるには失敗だと見る。なぜならオペラは舞台美術と演出と合唱 などがよく調和することでいい作品が完成するが、演出だけを重視すればそれ 以外がだめになる。(イ・ソヨン団長は常任団員を解約する根拠として演出家 を育成するという理由を上げた)

例えば年末公演のフィガロの結婚も、客席占有率は国立オペラ合唱団の半分の 水準にも至らず、評価も良くなかった。オペラの間で出て行って、チケットを 返してくれという観客もあったと聞く。

国立オペラ合唱団の評価をお願いする

国立オペラ合唱団はオペラ公演においては名実共に合唱団だ。国立オペラ合唱 団があるから国立オペラ公演が質的な完成度が高まったというのが大まかな評 価だ。

オペラ合唱だけを見れば、ボリューム、演技力などで、国立オペラ合唱団は他 のどんな合唱団より優秀だ。

チョン・ミョンフン先生も立派な合唱団だと評価し、この間のトゥーランドッ トの公演の時、国立合唱団と国立オペラ合唱団が一緒にやったが、その当時、 指揮者だったモランディ(イタリア)が「国立合唱団はあってもなくても同じだ。 国立オペラ合唱団は歌唱力、ボリューム、演技力、どれを見ても最高だ」と評 価した。歌唱力、ボリューム、演技力はオペラ合唱の生命で、これを7年間磨き あげ、最高の実力を作ったのだ。

言わば、7年かけて最高の商品を作っておきながら、愚かなイ・ソヨン監督がな くそうとしている。これは話にならない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-02-22 05:07:21 / Last modified on 2009-02-22 05:07:23 Copyright: Default

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