アリアンツ生命労組委員長に拘束令状発行

事務金融連盟「李明博、外国投資企業アリアンツのストが邪魔か」

使用者側の一方的な賃金体系変更に反発して、100日以上ストライキをしている 全国事務金融連盟アリアンツ生命支部のジェ・ジョンギュ委員長などに検察が 拘束令状を発行した。

事務金融連盟は今日(5月9日)午前11時、ソウル南部地方法院の前で記者会見し て今回の事態を批判した。今回拘束令状が発行されたアリアンツ生命支部の ジェ・ジョンギュ委員長とキム・ジェソク組合員は、会社から業務妨害の疑い を指定され、会社の申請が8日、裁判所に受け入れられた。

▲事務金融連盟は9日南部地方法院前で記者会見し、アリアンツ生命支部拘束令状発給を糾弾した。［出処:全国事務金融労働組合連盟］

今回のジェ・ジョンギュ委員長とキム・ジェソク組合員の拘束令状発給事件は、 3月に李永煕(イ・ヨンヒ)労働部長官が「アリアンツ生命保険のストライキに参 加する支店長は、労働組合加入対象ではない」と話し、民弁など法曹界の大き な反発を呼んだ後で、「李永煕労働部長官に続き検察、法院も露骨に労使関係 に介入し、会社側を助けている」という批判に直面した。

アリアンツ生命支部が合法的に争議行為の組合員賛否投票をし、100日以上スト ライキを続けているが、検察は日常的な争議申告として申告された合法集会な どをすべて不法と規定し、南部地方裁判所は自主的に出頭して調査を受けた ジェ・ジョンギュ委員長に「事案が重大で逃走の恐れがある」と判断して論議 になっている。

事務金融連盟はこれに対して「17億ウォンの不法政治資金提供疑惑を受けてい るヤン・ジョンレ親朴連帯比例代表当選者の母には逃走の恐れがないと拘束令 状を棄却した法院が、無力な労働者には拘束令状を乱発している」と皮肉った。

また「外資誘致だけが生きる道だと叫ぶ李明博政権の政策基調下で、外国投資 企業であるアリアンツ生命の労働組合ストライキは目の上のたんこぶ」とし、 「アリアンツの使用者を保護するために彼らを拘束した」と指摘した。「円満 妥結のために一切の暴力行為を控えて最大限平和に闘争しており、交渉にも誠 実に応じている状況での委員長拘束は、ストライキ隊伍を瓦解させる術策」と 主張した。

事務金融連盟はこの日の記者会見で「李明博政権はジェ・ジョンギュ委員長と キム・ジェソク組合員の即刻釈放だけが事態の早期解決の唯一の道」とし、 彼らの拘束を強く糾弾した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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