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「警察がキリュン電子前の暴力事態を助長」

人権団体連席会議、「警察の日に民衆に棒なのか」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年10月21日11時11分

10月15日に続き、20日にも金属労組キリュン電子分会の座込み場で、会社と用 役職員による暴力事態が起き、市民社会団体は驚きに耐えない。

全国41の人権労働社会団体で構成された人権団体連席会議は今日午前10時30分、 ソウル市西大門区ミグン洞の警察庁前で記者会見を行い、前日のキリュン電子 前の集団暴行事態を警察が黙認、ほう助したと主張した。

キリュン電子は10月20日午前、組合員とキリュン共対委、市民が申告された集 会である出勤闘争をしていたとき、スピーカーでこれを妨害しながら、対立を 誘発、キリュン共対委のソン・ギョンドン執行委員長と組合員に暴言を吐いて 無差別に殴り、問題になった。この過程で傷を負った1人が応急室に運ばれ、キ リュン電子キム・ソヨン分会長が望楼の上で抗議する事態まで行われたが、現 場にいた警官は何の措置も取らなかったことがわかった。

人権団体連席会議は「会社の暴力蛮行よりさらに驚くべきことは、救社隊と用 役チンピラ数十人が集団暴行をしている間、警察は傍観していたこと」とし、 「さらに強く抗議する市民を盾で殴り、連行さえした」と主張した。「『警察 はじっとしているから暴力をふるってもいい』という認識を使用者側に植え付 けて、事実上暴力をほう助、助長した」という。

また今日(10月21日)は警察の日だという点を上げて「民主警察人権警察に新ら しく出ることを約束する日なのに、われわれはオ・チョンス庁長が指揮する警 察は信頼できない」とし「独裁警察、資本警察の姿で一貫する警察を、警察の 日をむかえて強く糾弾する」と明らかにした。

これらの団体は記者会見で、△キリュン電子前の暴力蛮行をほう助、助長して市 民を暴行連行した点を即刻謝罪、△イム・グッピン警察署長をはじめ、責任者を 選んで強力に処罰、△救社隊と用役チンピラ拘束捜査、△再発防止対策用意、△オ・ チョンス庁長退陣を要求した。

キリュン電子前暴力状況日誌

10月15日

午前5時頃
使用者側がコンテナ車両で工場装備を搬出。これを組合員と市民が阻止しよう とすると、用役と救社隊が暴言と暴行で組合員と市民を引き出す。

朝7時頃
キリュン電子前の座込み場テントの中に人がいたのに、救社隊と用役警備が強 制撤去する。この過程で組合員と市民を外部の警備員が暴行しながら引き出す。 この過程でキム・ソヨン分会長が外部の警備員に暴行されて失神、病院に入院 する。カラーTVとコノルニュースの記者も外部の警備員に暴行される。現場に 出動した警察は、外部の警備員の暴力と不法行為をほう助した。市民が警察に 対して外部の警備員の暴力を制止するよう要求すると、後で告訴しろと言って 傍観する。

現行警備業法上、外部の警備員が人に直接物理力を行使するのは不法で、警察 は警備会社を監督する義務がある。警察は犯罪を制止する義務があるのに外部 の警備員の暴力を傍観した。

以後も午後まで3回以上用役チンピラと救社隊の暴力があり、警察の黙認、ほう 助は続いた。

10月20日

07:30頃

集会申告された出勤闘争集会を始めようとしていた。3年間集会申告をして実施。
朝出勤闘争する女性労働者と市民に向かって会社側の救社隊が大音量のスピー カーなどで集会を妨害する。当時組合員は10数人に過ぎなかった。それで当時、 現場にいた人々(キリュン共対委ソン・ギョンドン執行委員長など)は、合法的 な集会を妨害する会社側のスピーカー使用を中止するよう要請する。警察官が 用役の隊長と会っている間、さらにスピーカーを大きくして妨害、これに女性 2人が抗議する。すると、用役が『XX女、X一緒にできない、家でX洗え』など の性的暴言。
ソン・ギョンドンなど数人が用役の隊長に抗議、用役の隊長は『お前、こっち にこい、ぶっ殺す』と言って前にいた3人を会社の中に引き入れようとする。 これに組合員たちが後からつかまえて力比べをしている間、3〜7人程度(オ某、 シン某、ソン某、その他)が暴行される。
この時、特に用役チンピラがオ某を会社の中に引きこみ、集団殴打する。鼻骨 が折れ、歯一本が欠け、2本が揺れる。これらの加害用役を警察が連行して行く。
シン某、ソン・ギョンドンが用役チンピラから暴行される。

16:30頃
キリュン、警察などに対する抗議集会を開催する。組合員たちが望楼を設置し ようとすると、救社隊が出てきて組合員、市民に暴行。あっという間に望楼が でき、警官が阻止線を張る。この過程でソウル南部法律センターのムン・ジェ フン所長をはじめ、2〜3人と一部組合員、市民が殴られる。この過程で金属労 組のペ某氏が負傷、1人は救急車で移動する。

19:10
民弁のチョヨンソン弁護士が現場に到着、当時警察が駐車場側の人々を下に押 し続ける状況で、警察の隊列で50人ほどの学生、市民が孤立する。

20:00
市民、組合員と警察が激突を続ける。一部の市民を連行。チョヨンソン弁護士 が担当警察官に連行者との面会を要請するが拒否され、特に救社隊と用役が会 社の中への進入を防ぎ、悪口と嘲笑の言葉などを言う。市民の連行に抗議する ソン・ギョンドンなどが連行される。

20:30
民主労働党のホン・ヒドク議員が現場に到着、チョ弁護士が現場にいる警察署 長にまた弁護人面会を要請するが、事実上拒否して逃げる。追いかけて、面会 要請の意思を示すと、署長は連行された人がその時警察署に移動したと話した が、ソン・ギョンドンと通話した結果、会社内の闘警察車にいた。そのため面 会を要求したが答えない。移動。民弁イ・グァンチョル弁護士到着

21:00
民主労働党のイ・ジョンヒ議員到着。弁護士たちが警察署長と会い、面会を要 請し続ける。

21:30
警察がエアマットを設置。警察がはしご車を近くに移動しようとする。これに 市民、組合員たちが反対して激突する。髪が長い男性が連行される。連行者計 12人。

22:00
連行者たちが金川警察署に移動、連行者は会社内の戦闘警察車から外の警察の 車に移動しており、金川警察署に移動。

22:30
用役+救社隊が警察と交代する。警察が現場を掌握し、暴力的に市民を押し出す。

[整理:人権団体連席会議]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-10-22 10:05:37 / Last modified on 2008-10-22 10:05:38 Copyright: Default

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