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「ナムムンス同志の自決は会社の労働弾圧に抵抗する最後の闘争」

民主労総蔚山本部、 「『烈士呼称』は生き残った者たちの基本の礼儀」

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2006年09月08日18時16分

9月1日、管理者の労働弾圧を暴露する遺書を残して自殺した現代車ナムムンス 組合員の死について、民主労総蔚山本部は声明書で「ナムムンス同志の自殺は 会社の労働弾圧に抵抗した最後の闘争だ」とし「故人の死を無駄にしないよう に努力する」と述べた。

蔚山本部は「韓国の労働者は非正規職だけではなく相対的に安定した地位であ る正規職労働者も命をかけなければならない程の苦痛が存在する。だが非正規 職の苦痛があまり大きく、正規職の問題は一方で見過ごされてきた」とし、 「ナムムンス組合員は現代自動車に過労死で、労働弾圧で死んでいく労働貴族 が存在するということを天下に暴露して、たった一つの命を惜しみなく捧げた」 と主張した。

続いて「現代自動車での労働者の雇用転換配置の葛藤と労働柔軟性の問題は、 何十年にもなる古い課題」とし「現代精工に入社し、研究所で働いていたが、 現代自動車との会社統合の過程で雇用を失い、生産職に転換配置されたナムム ンス組合員の経歴が今日の死を代弁している」と強調した。

現代精工労組副委員長にまでなった彼が、言われるままにすることを拒否して、 6年ほど団体協約を死守、抵抗して闘った。だが、一方的に高年労働者に事務 室待機を命令し、管理者が仕事を奪う過程で空しく崩れる自尊心を守るため、 自殺を選択したという。

蔚山本部は、ナムムンス組合員の烈士叙勲問題ついて「公式機構で決める」と いう現代車労組の立場について「現代車労組と労働者が間違った判断を下すこ となく、きっと烈士と確定されることを信じて疑わない」と明らかにした。

「労組幹部生活をして、過去の経歴に救社隊などの反労働者的行為がなかった ということが確認され、故人が死を迎え、世の中に最後に残ることは遺書によっ て労働弾圧による抵抗なら、慣例によって烈士の呼称は生き残った者にとって 基本的な礼儀に属する」とし、早く現代車労組が決定して烈士論争の混乱を終 わらせるよう要求した。

続いて「現代車労組はいつからか『烈士を烈士と呼びたがらない』という批判 を耳にした労働者としてのアイデンティティーが疑問に思われてはならない」 とし「昨年、現代車労組はリュギヒョク烈士についても『烈士』という呼称を めぐり混乱を起こしたが、今回だけは故人への礼儀に外れないようにしよう」 と再度強調した。(チョンギエ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-11 01:31:13 / Last modified on 2006-09-11 01:31:13 Copyright: Default

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