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女性組合員腹部に足蹴り、妊産婦に暴言

政府外郭機関、 病院などの公共機関で女性労働者への弾圧が深刻

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年07月27日17時56分

ストライキをはじめとする争議行為中の公共機関労働組合に対し、使用側が女 性組合員への性的な暴言と暴行の事例が多数現れたことで衝撃を与えている。

公共機関代表の女性労働者への暴言、殴打

7月14日、セグ誠心病院のある女性組合員は、この病院のソ某院長から「ブタ をさっさとつついて、あの小娘をすぐ引き出せ」という暴言を吐いた。妊娠6 か月目の妊産婦であるこの組合員は、暴言による衝撃で切迫流産疑症と診断さ れ病暇を申請した。しかし病院側は文書で「妊娠中とは知らなかった、言語暴 力に事実と異なる部分がある」と主張した。

公共機関としては最長期間に属する180日以上ストライキを行っている科学技 術労組韓国産業技術評価院支部では、6月28日に院長がピケデモをしていた女 性組合員に悪口と共に足で蹴る事件が起きた。ユンギョウォン産業技術評価院 長が廊下でピケを持っていた女性組合員の腹部を足で蹴飛ばしたのである。被 害者は現在病院で傷害診断を受け、産婦人科検査と治療を受けている。

この他にも建設エンジニアリング労組マニョン支部が徹夜で座り込みをしてい たときに朴某代表理事が組合員に向かって悪口をあびせ、女性組合員に向かっ ては性器を指し示す卑俗語を吐くという言語性暴力をふるった。民主連合労組 坡州分会でも、交渉委員の女性組合員が使用側の管理者数人により暴行された が、逆に被害者が3ケ月の出勤停止の懲戒を受けるなどの弾圧があった。

「女性社会活動拡大をうんぬんせず、機関長を交替させろ」

7月27日、記者会見でこうしたケースを公表した公共連盟は、「社会的弱者で ある女性組合員に対して集中的に暴力を行使するこれらの使用者の前近代的な 態度は、これ以上見過ごせない蛮行と判断し、今回の記者会見で彼らの行動を 暴露して再発防止のための自己救済策の用意に入る」と宣言した。

また、「これらの機関の実質的な使用者である地方自治体と保健福祉部、産業 資源部などの政府官庁は、表面的に女性の社会活動拡大政策を言う以前に自分 たちが天下りで送ったこれらの組織のトップを即刻交替させるべきだ」と主張 した。

公共連盟は、女性労働者弾圧の事実の証拠を動画と録音で一部確保し、これを 根拠として国家人権委員会などに該当事業場を提訴する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-30 00:49:29 / Last modified on 2006-07-30 00:49:30 Copyright: Default

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