本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:「労働者を敵対視する政権と資本は長続きしない」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1154185642379St...
Status: published
View


「労働者を敵対視する政権と資本は長続きしない」

民主労働党、 浦項製鉄事態関連の政府の態度を批判

チョンヨンジン記者 jeremi20@jinbo.net / 2006年07月25日14時55分

盧武鉉政府の自主解散勧告で21日未明に座り込みを解いた浦項プラント労組に 対し、政府は指導部58人全員、および座り込みに参加した2500人の組合員全員 に刑事処罰する方針をおろした。

民主労働党はこれに対して即刻声明を出し「拘束された浦項プラント組合員 58人を釈放しろ」と要求した。

政府、「軍事独裁時代よりきびしいあくらつな拘束弾圧」

パクヨンジン報道官は、「偶発的な座り込みと自主的に解散を受け入れた組合 に対して、こういうあくらつな拘束弾圧の乱発はやりすぎだ」と政府の決定に 抗議した。

今回の決定は、労働関連の単一事件では史上最大の拘束者数だ。軍事独裁政権 時期の90年、現代重工業のゴリアテクレーン座り込みで発生した拘束者数32人 より何と26人も多い。昨年蔚山プラント労組の76日間のストライキ期間中に 発生した拘束者数47人よりも多い。

パクヨンジン報道官は「参与政府下で軍事独裁時代よりきびしい労働者の拘束」 が形成されているのは「(政府が)非正規労組と労働者を分断し、国際投機資本 と財閥の利益だけを保障」しているということを見せると批判した。

それと共に「搾取の連鎖の頂点にある財閥元請社」の不法多段階下請けと労使 関係の隠蔽、請負単価削減による労働者搾取などは無視し続ける政府を批判下。 それ以外に浦項プラント労組の闘争期間中、公安機関が参加する関係機関対策 会議が招集されたのは「労働者が持つ憲法上の労働三権を抑圧する処置」だと 政府を強く批判した。

民主労働党は「既存の法律も労働者に不利だが、その適用までが偏向的で、資 本と権力が思いのままに振り回す刃」になっていると批判し、「このような法 と体制はもう必要ない」、「この事態を決して座視しない」と警告した。

「無能な植物労働部、存在価値がない」

一方、これに先立ってムンソンヒョン代表も浦項製鉄事態について、労働部の 態度を叱責した。「労働部長官が事態を解決すべき時は現れず、事態が終わっ た後に現れてひとこと言うのは労働部長官の態度ではない」と批判した。

イサンス労働部長官は労働者の占拠座り込み中、「不法には厳しい処断」、 「強制鎮圧」を口にして、ストライキが終わった後に代替人材投入の不法を調 べ、不法多段階下請け問題を是正するように努力すると発言したことがある。

ムンソンヒョン代表は「こうした長官の態度は、事後の無駄な努力であり、労 働部がなぜ必要なのかを理解しない残念な態度」、「労働部をまったく植物労 働部にした」と指摘した。

政府の暴圧に主官庁の労働部の無能がからみ、労働者に責任を負うどころか、 「拘束」という極限の状況に追い込んでいる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-30 00:07:22 / Last modified on 2006-07-30 00:07:22 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について