韓国:縄跳びのために東亜日報を占拠した労働者 | |
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縄跳びのために東亜日報を占拠した労働者[長期闘争! けりをつけよう!!](6) - 長期闘争労働者に涙を流させるな オドヨプ記者 odol@jinbo.net / 2006年07月14日0時28分 12日の明け方に連絡がきた。窓の外を見ると闇の中に豪雨が降っている。地下 鉄の光化門駅に行った。表情が普通ではない。午前9時を少し過ぎ、東亜日報 社に向かってどっと走る。うっかり一緒に上がっていった。 先週、城山大橋と麻浦大橋で奇襲宣伝戦をしたように、屋上から垂れ幕を降ろ すことができた。休むことなく降り注ぐ雨に打たれながらシュプレヒコールを あげる。屋上で写真を撮り、建物の下で写真を撮るため、出入り口に向かった。 どういうことだ? 準備してきた鉄板をネジ釘で出入り口に打ち込んで塞いでい るではないか? 長期闘争事業場の労働者たちは、東亜日報社一民美術館屋上占拠座り込みに入っ た。「拘束を覚悟して来ました。こうでもして叫ばなければ他に方法がありま せん」と、豪雨の中でシュプレヒコールをあげる。 12日、東亜日報社屋上で 屋上の下には占拠の知らせを聞いて駆け付けた労働者たちが、全身で抵抗しな がら警察に連行されている。連行の過程を見守る占拠座り込み者のシュプレヒ コールの声は震えている。今、彼らの顔に流れているのは雨の水だけではない。 「労働者の涙を拭う…」といいながら、現政権の労働政策を批判する。拘束を 覚悟して上がってきた長期闘争事業場労働者の涙を考えた。労働者の涙は誰が 拭ってくれるのだろう? 政府だろうか? 13日午前、民主労総事務室を訪ねた。昨日屋上で会った労働者たちが一人二人 と集まってくる。何の用事かと尋ねても返事がない。何かあるようなのだが。 しばらく後でその疑問は解けた。 13日、民主労総で 民主労総17次中央執行委員会午前会議が中断される頃に、傍聴席に座っていた 長期闘争労働者の1人が発言を要請する。チョジュノ民主労総委員長は、会議 の中断を宣言した後に発言機会を与えた。 労働者の発言は次の通りだ。非正規長期闘争事業場が共同闘争をした背景と闘 争の過程を紹介した。そして東亜日報占拠座り込みを計画することになった動 機を話した。座込み場の下に連帯しにきた労働者137人が連行され、座込み場 の鎮圧が切迫し、民主労総に支援を要請すめたるに、12日のFTA阻止のための 労働者事前集会場に行った。緊迫した状況を知らせる発言機会を要請した。だ が、民主労総の幹部は長期闘争事業場労働者の要求を握りつぶした。 民主労総のある幹部が「おかしな人がきて、隊伍整備を妨害している」と話し たという。某連盟首席副委員長は占拠座り込みの知らせを聞いて、民主労総の ある執行局幹部と会い、状況を議論しに行った。その幹部は「なぜそこ(東亜 日報社屋上)に上がったのに、縄跳びしに上がったのか?」といった。 縄跳びしに占拠座り込み 民主労総の担当者たちは、上級団体に報告されていない闘争だから知らないと いったことに対して長期闘争事業場労働者たちは怒り、縄跳びしに行ったのか という皮肉に耐えられず、民主労総を訪ねてきたのだ。 報告が終わり、民主労総幹部が答弁のためにマイクを持つ。事務総局の幹部た ちは少ない人員で熱心に働く。何度も拘束されて戦ってきた人だ。民主労総も 知らせを聞いて、可能な措置を取った。長期闘争事業場を担当しているある幹 部は占拠の知らせを聞き、自身の胸に大釘を打ち込む闘争をしたといった。 「東亜日報占拠は担当者の胸に大釘を打ち込む闘争だった」。しばらく言葉の 意味を理解できず迷った。長期闘争事業場労働者の戦いに参加できずに胸が痛 かったと解釈すべきなのか? 戸惑う。 民主労総担当者の胸に大釘を打ち込む 長期闘争事業場労働者たちが占拠座り込みに入る前、民主労総の担当者と会っ た。ある種の闘争を準備していると伝えた。この話を聞いた担当者は「民主労 総闘争スケジュール(12日FTA阻止)があるのに、どういうつもりか?」と言った。 参加できずにつらかったとは思えない。 チョジュノ委員長が収拾に出た。多分合意されていない闘争を展開して、責任 者として瞬間的に失言をしたようだ。縄跳びと言った連盟首席もいつもよく不 適切な表現をする。興奮していたと思ってほしい。 だが収拾できなかった。民主労総と協議しない闘争はしないといっているのか、 これがどうして単純な失言かという抗議が続いた。 「民主労総とは事前に協議しない。局面(闘争)を作ろうといえば力量がない、 時期に合わないと、いつも拒否された。他に方法がなく、自分達で決めてしな ければならなかった。闘争すると言うと邪魔されるかと思い、(民主労総担当 者に)言えなかった。話すたびにカットされた」。 話すたびにカット チョジュノ委員長は、長期闘争事業場労働者の声を十分に認め、内容を調べて 真相を調べるといった。適切な措置を取ると約束した。また、今から総連盟と 一緒にやることを長期闘争事業場労働者に要請した。いつも長期闘争事業場の 問題の解決を優先して努力するといった。 いくつかの矛盾と疑問点は残る。一緒に闘争したい気持は、誰が一番切実だろ う? 失言ということでやり過ごせないのは、谷がとても深いからではないだろ うか? 事前に協議しなければ闘争をしてはいけないのか? 瞬間的な失言だった のだろうか? その後、中央執行委の場で議論して対策を立てるというのだから、 民主労総が賢明に解決するだろうと思う。 長期闘争事業場の問題は、民主労総執行局がすべての責任を一手に引き受ける 問題ではない。各地域本部と各連盟も共に悩み、反省しなければならない。長 期闘争事業場の労働者も、もちろん全てをうまくやったとは思わない。 読み間違えると、問題の本質が消え、非難として残るかもしれない。恥ずかし い話と、分裂をあおる話だ。だが民主労総の歴史性と長所は、隠すことではな く、暴きだして解決する力にある。労働者の涙を拭えない現政権にお願いをす るのではなく、労働者自らが拭って立ち上がる力が民主労総にあるためだ。 労働者の涙は労働者が拭おう 今日、なぜ民主労総にきたのかときいたとき、ごまかした労働者の顔が思い浮 かぶ。後から罵倒するのではなく、公開で話せる民主労総があるのが希望だ。 残念だが、民主労総と一緒にやろうとする気持ちの発露だろう。 7つの長期闘争事業場の名で配られた要求書の一番最後には、「荒っぽい表現 に了解を求めます」という文句がある。今から民主労総が涙を拭うより、まず 労働者の涙を流さないようにしなければなるまい。 チョジュノ委員長と即席で対話をする間、涙声で話しながら、多くの組合員が 涙を流していた。多くの闘争の現場で流す涙より、何倍も苦い。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2006-07-20 05:16:20 / Last modified on 2006-07-20 05:16:21 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |