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「私たちは今日も『ストライキ日記』を書きます」

KTX乗務員、 ストライキ中の手記を集めた文集発刊

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年07月13日18時02分

康錦実市長候補キャンプ座り込み9日目。(...)外を見ると戦闘警察が下の階に マットレスを敷いているのが目に入る。(...)あさって大統領が帰国するので とにかく今日はなんとしてもことをおこさなければいけない。婦人警官が上がっ て何人にもならないが、戦闘警察がもう一方の扉に押しかける。(...) みん な一生懸命に足で蹴った。しかしスクラムを組んだ状態であれほど多くの戦闘 警察と、4、5 人ずつ引き離そうとする婦人警官にはかなわなかった。悲鳴、 泣き声、婦人警官のなだめる声... 修羅場になった。絶対泣かないと念を押し て、唇をかんだ。

まともに暮したいと叫んでも集団利己主義だ、たくさん金を稼いで大いに食お うとする、ただで公社の正規職を勝ち取ろうとしているという冷たい視線だけ が私達を押さえ付けた。その蔑視がくやしくて、自分の足で出ていけない。だ から引き出すなら、いくらでも引き出してみろと力いっぱい抵抗した。

犬を引きずり出すように私を引っぱる婦人警官と小競合いをした。だがくやし かった。くやしくてたまらない。私はあきらめたくない。(...) 「私の何が悪 いのか! 私たちの何が悪いのか!」 -KTX乗務員文集〈あなたたちを希望の名で 記憶する〉から、朴ギョンミ氏の文抜粋

〈あなたたちを希望の名で記憶する〉、鉄道労組KTX列車乗務支部著作/労働漫画ネットワークの絵/民族文学作家会議自由実践委員会構成

5ケ月の間ストライキ闘争を続けているKTX乗務員がストライキの期間に書いた 文章を集めて〈あなたたちを希望の名で記憶する〉という題名の文集を発刊し、 話題になっている。

民族文化作家会議自由実践委員会が構成し、労働漫画ネットワークが挿絵を入 れたこの文集は、KTX乗務員がストライキ闘争の過程で起きたことを詩、随筆、 手紙文の形式で記録した文が含まれている。

「ストライキ日記」、「暗いトンネルを私たちは歩いてきた」、「待つより完 ぺきなものはない」という副題がついた1部から3部までは、KTX乗務員がスト ライキの途中に連行され、留置場に行ったこと、両親と友人に送った手紙、李 哲鉄道公社社長やハンミョンスク総理に送った文、同僚と同志愛を感じていく 過程、ストライキ闘争の正当性を感じ、また意思を確かめ合う文などを記録し て、あたかも肉声を聞くように生き生き叙述されている。

第4部の「あの星の光」にはペクムサン氏などの文人が、KTX乗務員の闘争を素 材に詩と随筆などを執筆してのせた。

KTX支部は「この本は百日以上のストライキで、国民の権利と人間の権利を、 労働者の権利を放棄しないともがくKTX乗務員の生き生きした生活の哀歓が含 まれている」という所感を明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-20 05:13:28 / Last modified on 2006-07-20 05:13:29 Copyright: Default

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