KTX乗務員150余人がKTX観光レジャーで抗議座り込み

「混乱で汚された乗務員の 新規採用を中断しろ」

チェイニ記者 flyhigh＠jinbo.net

23日午後2時頃KTX乗務員150余人がKTX観光レジャー事務室を抗議訪問した。

ストライキ23日目を迎えるソウル/釜山KTX列車乗務支部が23日午後2時頃、 KTX観光レジャー事務室を抗議訪問した。

KTX観光レジャーは23日からKTX乗務員新規願書の受け付けを始めた。KTX支部 の組合員150余人がKTX観光レジャー事務室を占拠して座り込みをしながら「新 規採用中断」と「関係者面談」を要求したが、KTX観光レジャーの職員は無返 答だった。KTX乗務員は4時間ほどの間座り込みを行い、KTX観光レジャーの建 物の前で集会を開き、自主的に解散した。

KTX支部は声明書で「3月22日、監査院の監査結果の発表で、不十分な運営によ る事業妥当性の再検討、売却対象と指定された会社がこれ見よがしに新規者の 採用をはじめた」と批判し「鉄道公社が3月14日の記者会見で、4月1日に新規 採用をすると発表したのに、期間を一週間以上操り上げたばかりか、3月22日 には24日から願書を受付ると公示しておきながら、また23日に採用公告と同時 に願書を受け付けるなど、とうてい納得できない混乱過程を経ている」と抗議 した。

合わせてKTX観光レジャーは、前職・現職のセマウル号およびKTX乗務員を対象 とする特別採用で願書を出した応募者の願書をすでに受け付けたものと見なす と発表したかと思えば、採用規模も200人から150人に行ったり来たりするなど、 論議をかもしている。

KTX支部は声明書で「鉄道公社とKTX観光レジャーの乗務員新規採用手続きを即 刻中断しろ」と要求して「鉄道公社とKTX観光レジャー間のあらゆる特典の是 非で汚されたこれまでの疑惑に乗務員採用過程の混乱、ストライキ中のKTX乗 務員全員虐殺の汚名を被りたくなければ、すぐ乗務員との対話をはじめろ」と 要求した。

KTX乗務員新規採用中断と関係者面談を要求して座り込みをしている組合員

鉄道流通、2次解雇協議通知文を発送

一方、鉄道流通は「乗務事業廃止による経営上の解雇協議2次通知」をKTX支部 に発送した。5月15日付で乗務事業を終了すると明らかにした鉄道流通は、 △事業移管関連の経営上の解雇必要性と解雇回避方案選定基準などの協議、 △新委託社の人材採用計画情報提供などを案件に、3月28日に協議するよう要請 した。

鉄道流通は解雇協議通知文で「早期に自主的に代表者を選任し、参加すること を願い、今回も協議ができなければ個々の乗務員と協議したいので、必ず参加 して下さい」と書いている。鉄道流通はこのような解雇協議通知文と共にEメー ルに「KTX観光レジャー採用案内文」を貼付し、ストライキ中の乗務員のひん しゅくを買った。

2006年03月23日18時32分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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