「民衆総決起は、韓米FTA中断宣布式に」

22日に100万抗争宣言 農畜水産非常対策委員会記者会見

チョスビン記者/ 2006年11月22日12時00分

「労働基本権争奪!社会二極化解消!韓米FTA阻止!汎国民総決起大会」を前にし て、韓米FTA農畜水産非常対策委員会(農対委)は全国9つの市道庁で20万人規模 の韓米FTA阻止国民総決起を宣言した。農対委は22日の午前10時30分、ソウル の世宗文化会館で「100万抗争宣言」記者会見を開き、「400万農水畜産人が今、 この瞬間にも遠くに済州から嶺南、湖南、忠清、京畿、江原まで全国津々浦々 から農業破綻交渉、農民抹殺交渉、経済隷属交渉の韓米FTA交渉を必ず阻止す るという覚悟で、力強い意志で道庁に集結している」とし「盧武鉉政府は民心 をはっきり知り、今すぐにでも韓米FTA交渉中断を宣言しろ」と警告した。

ソウル、京畿など9つの道庁で、午後2時に全国同時多発「民生破綻・労働基本 権抹殺、盧武鉉政権審判! 戦争威嚇・韓米FTA強要、米国反対! 民衆総決起地 域別決意大会」を開催する。決意大会で、農畜水産人は韓米FTA阻止汎国民運 動本部とともに、行政自治部による韓米FTA反対団体への支援禁止の方針に反 対し、韓米FTA締結に反対する立場を明らかにし、韓米FTA阻止に立ち上がる。 これと同時に22日から市道庁の前でテント座り込みを行い、23日から24日まで 農機などを利用した車輌デモとキャンドルデモを行う。また1週間後の29日と 来月6日「韓米FTA阻止第二、第三次総決起」を続けざまに開催する予定だ。

「総決起は結局勝利の宣布式になるだろう」

農民連合のチョン・ジェドン常任代表は開会の挨拶で「各界各層が何回も韓米 FTA反対に立ち向かう理由は、『すべての分野の構造調整』を防ぐため」とし、 「今日の総決起は、結局民衆の闘争によって韓米FTAを阻止できるという勝利 の宣布式になる」と話した。

韓中FTAは準備段階に突入しているが、韓牛協会のソ・ジョンヒ会長は「農畜 水産人は、韓中FTAも絶対に阻止する」とし「政府は民衆の闘争を考えて、今 すぐにも打ち切れ」と警告した。またソ・ジョンヒ会長は政府が韓米FTA広報 のために新聞の紙面にまで影響力を及ぼしているという最近の言論報道に対し て「言論報道が広告に変質するのを見た」とし「民衆は闘争で韓米FTAが阻止 できると信じて戦っている。世論形成に莫大な影響を及ぼすだけに正しく報道 しなければならない」と要請した。

全国農民会総連盟のムン・ギョンシク議長は「盧武鉉政権は詐欺政権」と断言、 「韓国の民衆は、任期が終わっても盧武鉉政権を許せないだろう。韓米FTAを 即刻中断しなければ、盧武鉉政権退陣を要求する闘争になる」と声を高めた。

韓国女性農民会のホ・キオク会長は「農業をやめない農民の声を政府が無視す べきではない」と、これからの民衆総決起が政府に向けた最後の警告であるこ とを想起させた。

一方、この日、農対委は記者会見文で「情勢はわれわれに有利になっている。 時代は農畜水産人の強力な団結闘争を要求している」とし「400万農畜水産人 は、今日の闘争を始めとして総団結・総蜂起で韓米FTAを防ぎ、民族農業を守っ て民族自尊を守る歴史的な使命に総進軍しよう」と農畜水産人の国民総決起へ の参加を訴えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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